山東省在住 法輪功学習者5人の不当判決が判明
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 【明慧日本2023年8月27日】山東省諸城市(しょじょうし)在住の5人の法輪功学習者・孫培英さん(54歳)、遅桂蘭さん(74歳)、陳秀蘭さん(59歳)、馬術艶さん(61歳)、劉召清さん(63歳)は、2021年6月29日に諸城市警察に連行された。2023年3月24日、5人は高密市(こうみつし)裁判所に不当判決と罰金を言い渡された。5人の上訴は6月25日、濰坊市(いぼうし)中級裁判所に却下された。

 2021年6月29日午前7時頃に、5人は諸城市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に拘留され、尋問された。その後、警官らは5人の家を家宅捜索した。3日後、警察はまず彼らを民生病院に連れて行き、新型コロナウイルス検査を行った後、別の尋問のために興華路派出所に連行した。

 5人は翌朝、健康診断のため地域病院に運ばれ、午後には昌邑(しょうゆう)拘置所に車で送られた。孫さんと劉さんは入所を許可されたが、他の3人は身体検査の基準を満たしていなかったために、入所を拒否された。

 馬さん、陳さん、遅さんは諸城市国保に連れ戻され、午後6時頃に1万元の保釈金で釈放された。

 諸城市国保は、5人の告訴状を諸城市検察庁に提出したが、証拠不十分として、警察は案件を警察に差し戻した。その後、諸城市警察は高密市検察庁に5人の告訴状を提出し、高密市検察庁は5人の起訴を進めた。

 高密市裁判所は当初、公判期日を2022年9月28日に予定していたが、2023年3月24日まで延期した。法廷では5人の学習者とその家族の弁護人は、「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した」という彼らに対する告発に反論した。審理終了後、裁判官は5人の学習者に帰宅を許可した。

 2023年4月14日、高密市裁判所は、孫さんと遅さんにそれぞれ懲役1年6カ月の不当判決と4000元の罰金、劉さんと陳さんにそれぞれ懲役1年2カ月の不当判決、3000元の罰金、馬さんに1年間の執行猶予と2000元の罰金を言い渡した。

 5人全員が上訴したが、 濰坊市中級裁判所は2023年6月25日、当初の判決を維持すると裁定を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/22/463279.html)
 
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