広東省84歳の姚静嬌さん 不当な判決を宣告され拘禁される
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 【明慧日本2023年9月22日】広東省掲陽市の法輪功学習者(以下、学習者)・姚静嬌(84)さんは2023年5月、地元揭東区裁判所に懲役3年の不当な判決を宣告され、7月から広東省女子刑務所で拘禁されている。情報筋によると、姚さんの健康状態は悪く、血圧が高いにもかかわらず、刑務所側は規定を無視し、収監してから刑務所病院に送ったと言う。

 姚さんなど9人の学習者が連行された状況は下記の通りである

 2020年6月14日午後、姚さんなど学習者9人は市内の学習者・鐘佩珍さん宅で法輪功の主要な著作である『轉法輪』を読んでいた時、見張っていた掲陽市、榕城区、掲東区の警官に囲まれ、身柄を拘束された。

 情報によると、掲陽市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)は同年の2月24日から、鐘さん宅を重点的に監視対象としていた。市公安局副局長・李敏は鐘さん宅に来る学習者を追跡し、ブラックリストに載せることを計画した。4カ月にわたっての尾行と調査を経て、2020年6月14日午後、李敏は自ら連行行動を発令した。市国保支隊、榕城区国保、揭東区国保及び各派出所から警官を派遣し、鐘さん宅を囲み、ブラックリストで人員を確認した。その場にいた学習者の身柄を拘束し、その場にいなかった学習者の自宅に押し入り、身柄を拘束した上、家財を押収した。警官は姚さん宅で家宅捜索した時、多くの小銭を押収し、いわゆる証拠にしたが、姚さん宅は商売をやっているため、自宅に小銭を常備しているのは普通のことだと考えられる。

 当時、連行された学習者9人は皆、高齢者である。姚さんと江碧吟さん2人は1日拘束されてから、保釈された。しかし、姚さんは帰宅後も、よく派出所の警官、村委員会の関係者に嫌がらせをされた。

 榕城区国保は2021年6月10日と2022年4月25日、2回にわたって姚さんに対する保釈期間を延長した。揭東区検察庁は2022年4月22日、姚さんを起訴した。同年8月、姚さんは揭東区裁判所に開廷され、その後懲役3年の不当な判決を宣告された。2023年5月5日、榕城区国保の警官は姚さんを自宅から連れて健康診断を受けさせた。医者は姚さんの血圧が高いと診断したが、警官は姚さんを自宅に帰らせず、直接に揭東区留置場に送った。同年7月の初め、姚さんは広東省女子刑務所に移送された。

 そのほか、姚さんと同じ日に連行された他の学習者は、次のように実刑判決を宣告された。陳鴻元さんは懲役9年、2021年9月11日四会刑務所に拘禁、鐘佩珍さんは懲役2年6カ月、2023年7月から広東省女子刑務所に拘禁、江碧吟さんは懲役6カ月、現在は帰宅している。ほかの学習者の状況はさらに調査が必要である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/16/465384.html)
 
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