【明慧日本2023年8月31日】遼寧省丹東市の法輪功学習者・郭慶さん(女性)は、当局から迫害を繰り返された末、今年8月8日に死亡した。享年69歳。郭さんは生前、連行、労働教養処分、判決などの迫害を受けた。郭さんが亡くなる前の7月末から8月の初めまで、丹東市八道派出所の警官と、天後宮コミュニティの職員に電話で嫌がらせをされた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。
以下は、明慧ネットの報道による、郭さんが受けた迫害の事実の一部である。
2002年、郭さんは48歳のとき、首に札をかけられて街中引き回されたという屈辱を受けた。その後、2年の労働教養処分を科された。
2013年11月9日、59歳の郭さんは丹東市元宝区裁判所で裁判を受けた後、懲役3年の判決を言い渡され、遼寧省女子刑務所に拘禁された。刑務所で郭さんは強制的に「転向」させられ、拷問を受けた。狭い独房に閉じ込められ、手足をベッドに固定、睡眠のはく奪、強制的に立たされる、暴言、殴打などの迫害を受けた。
拷問のイメージ図:殴打 |
2019年3月10日、農村青年センターの岫岩龍潭梨酒村に法輪功迫害の真実を伝えに行った65歳の郭さんは、当局が法輪功を誹謗中傷する宣伝を信じた人に通報され、岫岩龍潭派出所の警官に連行された。鞍山市拘留所に入れられ、15日間拘束された。
2020年8月19日、郭さんは新豊コミュニティの職員から嫌がらせの電話を受けた。ある女性が、「私はコミュニティで法輪功に関することを担当している者ですが、あなたはまだ法輪功を学んでいるのですか?」と聞いた。郭さんは「はい、学んでいます。法輪功を学ぶ前には、大きな筋腫と嚢腫がありましたが、全部治りました」と答えた。女性は、「法輪功を止めるという『三書』に署名しますか?」と聞いた。郭さんは「いいえ、署名しません」と答えた。すると女性は、「じゃ、いつかあなたの家に行きますから」と言ったので、郭さんは、「来なくていい。来ても署名しません」と答えた。
2021年9月28日午前10時30分、八道派出所の警官2人が、郭さんの家のドアをノックした。郭さんの戸籍と身分証明書の情報を確認しに来たと言われたので、郭さんはドアを開けた。1人の警官は携帯電話で郭さんを撮影し、もう1人の警官はテープレコーダーを持って録音しながら、郭さんに戸籍謄本を見せるように求めた。郭さんが戸籍謄本を探し出して持って行ったが、警官の姿はなかった。郭さんが5階の窓から下を見ると、2人の警官はすでにマンションの下にいた。郭さんは警官に向けて、「戸籍謄本を見つけました」と大声で言ったが、携帯電話を持った警官は手を横に振りながら、「いらない」と言った。郭さんは「それなら、録音もしたし、写真も撮ったし、それで終わりにしてください」と言った。郭さんは、嫌がらせをやめるように伝えたかったが、警官はブツブツと言い返しながら、去って行った。
郭さんは繰り返し迫害されて、8月8日にこの世を去ったという。