広東省の李順華さん、不当判決を受け控訴するも棄却
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 【明慧日本2023年8月20日】広東省茂名市(もめいし)在住の法輪功学習者・李順華さん(83歳女性)は2月28日、茂南区裁判所に懲役1年、罰金3,000元の不当判決を言い渡された。李さんは上訴したが、6月5日、中級裁判所は李さんに対する原判決を維持する判決を下した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 李さんは法輪功を実践する前に、関節リウマチ、変形した関節、腎炎、心臓病、心筋梗塞、メニエール症候群、坐骨神経、五十肩など、多くの重篤な病気を患っていた。李さんはあまりの苦痛の中で暮らしていたため、イライラして耐えられなくなるほどだった。 1995 年 5 月、55 歳の李さんは法輪功を始めてから、運命が変わった。李さんの持病は 6 カ月以内に完治した。李さんはまた、法輪功の「真・善・忍」の理念に従うことで、自分の性格を改善し、家族との緊張した関係を修復することも学んだ。

 迫害が始まった後も、李さんは自分の信仰に決して揺るぎがなかった。李さんは過去20年以上、法輪功を修煉したとして何度も連行された。李さんは、拘禁されていないときでも、当局からの嫌がらせを受けていた。

 近年、茂南区610弁公室の警官らが頻繁に李さんの家を訪れ、法輪功を放棄することを約束するさまざまな声明文に署名するよう李さんに命じた。李さんは従うことを拒否し、法輪功がどのようにして李さんの健康を回復し、より良い人間に変えたかを彼らに話した。李さんは自分のような法輪功学習者への迫害をやめるよう訴えた。しかし、2020年に、彼らは最終的に李さんを連行した。

 李さんは2020年10月23日に自宅で前路派出所の10人以上の警官らに連行された。李さんの法輪功の書籍と資料も押収された。警察は派出所で李さんを尋問し、脅迫した。茂南区610弁公室の警官も李さんに法輪功を放棄させようとした。しかし、李さんは応じず、連行から数時間後に茂名市第一拘置所に連行された。翌日の健康診断で、李さんは高血圧と重篤な心臓疾患があることが判明した。李さんは2020年10月26日夜に保釈された。

 警察は1年後の2021年11月19日に李さんの保釈を居住監視に変更した。

 李さんは2021年12月27日、茂南区裁判所に出廷した。検察官は李さんの主張に反論したが、李さんの2人の弁護士は李さんに代わって無罪の申し立てを行った。

 李さんは2022年5月17日に保釈されたが、2023年2月28日に不法な逮捕が許可された。

 李さんは2023年2月28日、茂南区裁判所に懲役1年の不当判決と3,000元の罰金を言い渡された。警察に脅迫された李さんの息子と娘は、李さんへの支持を示すために裁判所へ行く勇気がなかった。

 李さんは判決を不服として上訴したが、6月5日、中級裁判所は李さんに対する原判決を維持する判決を下した。李さんの訴えが却下された後に、息子と娘が李さんに会った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/15/463003.html)
 
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