吉林省の潘洪明さんと岳春光さん 秘密裏に不当判決くだされる
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 【明慧日本2023年9月8日】(吉林省=明慧記者)吉林省通化市の法輪功学習者(以下、学習者)・潘洪明さんと岳春光さんは昨年8月11日に不当に連行、拘禁された。2人は今年2月に相次いで裁判にかけられ、6月か7月に秘密裏に不当な判決を言い渡された。潘さんは懲役3年、岳さんは懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 昨年8月11日の午後8時30分頃、通化市二道江区の学習者・潘さん、岳さん、何秋紅さん、徐さんの4人が岳さんの自宅で法輪功の書籍を読んでいたところ、二道江区公安支局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、山下派出所、コミュニティの関係者により連行された。

 その時、警官らが岳さん自宅の防犯ドアをこじ開け(今も壊れたまま)、侵入して岳さんを地面に押し倒し、後ろ手に手錠をかけた。警官はさらに岳さんの自宅から車1台分のパソコン、プリンターなどの私物を押収し、他県から帰ってきたばかりの岳さんの息子まで連行した。

 潘さんは警官に殴られ、顔が真っ赤になった。数人の学習者は二道江区公安支局の地下取調室に連行され、不当な尋問を受けた。当日の夜、警官と特別警察官は岳さんの家を包囲した。

 潘さんは一晩中腰痛が続いた。12日午後1時頃、警官は潘さんを同行させて潘さんの自宅に行き、パソコンやプリンターなどの私有物を押収した。家族が仕事を終えて帰宅すると、部屋が荒らされているのを目にした。

 12日の夜、潘さんは通化市留置場に、岳さんは柳河県留置場に拘禁された。

 岳さんは妻を亡くして以来、ずっと義母(75歳)の面倒を見ている。岳さんが連行された日、山下派出所と振興コミュニティの関係者らは岳さんの兄に高齢者家族の世話をすると約束した。昨年10月20日、岳さんの自宅の暖房設備から水漏れがあったため、近所の人たちがコミュニティと地元警察に通報した。彼らが岳さんの家に入ったところ、岳さんの義母が亡くなっているのを発見した。

 今年2月10日午後、柳河県裁判所は潘さんに対して裁判を行い、潘さんの夫、息子と嫁も出廷した。潘さんの息子が母親のために書いた弁護状は裁判官によって取り上げられ、同時に潘さんの自分弁護する権利も剥奪した。家族は潘さんの弁護士を雇ったが、弁護士は通化司法部門の脅迫を受け、辞退せざるを得なくなった。

 内部関係者によると、岳さんが法廷で法執行官の犯罪事実を暴露することを恐れ、柳河県裁判所は弁護士を介入させず、親戚や友人を傍聴させない状況下で、2月13日午後、岳さんに対する秘密裁判を行った。

 6月か7月ごろ、潘さんと岳さんはそれぞれ懲役3年と懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/5/464968.html)
 
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