【明慧日本2023年8月25日】広東省掲陽市(けいよう/ジエヤンし)在住の法輪功学習者(以下、学習者)・姚静嬌さん(84歳女性)、江碧吟さん(81歳女性)は、2022年11月、法輪功への信仰を理由に、掲東区(けいとうく)裁判所にそれぞれ懲役3年と6カ月の不当判決、3万元と5,000元の罰金を言い渡された。今年5月と6月、2人の女性学習者は当局に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
姚さんと江さんは、2020年6月14日、同じ村に住む学習者・鐘佩珍さん宅でで他の7人の地元住民と一緒に法輪功の本を読んでいたところを拘束された。2人の女性学習者は1日拘留された後保釈されたが、警察とコミュニティの職員は定期的に嫌がらせをしていた。
2人の女性学習者の保釈条件は2021年6月10日と2022年6月の2回更新された。
2022年8月、姚さんと江さんは掲東区裁判所で裁判を受けた。11月に同裁判所は姚さんに懲役3年の不当判決と3万元の罰金、 江さんに懲役6カ月の不当な判決と、5000元の罰金を言い渡した。
2023年5月5日、榕城区(ようじょうく)国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らは、姚さんの自宅を訪れ、健康診断に連れて行くと主張した。その後、姚さんは国保の警官らに掲東区拘置所に直接連行された。
同年6月13日、榕城区国保の警官らが江さんの自宅を訪れ、掲東区拘置所に連行した。江さんの家族は警察を止めようとした、彼らはなぜ81歳の女性を拘留しなければならないのか警官らに聞いた。警官は、さらに年上の女性(姚さん)をすでに同じ拘置所に連行していると答えた。
姚さんはかつて五十肩、胃病、腎臓病など多種の病気を患い、たくさんの薬を飲み、体は衰弱していた。鼻から大量に出血して入院しなければならない日もあった。また姑と金銭トラブルでよく喧嘩していた。1998年11月から法輪功を学び始めてからしばらくして病気が完治した。「真・善・忍」という教えに従い、姑との関係も修復でき、仲睦まじい家族になり、商売も繁盛していた。
姚さんと江さんは連行されてから、多大なプレッシャーに晒されており、急に年をとった様子だった。家族は、彼女たちは元気がなく、やつれているように見えたと話した。二人の年齢を考えると、彼女たちの家族は拘禁中の2人の女性学習者の安否を非常に心配している。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)