かつて15年間拘禁された曹陽さん、再び不当判決に
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 【明慧日本2023年9月11日】遼寧省瀋陽市新民市の法輪功学習者(以下、学習者)・曹陽さん(46歳男性)は7月26日、市の警察官により不当に身柄を拘束された。そして、市遼中区検察院に逮捕令を発布され、現在、新民市留置場に拘禁されている。

 7月26日の午前10時頃、新民市法哈牛、二紅旗、新農村などの派出所警官が一斉に出動し、市内の学習者20人以上の身柄を拘束し、曹さんも含まれていた。情報筋によると、案件はすでに遼中区検察庁に移送され、逮捕令が発布された。家族は弁護士を雇ったという。

 曹さんは1998年に大連外国語学院に合格、瀋陽市雄獅美術学校の元講師である。法輪功を学んでいるとの理由でかつて2回、計15年間の不当な判決を宣告されたことがある。 

 1999年10月、曹さんは北京へ陳情に行ったため、拘束された。半月後、父の曹廣富さん、母の趙敏さんと曹陽さん一家3人は市二院に7日間拘束され、5000元(約10万円)をゆすり取られてから家に帰された。

 2001年5月2日、市鉄西軽工派出所の警官は曹さん一家3人の身柄を拘束したうえ、自宅にあったパソコン、プリンタなど多くの私物を押収した。

 3人ともひどく迫害を受けた。曹さんと父は吊し上げられ、電気ショックを加えられた。さらに「死んだら、死因を自殺にするぞ」と脅された。

 その後、曹さんと父は市鉄西区留置場に拘禁され、一方母の趙さんは市留置場に拘禁され、2カ月後、市龍山労働教養所に2年間迫害された。

 曹さんは鉄西区留置場で1年以上拘禁されてから、2002年7月に懲役7年の不当な判決を宣告され、遼陽灯塔鏵子刑務所で拘禁されいた。

 期間中、曹さんは毎日十数時間働かされた。さらに大北刑務所で2カ月以上拘禁された。曹さんは法輪功の講法を持ち込んでみんなに見せたとして、半年間にわたって1平米の牢屋で拘禁され、うち3カ月間は手枷と足枷をかけられた。その後、さらに3年の刑を追加され、連市南関嶺刑務所に移送され、2010年1月7日に解放された。

 2012年8月28日、当時雄獅美術学校で講師として勤めていた曹さんと陳秀さんは、瀋陽市国内安全保衛部門の警官に身柄を拘束された。

 新民市裁判所は2013年1月9日、2014年1月22日に分けて2回曹さんに対して裁判を開き、懲役5年の実刑判決を宣告した。2013年8月20日、曹さんは瀋陽新収刑務所から遼寧省本渓刑務所に移送された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/10/465155.html)
 
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