山東省の李鳳英さん 不当監禁中に迫害され重体
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 【明慧日本2023年8月19日】山東省日照市五蓮県の法輪功学習者・李鳳英さん(51)は2022年10月10日、警官に身柄を拘束され、今年5月8日、県裁判所に懲役8年、罰金2万元(約40万円)の不当な判決を宣告された。8月8日、衰弱した李さんは山東省女子刑務所に移送された。情報筋によると、李さんは重体に陥り、現在斉魯病院に搬送され、家族は李さんの安否を心配しているという。

 李さんは以前、乳腺癌など多種の病気を患い、病気治療のため、貯金を使い切ってしまい、何度も死ぬことを考えたが、幼い娘のために生き残った。その後、友人の紹介で2011年に法輪功を学び始め、すべての病気が完治した。健康を取り戻した李さんは積極的に寝たきり生活の義母の面倒を見始めた。長年の親孝行は周りの人に称賛され、義母は李さんが拘禁されてから20数日後に他界した。

 李さんは自ら法輪功から恩恵を受けたことをより多くの人に伝え続けた。2022年10月10日、李さんと他の学習者・鄭允美さんは五蓮県の縁日で法輪功の素晴らしさを伝えた際、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報され、身柄を拘束された。その後、警官は李さんと鄭さん宅に行き、法輪功の関連書籍、プリンター、ノートパソコン、法輪功の文言が書かれたカレンダーなどの私物を押収した。警官はさらに、学習者・王世花さん、王洪武さん、放浪生活中の濰坊市出身の楊明珍さんの身柄を拘束した。5人は取り調べられ、日照市留置場で拘禁された。

 今年4月28日、五蓮県裁判所は5人に対して裁判を開き、6時間近く続けた。法廷で弁護士2人は無罪弁護をし、検察が提出したいわゆる証拠は罪名と関係がないこと、警官は無許可で学習者の自宅を侵入し、押収品リストなどの記録が矛盾していること、当事者に対して脅迫行為があったことなどを指摘した。

 5月8日、県裁判所は再び5人に対して開廷した。裁判官は弁護士の法律に基づいた弁護を無視し、次のような実刑判決を言い渡した。李鳳英さんは懲役8年、罰金2万元(約40万円)、王洪武さんは懲役4年6カ月、罰金8千元(約16万円)、楊明珍さんは懲役4年、罰金1万元(約20万円)、鄭允美さんは懲役4年、罰金8千元(約16万円)、王世花さんは懲役1年6カ月、罰金5千元(約10万円)。

 李さんは日照市留置場で10カ月間迫害された結果、体は衰弱し痩せこけていた。8月8日、警官は山東省女子刑務所に移送した。現在、李さんは斉魯病院で入院中である。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/17/464286.html)
 
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