黒竜江省の白洪友さんと朱得山さんに不当判決
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 【明慧日本2023年9月1日】2023年6月7日、黒竜江省依蘭県の法輪功学習者・白洪友さん(男性)と朱得山さん(56歳男性)は、それぞれ県裁判所に懲役6年3カ月、罰金10万元(約200万円)、懲役2年10カ月、罰金5万元(約10万円)の不当な判決を宣告された。2人は判決を不服として控訴したが、現在、県留置場に拘禁されている。

 白さんは農民で、一人暮らしをしていて、アルバイトで生活を維持している。

 依蘭県達連河鎮に在住の朱さんはモンゴル族で、教師である。中学校の時から、心臓弁膜症、萎縮性胃炎、リウマチなど多種の病気を患い、いろんな治療法を受けたが、治らなかった。1996年10月、朱さんは法輪功を学び始めてわずか1カ月後、全ての病気が完治し、楽しい日々を送っていた。「真・善・忍」の教えに従い、他人のことを優先に考え、職場では重要功績者として認められ表彰された。

 連行・起訴される

 2022年10月23日、県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、東城派出所及び関岳派出所の警官は熱力会社の関係者を装って、朱さんの妻にドアを開けさせた。警官2人は朱さんの妻を制圧し、家宅捜索をした。それから、警官らは朱さんの職場に行き、朱さんの身柄を拘束した。

 その後、警官は白さん宅へ行き、白さんの身柄を拘束し、家財を押収した。

 同年11月9日、白さんと朱さんの逮捕状は県検察庁に発付された。2023年2月23日、案件は県裁判所に立件された。

 朱さんは迫害で痩せこけて、重体

 白さんと朱さんは連行されてから、ずっと県留置場に拘禁されている。

 2023年5月8日、県裁判所は2人に対して裁判を開廷した。当日、出廷した朱さんは拷問されて痩せこけ、顔色が真っ青で、呼吸困難、全身が震えて精神状態も不安定だった。その後、朱さんは救急車で病院へ搬送され、裁判は一旦中止になった。

 不当な裁判

 2023年5月25日、白さんと朱さんは再び県裁判所で裁判を開廷された。

 2人の家族6人は傍聴の準備をしていたが、書記官に、1人につき家族2人までと制限された。

 裁判官は法廷で、朱さんの健康状態が良くないことを理由に、いきなりオンライン裁判に切り替えた。家族と弁護士は当事者の出廷、もしくは裁判の延期を要求したが、裁判官に拒否された。裁判官はさらに「同意しない人は出て行っていい」と言い放った。

 一方、控訴者が出廷しておらず、裁判官も現場でいわゆる証拠について証言を問いたださなかった。さらに何度も当事者と弁護士の話を中断した。

 不当な判決

 2023年6月7日、2人は不当な判決を言い渡され、すぐにハルビン市中級裁判所に控訴した。現在、2人は県留置場に拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/28/464654.html)
 
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