昆明市の冉春恵さんに再び懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2023年9月29日】(雲南省=明慧記者)雲南省昆明市の法輪功学習者・冉(ぜん)春恵さん(66歳男性)は2022年5月31日、昆明市官渡区小板橋派出所の警官らにより不当に連行され、濡れ衣を着せられた。その後、冉さんは昆明五華区裁判所から懲役3年の実刑判決を言い渡され、5,000元の罰金を科された。現在、冉さんは雲南省第一刑務所第10監区に拘禁されているが、椎間板ヘルニアと脱腸を患い、健康状態が心配される状況にある。

 冉さんは、昆明鉄道建設株式会社の元資材管理職であり、妻の胡瓊芬さんは、雲南省鉄道局開元支局の退職者である。

 2022年4月5日、昆明市官渡区雨龍路の家具モール付近で、あるトラックの運転手が車内に法輪功の小冊子を発見し、警察に通報した。警察は監視カメラをチェックした結果、道路を歩いている黒いダウンジャケットを着た冉さんが容疑者だと主張した。5月30日、小板橋派出所の警官らが自家用車で出動し、冉さんの自宅を荒らし、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、資料などを押収し、妻の胡さんを「証人」として連行した。

 胡さんは、公安当局が提供した映像は、冉さんが普通に街を歩いている映像であり、車内に資料を配布したことは証明できないと考えていた。そこで、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に「法的根拠を示してください」と尋ねると、国保の警官は「裁判所が証拠だ」と答えた。

 そして今年、五華区裁判所は国保の警官が提供したいわゆる「証拠」に基づいて、冉さんに懲役3年の実刑判決と5,000元の罰金を言い渡した。

 冉さんが不当な判決を受けたのはこれで2回目となる。2013年、雲南省禄豊県で勤務中の冉さんは、法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして国保の警官に連行され、その後、禄豊県裁判所により懲役3年の実刑判決を宣告された。冉さんは雲南省第一刑務所から帰宅した後の2021年11月、昆明市社会保障局は、冉さんの勤務先である昆明鉄道建設有限公司に対し、冉さんが有罪判決を受けたことを理由に、冉さんの年金5,700元余りを停止させ、以前に支払われた退職金20万元余りも返還するよう求めた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/22/465582.html)
 
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