【明慧日本2023年10月5日】「ヨーロッパ・トップのチャイナタウン」として知られるロンドンのチャイナタウンは、イギリス・ロンドン市の賑やかなウェストミンスター地区の中心にある。また、有名なナショナル・ギャラリー、バッキンガム宮殿、首相官邸に近く、ナショナル・オペラ地区や大通りにも近い。全長800メートルの歩行者天国のメインストリートやその他の脇道には、「ロンドン・チャイナタウン」と書かれた4本の高い塔が立っている。200を超えるレストラン、スーパーマーケット、その他の店が軒を連ね、ツアーバスの必見スポットとなっており、毎年何百万人もの観光客が訪れる。
趣のあるメインストリート、ジェラードストリートにある法輪功ブースでは、20年以上もの間、雨の日も風の日も、法輪功学習者(以下、学習者)たちが功法を実演し、法輪功迫害の実態を伝え続けている。
20年にわたりロンドンのチャイナタウンで法輪功迫害の実態を伝え続け、学習者の活動を支持して署名する人々 |
9月23日土曜日の午後、地元の学習者はいつものようにチャイナタウンで活動を行った。この日は日差しが強く、秋空が高く空気もすがすがしい日となった。中国伝統の節句の一つである中秋節が近づき、通りは観光客で賑わっていた。多くの人がブースの前で展示パネルを読んだり、学習者の功法の実演を見たりし、迫害に反対する署名に応じる人もいた。また、多くの人が法輪功の原則「真・善・忍」の道徳的理念に賛同していた。
公務員「すべての人に言論の自由の権利があると固く信じる」
公務員のフランチェスカさんは、中国の共産主義国家における人権侵害を聞いて、学習者が平和的に信仰を表明し続けることを支持するため、すぐに署名をした。
そして「誰もが自分の宗教的信念を自由に表現できるはずです。私は中国政府に法輪功学習者に自由を与えるよう強く求めます。 イギリスでは、すべての人に言論の自由があると固く信じています。私たちは皆自由人であり、生命とは精神性と平静さを見つける旅なのです」と語った。
「すべての人に言論自由の権利があると固く信じる」と話すフランチェスカさん |
フランチェスカさんは、中国共産党(以下、中共)が人々を残虐に扱い、金儲けのために臓器を売買していることを非難した。 彼女は両手で学習者の手を握り、「人生は金儲けをするだけではありません」と言った。そして学習者に助けが必要かどうか尋ね、学習者は、中共の人権侵害について周囲の人々に伝えてほしい、あるいは、国会議員に手紙を出して、立法への支持と信仰を持つ人々の拘束に反対の意思を表明してほしいと依頼した。
彼女は目に涙を浮かべながら、感慨深げに「あなたたちを支持し、幸運を祈ります! そして、最も素晴らしい祈りを贈ります。皆さんに感謝します!」と述べた。
ヨルダン人観光客「全力であなたたちを支持する」
ヨルダンから訪れたアーメッドさんは土木技師である。彼とガールフレンドのフダさんは、法輪功ブースを見かけてとても喜んだ。彼は学習者に、「私は中国が大好きで、中国の伝統文化がとても好きです。 中国政府が独裁政権であることは知っているので、あなたたちを全力で支持します。これ(署名)が皆さんの助けになることを願っています」と述べた。
アーメッドさんとガールフレンドのフダさん |
彼は自分により多くの情報、人々に迫害の全貌を伝えてくれたことを称賛し、そして中国の人権改善のために良いことなら何でも支持すると語った。
会計士で金融アナリストのフダさんは、騒々しい通りで坐禅している人々を見たとき、どうして都会の真ん中にいながら、汚れのない、水のように静かな姿に見えるのだろうと不思議に思ったという。彼女はとても好奇心が強く、煉功を学びたいと思った。マットの上に座っている彼女が煉功を学んだ時の様子をボーイフレンドがビデオに撮影した。彼女は帰国後も法輪功のオンラインレッスンで学び続けると言った。
彼女は法輪功の理念に賛同し、「あなたたちのポスターは本当に素敵ですね。真・善・忍の三文字を見て、これは人間としての原則であり、私にとってこれらはとても重要なことです。 誠実、慈悲、堪え忍ぶ、私はこれらの理念を実践したいと思います」と語った。
フダさんは躊躇することなく署名した。そして「署名の目的は正義の力を結集させることだと知っているので、私はそれを支持したいし、人道的救済に注目するよう他の人たちにも伝えたいです」と話した。 彼女は、これほど多くの素晴らしい煉功者が拷問や残忍に扱われるべきではないと述べた。
カナダ人観光者「頑張り続けてください」
アレクサンダーさんはカナダからイギリスに観光に来ている。 彼は幼い頃から坐禅やヨガを1日に4、5回行っていたという。彼は「私はこの功法を試したいと思います。真・善・忍という理念が人々に心の静けさをもたらすと信じているので、だから中国の人々は長生きするために、このような功法を実践しているのです」と言った。
カナダから観光でイギリスに来ていたアレクサンダーさん |
彼は展示パネルを真剣に読み、学習者が中共に弾圧されていると知って、「これは恐ろしいことで、終わらせなければなりません」と言って顔をしかめた。 彼は、中共は真・善・忍を信じる人々を恐れ、極端な弾圧を行っていると考えているという。
彼は学習者を励まし、「20年以上も反迫害をし続けているのは容易なことではなく、時間は一切を証明し、人々はいつか法輪功が正しいことを行っていたと分かるようになります」と述べた。
ロンドンの大学生が伝統的な普遍的価値観を支持
ロンドンで美術を学ぶ大学生のエイミーさんと友人は、坐禅と煉功の実演に非常に興味を持ち、地元の煉功場について問い合わせた。 中共が法輪功だけでなく、他の信仰グループにも迫害していることを知り、二人はショックを受けた。彼女は、誰もがお互いの信仰を尊重すべきであり、暴力で人々にやりたくないことを強制すべきではないと言った。
ロンドンで美術を学ぶ大学生のエイミーさんと友人 |
法輪功とは何かなどの説明を熱心に聞いているうちに、エイミーさんはふと、学習者が実際に伝統的な道を歩んでいることに気づき、その普遍的な価値観に強く賛同した。彼女は伝統が好きだと言い、もし世界が昔のような高い道徳観のある時代に戻ったら、どんなにいいことだろうかと思った。 みんなが「真・善・忍」を信じれば、世界はもっと良くなると彼女は思っているという。