鶏西市の警官、昇進のため法輪功学習者への迫害を激化
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 【明慧日本2023年10月2日】黒龍江省鶏西市の法輪功学習者・王淑蘭さんは今年5月、法輪功迫害の実態を語っていたとして不当に連行された。その2カ月後、鶏東県裁判所から不当に懲役4年の実刑判決を言い渡された。これは、城子河区公安局の国内安全保衛部門(以下、国保)の代理大隊長・安伯楽が昇進するために、検察庁および裁判所のメンバーと共謀した結果であったことが分かった。

 王さんは鶏西市承子河区に在住。今年5月18日午前7時過、王さんは鶏西市の興華鉱業市場で公衆に法輪功迫害の実態を話していた時、現地の社区(コミュニティ)の人員に通報され、駆けつけてきた警官らに連行された。目撃者の話によると、王さんは70代の男性と話していたところ、コミュニティ事務室の40代の女性が出てきて、王さんとその男性を掴もうとした。70代男性は逃げたが、王さんはもう1人のコミュニティ事務員に掴まれて、駆けつけた警官らに連行された。

  その後、警官らは家宅捜索を行い、『轉法輪』1冊、『洪吟六』1冊、法輪功創始者の写真1枚、USB数本を押収した。午後3~4時に、国保の安伯楽留置場に入れられ、「今度は必ず刑務所に送ってやる」と脅かされた。

 王さんは留置場で断食して迫害に抗議した。断食して4日目、警官・安伯楽らは王さんを鶏西漢方病院へ運び、手錠をかけられた王さんを病院のベッドに繋ぎ、数人が王さんを押さえつけて強制灌食した。

酷刑演示:强行灌食(绘画)
拷問のイメージ図:強制灌食

 3回目強制灌食した後、6月5日、医師は「引き続き灌食してはならない、命の危険がある」と警官らに言った。留置場側も引き続きの灌食に反対した。こうして、城子区公安の国保警官らは裁判待ちという形で王さんを帰宅させた。

 安伯楽は、より高い地位に昇進し、業績を上げるために、すぐに王さんに濡れ衣を着せ、王さんを冀東県検察院と裁判所に連行した。6月か7月のある日(具体的な日付は確認中)、国保の警官らは王さんを冀東県裁判所に連行し審理しようとしたが、裁判所の入口で王さんは抗議したため、警官らは上級部門に伺いを立てた後、王さんを1年間「居住監視」とした。

 7月20日、王さんは事前の通告もなく、警察らにより冀東県裁判所に引きずられて行き、裁判を受けた。裁判長・李立は、王さんが非協力的で、態度が悪く、法廷で「法輪大法は素晴らしい」と叫んで罪を認めなかったためという口実で、不当に懲役4年の判決を下した。

 今年5月から7月にかけて、冀東県裁判所は王さんに対して2回の違法判決を下した。1回目の判決は、1年間の居住監視だったが、王さんは判決状の受領を拒否した。よって、安伯楽と呉興達という警官2人は判決状を持ち帰った。その後、王さんは再び判決を求めたところ、検察院からの違法な起訴状を渡された。この根本的な原因は、当時、安伯楽は承子河区公安局の国保の隊長代理であり、新しい職位に昇進するために、法輪功学習者への迫害を一層激化させた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/24/465651.html)
 
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