北京の孫德利さんに不当判決
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 【明慧日本2023年8月22日】北京在住の法輪功学習者・孫德利さん(男性)は、2015年に法輪功への迫害を命令したとして中国共産党元指導者・江沢民を刑事告訴したため、今年6月19日、順義区(じゅんぎく)裁判所に懲役2年2カ月の不当判決と4,000元の罰金を言い渡された。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 6月19日、順義区裁判所の裁判長・白玉龍は李遂鎮コミュニティで、孫さんに対しての判決を発表した。白は孫さんが判決を認めるかと尋ねたが、孫さんは認めないと答えた。判決では孫さんに対する検察側の証拠のみが引用されており、弁護士の弁護側陳述は一切含まれていない。孫さんは判決書への署名を拒否し、近く北京第二中級裁判所に上訴する意向を表明した。

 経緯

 2020年3月3日午前、仁和派出所の警官らは孫さんが法輪功について人々に話していたという情報を受けて、孫さんの自宅を家宅捜索した。2カ月後の5月3日、張鎮派出所の警官らが孫さんの自宅を家宅捜索した。

 2021年10月6日、南彩派出所の4人の警官が孫さんの自宅を家宅捜索した。何も見つからなかったが、それでも取り調べのために孫さんを順義区拘置所に連行した。彼らは孫さんに、2カ月前に地下俸伯駅(ほうはくえき)で人々に何と言ったか尋ねた。孫さんは証拠の提示を要求したが、警官らは孫さんには明かせないと述べた。孫さんは彼らの質問に答えることを拒否し、24時間後に保釈された。

 孫さんは2022年6月3日に自宅で南彩派出所の職員によって連行された。彼らは北京市公安局が発行した逮捕状を孫さんに見せた。警官らは孫さんを順義地区病院に連れて行き、身体検査を受けた後、保釈前に南彩派出所で24時間拘留した。

 孫さんは2022年10月30日までに順義区検察庁に起訴された。

 迫害の詳細

 1999年7月、孫さんは15日間拘束され、2000年3月に再び拘禁され、1年間の強制労働を言い渡された。

 2002年1月、孫さんは再び2年間の強制労働を宣告され、団河強制労働収容所に拘禁され、残酷な拷問を受けた。

 2004年9月28日、再び国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)連行された。その後、懲役3年の判決を受け、前進刑務所に拘禁された。

 2014年1月、孫さんは真実を明らかにしたとして連行され、1カ月拘禁された。

 2015年、孫さんは法輪功への迫害を命令したとして中国共産党元指導者江沢民を刑事告訴したため、同年11月20日、順義区国保の警官らに連行され、家を家宅捜索され、パソコンと一部の資料を押収された。孫さんは順義区の拘置所に連行され、そこで1カ月間拘禁された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/23/462271.html)
 
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