河北省の史宗喜さんに、懲役3年の不当な判決
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 【明慧日本2023年9月1日】河北省保定市在住の法輪功学習者・史宗喜さん(60代男性)は、法輪功を学んでいるため、2023年2月17日、河北順平県裁判所に懲役3年の不当な判決を言い渡された。史さんは2023年8月初旬に冀東第4刑務所に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 史さんは1999年法輪功を実践し始め、心身ともに元気になった。

 2020年2月13日、610弁公室と荘郷派出所の10数人の警官らは、史さんの家を家宅捜索した。史さんは警察の拘留からは逃れたものの、家を離れて暮らすことを余儀なくされた。

 史さんは2020年6月4日に工場で働いていたところ連行され、荘郷派出所の地下で取り調べを受けた後、保釈された。

 警察は2021年5月、父を案じて警察を信じた史さんの息子をだまし、父親に警察の要求どおりに行動するよう強く要求させた。そのため史さんは5月27日に派出所に到着した時、連行された。そして、満城区拘置所に拘禁された。

 当局が史さんの家族の面会を禁止したため、家族は正義を求めるために史さんの案件を扱うさまざまな部署に手紙を書き続けたが、無駄だった。その後、警察は史さんの案件を順平県検察庁に提出し、同検察庁が史さんを起訴した。

 史さんは2023年2月17日に順平県裁判所で裁判を受けた。法廷への入場を許可された家族は史さんの妻だけだった。史さんの妻は、史さんが4人の警官に担がれて法廷に運ばれるのを見て、気を失いそうになった。史さんは足かせと頭からつま先まで白い防護服を着せられていた。史さんの妻は史さんの目しか見えず、2年間の拘禁で史さんの体重が少し減ったのかどうかすら知ることができなかった。史さんの妻は夫に心配をかけまいとして、慌てて目の前の椅子の背もたれにもたれかかり、悲しみをこらえて泣き崩れた。

 家族が雇った史さんの2人の弁護士は史さんの無罪を主張した。法律に違反し、事実を無視した検察側の起訴に、断固として反論した。結局、裁判官は数カ月後に史さんに懲役3年の判決を下した。

 史さんは保定市中級裁判所に上訴したが、同裁判所は原判決を維持し、判決を下した。史さんの家族は現在、再び刑務所への面会を拒否されており、史さんの安否を深く心配している。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/16/464250.html)
 
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