広東省の兪濤さんに懲役2年10カ月の不当判決
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 【明慧日本2023年9月18日】広東省高州市の中学校の数学教師である法輪功学習者・兪濤さん(46歳男性)は8月18日、茂南区(もなんく)裁判所に懲役2年10カ月の不当判決と1万元の罰金を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2021年8月12日(木曜日)の朝、高州市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と城南派出所の8人の警官が兪さんの自宅に侵入した。兪さんが家にいなかったため、警察は兪さんの高校生の息子に電話をかけ、直ちに帰宅して警察の質問に答えるよう強要した。兪さんが戻ると、警察は兪さんを連行した。彼らはまた、会計士である兪さんの妻の所有するプリンターと仕事用コンピュータも押収した。警官の誰も警察手帳や捜索令状を提示しなかった。彼らはまた、押収した物品のリストを提供することを拒否した。

 15日間の行政拘禁の後、警察は兪さんに法輪功を放棄する声明に署名するよう強制しようとした。兪さんはこれを拒否し、8月28日に刑事拘留された。兪さんの逮捕は2021年9月10日に許可された。2022年3月15日に兪さんの案件は茂南区裁判所に送られた。

 兪さんの母親・鄭日珍さんは2022年12月14日、12337政法告発プラットフォーム(訳注:警察や検察などの法執行機関に関する不正行為や違法行為を告発するためのインターネット上のプラットフォーム)に対して、広東省政法委員会(治安・司法などを統括する機関)書記兼前茂名市である市長(高州市を管轄)・袁古潔、茂名市政法委員会書記・王土瑞、高州市政法委員会の副書記兼高州市公安局長・梁爽を相手取って告訴し、迫害に関与した全員に法的責任を追及するように要求した。

 鄭さんはまた、検察と警察に兪さんの起訴を取り消し、兪さんを釈放し、押収した物品を全て返還するよう強く求めた。

 茂南区裁判所は今年5月25日、茂名市第一拘置所で審理を行った。兪さんは自己弁護で証言した。兪さんは、中国では法輪功を刑事処罰するための法的根拠はないと強調した。また兪さんは自分がどの法律に違反したのか、証拠を提示してほしいと尋ねたが、裁判官は証拠を提示することができなかった。兪さんの弁護士も兪さんの無罪を強く主張した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/23/464495.html)
 
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