大慶市の牟永霞さんは、黒竜江省女子刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2023年8月24日】黒竜江省大慶市の法輪功学習者・牟永霞さん(75歳女性)は先月13日14時42分、黒竜江省ハルビン市女子刑務所で迫害され他界した。その後、刑務所側は牟さんの遺体を急いで火葬した。

 牟さんは2019年9月、ハルビン市鉄道公安部の私服警官によって連行された後、提訴された。2020年5月、大慶市譲胡路裁判所は牟さんに懲役6年の不法な判決を宣告した。

'牟永霞'

牟永霞さん

'被迫害得奄奄一息的牟永霞'

迫害され、瀕死状態の牟永霞さん

 牟さんは、黒竜江省ハルビン女子刑務所で残酷な迫害を受けた。刑務所の警官は、牟さんをひどく殴ったり罵ったりするようにと受刑者らに指示した。そのたびに牟さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ! 牟さんは、刑務所の所長や監区の責任者に、何度も良い人に迫害を加えないようにと手紙を書いて渡した。迫害された牟さんは、体をゆっくり動かすことしかできず、健康状態も非常に悪かった。2022年8月のある日、牟さんは便失禁でズボンを汚したため、受刑者の趙超にひどく殴られ、トイレで冷水を身体にかけられた。それ以来、牟さんは精神が不安定になり、受刑者らから激しく殴打された。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打

 今年のお正月の2日前、受刑者の楊海燕(現在は出所している)は牟さんがゆっくり歩いていることが気に食わず、牟さんを強く押し倒した。倒れた牟さんは、打撲で体が腫れ、頻尿になり、一晩に10回以上トイレに行かなければならなかった。しかも、足の問題でしゃがむことができず、ゴムバケツに座って排尿することしかできなかったのでよく殴られた。5年間の迫害によって、牟さんは精神障害になり、時には夜中に叫んだりするようになった。牟さんは、以前に頻繁に会っていた学習者のことさえもわからなくなった。

 黒竜江省女子刑務所は、いわゆる「転向率」を達成するために、冷酷な受刑者を選び、極めて残酷な方法で学習者を拷問して、「真・善・忍」の信念を放棄させようとし、「三書」を書かせた。同刑務所の副所長である史耕輝は、被収容者の思想改造を担当し、自らも学習者を「転向」させてきた。刑務所の警官は、ある日、朝の歯磨きの時に突然、「この中の法輪功の人が転向しなければ、お前たちは誰も歯磨きするな」と言い、受刑者を挑発して学習者を攻撃するよう仕向けた。そのため、学習者の呉さんは、顔や首、手を傷つけられ流血し、2カ月以上にわたって毎日のように殴られた。

 牟さんは刑務所に収容されてから、刑務所側は家族との面会を許さなかった。2人の息子は5年の間、母親がどこに拘禁されているのかも知らなかった。今年4月に、息子はやっと母親がハルビン女子刑務所に拘禁されていることがわかり、次男は何度も刑務所に行って母親との面会を求めた。6月になってやっと病院で母親と会うことができたが、母親の顔色は青白く、極度に痩せ、もう話すことも、食べることもできない状態で、体を動かすこともできなかった。息子の声を聞いた牟さんは、頭を振るだけだった。

 牟さんが入院している時、家族が牟さんのお世話をすることは許されず、家族は1日1回しか面会できなかった。介護者の話によると、牟さんは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」とよく言っていたと言う。

 次男は刑務所側に母親の治療のための「仮釈放」を要求したが、どんなに強く求めても許可されなかった。そして、2023年7月13日14時42分、黒竜江省のハルビン女子刑務所で、牟さんは迫害によってこの世を去った。6、7人の警官は急いで牟さんの遺体を火葬した。

 法輪功を学ぶ前、牟さんは血液の病気と重度の筋力低下を患い、1年以上歩くことができず、その後、腎炎、心臓病、胃潰瘍、重度の神経衰弱を患った。高齢で双子を出産した後、牟さんの健康状態は悪化し、しばしば昏睡状態に陥り、何度も命の危険にさらされた。意識が朦朧とした状態でビルから転落し半身不随となり、二級障害(障害者手帳あり)と認定された。1998年10月7日、牟さんは『轉法輪』を渡され、読み始めた。思いがけないことに、一カ月後、牟さんは自分の身の回りのことができるようになり、病状が消え、健康になった。 家族、友人、隣人、同僚は皆驚き、「法輪功はすごい! 素晴らしすぎる!  法輪功は苦しんでいる牟さん一家を救った」と言っていた。そのため、多くの友人、親戚、近所の人が法輪功を学びに牟さんのところを訪れた。

 しかし、1999年7.20、中共の江沢民グループが法輪功迫害を引き起こした。牟さんは精神病院に入れられ拷問を受けたことがある。2008年7月9日の深夜に連行されて、不法に懲役4年の判決を受けた。黒竜江省女子刑務所で迫害された牟さんは、手足の麻痺、眩暈の症状が現れるほどの拷問を受けた。

 2019年9月11日、私服警官はマンション管理者を装い、水道の点検という嘘をつき、牟さんの家に押し入り家宅捜索をした後、牟さんをハルビン第二留置場に連行した。牟さんは断食で拘禁に抗議したが、強制的に灌食された。2019年12月12日、牟さんは大慶市第二留置場に移送された。2020年5月、牟さんは大慶市譲胡路裁判所で不法な懲役6年の判決を言い渡された。

 牟さんに対する迫害の詳細は、明慧ネットの『大慶市の牟永霞さんは不当に懲役6年の判決を下された』、『迫害で息も絶え絶えの牟永霞さん 留置場から出される』という報道がある。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/16/464251.html)
 
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