四川省の劉明徳さんに懲役1年の不当判決
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 【明慧日本2023年9月2日】四川省広漢市在住の法輪功学習者・劉明徳さん(75歳男性)は、法輪功への信仰を理由に、2023年6月30日、什邡市(しゅうほうし)裁判所に懲役1年の不当判決と3000元の罰金刑を宣告された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

  劉さんは2022年9月29日朝4時、市場で法輪功迫害の事実に関する情報資料を配布する様子が監視カメラに記録された。劉さんは什邡市公安局の4人の警官に自宅から連行され、家も家宅捜索された。警官らは劉さんの法輪功の書籍も押収した。警官は劉さんを尋問のために地元の派出所に連行し、その後で釈放した。2022年10月30日に、劉さんは再び当局に連行された。

 2023年3月1日に什邡市公安局と検察庁の数人が劉さんの自宅を訪れ、劉さんの案件は軽微な案件とみなされ、したがって懲役刑は求められないと述べた。劉さんは彼らの欺瞞に陥り、書類に署名した。

 什邡市裁判所は2023年6月30日に劉さんに懲役1年の不当判決と3000元の罰金を下した。しかも、劉さんの刑務所外での服役は認められたが、1年間の服役中に什邡市に行くことは禁止されていた。

 以前、劉さんは信仰を理由に、当局に何度も迫害されている。

 2001年初頭、広漢市610弁公室は傘下の町や村に洗脳班を設置し、その年の1月上旬から4月下旬まで、地元の法輪功学習者100人以上が一時的にこれらの施設に連行された。

 劉さんと他の学習者は拘留中に虐待を受け、殴打、言葉による虐待、睡眠の剥奪、身体検査、長時間にわたり大きな音を聞かされるなどの虐待を受け、食事も毎日2食しか与えられなかった。初めは、白菜や大根を塩水で茹でたお粥を少しずつ与えられて食べるだけで、後になって学習者にも1日3食を与えられるようになったが、やはり同じお粥だった。

 ほとんどの学習者も多額の金をゆすり取られ、劉さんは釈放されるまでに4000元の支払いを強要され、一部の学習者は釈放されるまでに最大6500元を支払わなければならなかった。

 劉さんは2011年6月20日に再び連行され、同じ洗脳班に連行され、そこで16日間過ごした後、広漢市拘置所に移送されると、ここで237日間拘禁された。

 2012年3月30日午後、劉さんは自宅で竹椅子を作っていたところ、警官3人が劉さんの家に侵入して家宅捜索し、その間に殴る蹴るの暴行を加えた。その夜、劉さんは警官らに広漢市拘置所に連行された。拘置所の看守らは劉さんを激しく殴り、しばらくは食べ物も水も与えなかった。

'中共酷刑示意图:殴打'

拷問のイメージ図:殴打

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/1/463663.html)
 
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