河北省の袁文格さんに、懲役3年の不当な判決
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 【明慧日本2023年8月23日】河北省深沢県(しんたくけん)在住の法輪功学習者・袁文格さん(77歳女性)は2021年12月23日に自宅で連行された。今年6月11日、袁さんの家族は袁さんが石家荘晋州(しんしゅう)裁判所に懲役3年と5,000元の罰金を言い渡されたことを知った。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2020年12月4日、袁さんは地域の市場で法輪功迫害の事実について人々に話している時、白荘派出所の私服警官らに連行された。袁さんは高血圧だったため、拘置所には入所しなかった。警察は袁さんを保釈した。

 1年後の2021年12月23日、袁さんは自宅で白荘派出所の所長に連行された。彼らは袁さんを石家荘市第二拘置所に連行し、現在も拘置所に拘禁されている。

 袁さんの訴訟は、2022 年4月13日に晋州市裁判所に移送された。袁さんの家族は長い間、袁さんの裁判への出席を求めていたが、裁判所は彼らに確固たる回答を与えなかった。

  今年3月28日の公聴会当日、袁さんの家族は裁判長・李双利に電話したが、李は彼らと話すことなく電話を切った。その後、彼らは李の書記官・劇麗婵に電話して、公聴会への出席を要請した。劇は彼らに、連絡が来るまで待ちなさいと伝えた。袁さんの家族は審理中ずっと裁判所の外で待っていた。袁さんの家族は6月11日、袁さんが懲役3年と5,000元の罰金を言い渡されたことを知った。

 以前袁さんが受けた迫害

 袁さんは農民で、1998年に法輪功の修煉を始めた。迫害が始まってから、袁さんは何度も拘束され、一度は洗脳班に収容され、合計1900元を強要されたことがある。また、嫌がらせを受け、法輪功の書籍を押収された。

 1999年7月、袁さんは法輪功を修煉する権利を訴えるために北京に行ったとき、初めて連行された。袁さんは、水と糞にまみれた地下室に監禁され、二日二晩食べ物を与えられなかった。警官は、袁さんを解放する前に、200元を強要した。1999年10月、警官は袁さんを騙して派出所に行かせた後、さらに500元を強要した。

 2000年7月20日、袁さんは再び連行され、20日間拘禁され、200元を強要された。釈放された後、袁さんは法輪功の無実を訴えるために北京に戻ったが、再び連行され、深澤県拘置所に1年半拘禁され、その間、袁さんは頻繁に殴られ、暴言を吐かれた。釈放される前に、袁さんは石家庄強制労働収容所で1カ月間拘禁された。また、1000元の罰金も支払わされた。

 2019年8月20日、私服警官3人を含む4人の警官が、自宅で袁さんに嫌がらせをした。彼らは袁さんの家を家宅捜索し、法輪功の本と関連資料を押収した。袁さんは彼らを止めようとしたが、無駄だった。翌日、袁さんが本の返却を求めに公安局に行ったところ、受付の職員は、公安局には多くの警官が勤務しているので、誰が袁さんの本を持ち去ったのか知る術がないと主張した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/23/462263.html)
 
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