【明慧日本2023年8月20日】チェコ・スロバキア法輪大法修煉体験交流会(法会)が8月6日スロバキアの首都ブラチスラバで開催され、ヨーロッパの多くの国の法輪功学習者(以下、学習者)が参加した。
スロバキア語とチェコ語を主要言語として開かれたこの法会では、ベトナム語の同時通訳も行われた。午前10時から午後4時まで、スロバキアとチェコの14人の学習者は、各自の環境とプロジェクトの中で真、善、忍に従い内に向けて探し、観念を改めて執著を取り除き、法輪大法によって心身が向上し恩恵を受けた修煉過程を分かち合った。
チェコスロバキア法輪大法修煉体験交流会の様子 |
迫害の実態を伝えるメディア企業に職を求める中で、損得に淡々とする
スロバキア出身のウラジミールさんは、迫害の実態を伝えるメディア企業に履歴書を提出し、正式採用されるまでの経験をこのように語った。「2018年の前半、私は迫害の実態を伝えるメディア企業から求人に関するメールを受け取りました。フルタイムの仕事をしていたので、当初、私はあまり気にしていませんでした。その後、そのような企業で働くことは素晴らしい機会であり、大きな栄耀でもあると気づき、応募することにしました」
ウラジミールさんはメディア企業で働く準備のために仕事を辞めた。しかし、彼の願書がなかなか受理されない不測の事態が起きて、彼は一連の心身両面の試練を受けた。
「政府に雇用助成金を申請するとき、私は役所の登録簿から外されました。つまり、私は国から助成金を受けられず、自腹を切って社会保険料と健康保険を支払わなければなりません。最初は気を落としましたが、内に向けて探した結果、私は自分に損得にこだわる執着があることに気がつきました」
「『これは私への試練ではないか? 常にもらうべきで失ってはダメというのはあり得るのか? 自分の利益のために国の助成金を使っていいのだろうか?』と考えた後、私は1日たりとも国の助成金を使うべきではなく、国に借りを作ってはならないと思いました。そこで、私は冷静にこの結果を受け入れ、保険料を支払いました」
ウラジーミルさんは、毎日12時間働かなければならないパートタイムの仕事を見つけた。日々疲れ果てている中、ウラジミールさんは常に強い信念を持ち、仕事をきちんとこなしつつ、メディア企業に勤める機会を探し続けた。最終的にテレビ局に採用されたとき、彼は自分が本当にこの職位を獲得したと感じた。なぜなら、一定の修煉状態に達して初めてこの仕事に適任だと言えるからだ。
ウラジミールさんは、心身両面の困難を克服したこの時期を自分を磨く機会として捉え、それまでに気づかなかった執着を見つけた。この試練によって、彼は修煉中の不足を発見し、最終的に人心を放下し、関をスムーズに乗り越えた。
新しい青年学習者、大学入試の準備過程での修煉体験
3年前に法輪大法を修煉し始めたスロバキア出身の新しい学習者バルボラさんは、大学入試の準備過程での修煉体験を分かち合った。
以前のバルボラさんは、長時間勉強しても成績が振るわない生徒は怠け者か、或いはまともに勉強していなかっただけだと考え、そういう人たちを見下していた。なぜなら、勉強は彼女にとって簡単なことだからだ。グループワークで他の生徒の仕事が少なくなり、代わりに自分がもっと多くの仕事をしないといけなくなると、彼女はすぐに腹を立ててしまう。
しかしその後、バルボラさん自身も同じ状況に置かれてしまい、そこで初めて他人を見下す心が間違いであることに気づいたという。「他人がどんなことを経験しているかを知らなかったため、私は『真』に符合していませんでした。他人を理解しサポートせず、代わりにあげつらい、批評していて、『善』にも符合していませんでした。さらに我慢できず、他人が仕事を自分に投げつけていると思い、『忍』も実践できずにいました」
学法を通じて、バルボラさんはこう認識したという。「他の生徒が何をしようと、修煉者である自分はまず『真・善・忍』に従って他人を思いやり、損得に心を悩ますべきではない」
あるとき、バルボラさんは静態図を描くのに苦労していて、アトリエの先生にこう助言されたという。「あなたは間違った角度から見ている。もっと高い次元から、つまり自分を正しい位置に置けば、それに向き合うことができる」
この言葉にバルボラさんは考えさせられた。「困難に立ち向かおうとしなければ、困難がより大きくなることに気づきました。正しいことだけをし、背負うべきものなら背負おうと思うならば、何がそんなに難しいでしょうか? 私は自分が勉強の過程で修煉することができ、うまくやり遂げることもできると信じていました。問題を自分より大きなものとして見るのをやめ、着実に修煉することに磨きをかけてから、問題もそれほど難しいものではなくなりました」
裏口入学をしなければ合格する可能性が低いと誰もが言っていたにもかかわらず、バルボラさんは最終的に希望の大学に入学できた。この経験を通して、彼女は正しいことをするときの力を周囲に示すことができた。
神韻公演を手伝う中で不足を見つけ、さらに精進する
チェコ共和国出身のギャビーさんは、神韻公演期間中、バックステージでアイロン掛けと洗濯チームの協調人を務めた経験を話した。
手伝う過程で、彼女は神韻チームの雄大さ、純粋さ、調和と協力性を感じ、神韻がより高い次元での「浄土」の意味を教えてくれたという。そこで、彼女は自身の多くの欠点、たとえば利己主義、ちっぽけな利益への貪り、忍耐力の欠如、先見の明がないなどを見つけた。
ギャビーさんは、この経験によって視野が開かれ、時間が待ってくれないので、もっと精進しなければならないことも悟ったという。
自分をよく修め、より多くの人が真相を知ることを手伝う
スロバキア出身のマリアンナさんは、アメリカに長く住んでいても、共産主義の考え方がまだ自分の思想の中に残っていることに気づき、修煉によってそれらの思想と長い間身についた悪い習慣を少しずつ取り除いた経験を分かち合った。
スロバキア出身のスラブカさんは家庭の試練での修煉体験を語った。婚姻の危機に見舞われた後、彼女は自分をよく修め、執着を放下すべきことに気づいた。不思議なことに、自分が向上してから、すべての状況が好転した。
法会では、多くの学習者は法を得た経緯、および大法を修煉することによって生活に転機が訪れたことについて話した。何人かの学習者は、後天的に学んだ考え方を放棄し、未知への恐怖心を捨て、各種の悪癖を手放してから、より積極的に周囲の人を助けたくなったと語った。