【明慧日本2023年8月22日】遼寧省大連市の法輪功学習者・王玉和さん(82歳女性)は、法輪功を実践しているため3年間の不当な懲役刑を受け、拘禁中に拷問を受けた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
今年6月14日に王さんの娘である法輪功学習者・孫彩燕さんが面会に遼寧省女子刑務所第11監区を訪れたとき、王さんはサイズが全然合わない大きな靴を履いていた。王さんが歩くのが困難になっているのを見てショックを受けたという。王さんは娘に、時間内に食事を完食しなかったため罰を受けたと話した。看守は10分で面会を終了させた。
遼寧省大連市の王さんは2014年7月21日に娘とともに連行された。 王さんは保釈されたが、孫さんは沙河口区(さかこうく)裁判所から懲役3年3カ月の不当な判決を受けた。
王さんの娘である孫さんが遼寧省女子刑務所に連行された翌日の2015年7月1日、王さんは同じ法廷で懲役3年の不当な判決を受けた。刑務所への連行を避けるため、王さんはその後3年間放浪生活を余儀なくされた。2018年に王さんが帰宅すると、警察が絶えずやって来て王さんと家族に嫌がらせをした。
孫さんの夫である法輪功学習者・郭琪さんは大連労働教養所で残酷な拷問を受けるなどの繰り返し迫害された。郭さんは2021年6月15日、この世を去った。享年51歳。
2015年に王さんに判決を下した裁判官はすでに退職していたが、後任の裁判官は郭さんの死後間もなく、王さんを再び拘留するよう警察に命じた。
2021年10月14日、黒石礁(こくせきしょう)派出所の警官らが孫さんの自宅で王さんを連行した。孫さんが母親の釈放を求めて裁判所に出向いたとき、裁判官はこれを拒否し、自分は法律に従っているだけだと主張した。王さんは2021年12月31日に遼寧省女子刑務所に移送され、2024年9月14日まで拘禁され、その後解放されると言う。