懲役4年の不当判決を受けた欒徳武さん 2度目の判決
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 【明慧日本2023年9月26日】吉林省公主嶺市の法輪功学習者・欒(らん)徳武さん(56)は今年2月6日、公主嶺市公安局双龍鎮派出所の警官に連行され、濡れ衣を着せられた。8月25日、公主嶺市裁判所は欒さんに懲役4年の判決を宣告した。

 欒さんは1998年から法輪功を学び始めた。それから、真・善・忍に従って自分を要求し、心身ともに恩恵を受け、より良い人になるようと努力した。

 今年2月6日、欒さん、劉桂傑さん、張千さん、王麗さんの4人の法輪功学習者は乗用車に乗って、外出している途中、公主嶺市公安局双龍鎮派出所の警官に連行され、公主嶺市留置場に送られた。劉さんは高血圧が220mmHgと不整脈で公主嶺市センター病院に移送された。張さんは6日間断食して迫害を抗議したが、病院に送られた。

 2月21日、欒さん、劉さん、張さん、王さんの4人は九台留置場に移送されたが、劉さん、張さん、王さんの3人は健康問題で入所せず、公主嶺市留置場に戻された。

 7月10日、欒さん、劉さん、張さん、王さんの4人が公主嶺市裁判所に裁判をかけられた。8月25日、裁判所は欒さんに懲役4年、劉さん、張さん、王さんにそれぞれ懲役3年の判決を言い渡した。

 中国共産党当局が1999年7.20、法輪功迫害を開始してから、欒さんは法輪功を学び続けているとの理由で、当局に連行、拘禁などの迫害を繰り返された。

 2005年8月、欒さんと妻の耿万英さんが公主嶺市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室の警官によって連行され、留置場に15日間拘禁された。その後、警官は欒さんの家に押し入り、法輪功の関連書籍、DVDプレーヤー、テープレコーダー、『明慧週刊』などの私物を押収した。欒さんは放浪生活を余儀なくされた。

 2008年4月26日、欒さん夫婦が公主嶺の借家で四平市国家安全局と公主嶺市公安局の警官に連行された。警官らは家宅捜索して、パソコン、プリンター、法輪功の関連書籍などを押収し、さらに、米3袋、小麦粉1袋などの生活用品も奪った。欒さんが連行されたとき、手足を縛られてパトカーに乗せられた。パトカーで警官2人は欒さんの体の上に乗って笑っていた。

 公安局で欒さん夫婦は警官から自白強要の拷問を受けた。欒さんは頭に袋を被せられ、鉄の椅子に固定された。警官の1人がいきなり力いっぱい欒さんの胸を掴み、内傷を負わせた。深夜まで拷問を受けた欒さんは、10時間以上トイレに行くことを禁じられた。その後、欒さん夫婦は公主嶺留置場に送られ拘禁された。

'中共酷刑示意图:戴黑头套、被铐铁椅子'

拷問のイメージ図:頭に袋を被せ、体を鉄の椅子に固定

 2008年10月、欒さん夫婦は秘密裏で別々に吉林省第二刑務所と長春市黒嘴子女子刑務所に送られた。妻の万さんは布団を持たずに刑務所に入れられた。そのため、刑務所側が万さんに、家族に電話して布団を持ってくるように言った。それで、家族はやっと、欒さん夫婦がそれぞれ4年の判決を下されたことがわかった。

 第二刑務所の教育監区に収容された欒さんは毎日、朝から晩まで強制洗脳が行われ、7日続いても効果がなかった。そのため、刑務所側は欒さんにさらに20数日の洗脳を行った。

 2009年10月19日、欒さん、朱徳祥さん、馬徳生さん、史文卓さんの4人の法輪功学習者は、刑務所側に手紙を送り、「無条件に無罪での釈放」を求めると同時に、政治学習に参加しないこと、囚人服を着用しないこと(法輪功学習者は犯罪者ではなく、でっち上げの罪で冤罪を着せられ、不当な判決を受けた)を提案し、法輪功学習者への迫害を停止するよう求めた。しかし、 刑務所教育課、刑務所管理課、第三監区は共同で、法輪功学習者たちに対してさらに残酷な迫害を加えた。

'中共酷刑示意图:殴打'

拷問のイメージ図:殴打

 朱徳祥さん(60代)は厳重な管理下に置かれ、12日間拷問器具を強制的に装着させられた。断食をして迫害に抗議した朱さんは、濃度の高い塩水、薬、コーンミールペーストを4回にわたって強制的に灌食された。朱さんはまた、厳重管理当直室に連行され、残酷に殴打された。顔を蹴られ、3本の歯を蹴り落とされた。

 馬徳生さんは100日間独房に監禁され、拷問器具を1週間つけられ、4回の残酷な灌食をされた。

 欒さんは64日間独房に監禁され、拷問器具を1週間つけられ、1回残酷な灌食をされた。

 史文卓さんは112日間独房に監禁され、拷問器具を3日間つけられた。

'酷刑演示:野蛮灌食'

拷問の再現:強制的な灌食

 ある日、警官は欒さんが自分たちの要求に応じて行わなかったという口実で、欒さんにさらに手かせ足かせをかけた(下の図を参照)。夜になっても解除しなかった。その後、欒さんは厳格管理区に移送され、2カ月以上毎日、板に座らされた。

'中共酷刑刑具:手铐脚镣'

拷問のイメージ図:手かせ足かせ

 ある日、警官は欒さんのベッドで1冊の法輪功の書籍を見つけたため、欒さんを独房に15日間監禁したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/8/465085.html)
 
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