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 文/インドの大法弟子

 【明慧日本2023年10月13日】

 尊敬なる師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私はムンバイの大法弟子です。私の夫は2001年に法輪功の修煉を始めました。数年後、夫が心身ともに改善されたのを目にして、私も修煉を始めました。

 法輪功を修煉する前は、どんな環境でも、どんな境遇でも、私はあるがままに受け入れていました。喜びや苦しみ、病気に対しても無頓着でした。私は気性が荒く、頑固で、人生や将来の計画など考えたことはありませんでした。お祈りしたり、宗教の儀式に参加したことはありましたが、精神的なことや座禅についてはほとんど知りませんでした。

 次男が生まれてからは、背中の痛み、脊椎炎、甲状腺、血圧の問題など、さまざまな健康問題に苦しむようになりました。医師は私に、「一生薬を飲むしかない」と言いました。このことは、私の人生で非常に抑圧的な時期でした。夫は私に、「一緒に学法して煉功をしましょう」と勧めました。当時の私の状況は、師父が『轉法輪』の第九講で説かれている通りでした。「根基が良くない人でも、家庭環境が良く、まわりの多くの人が煉功しており、その中には宗教の居士である人もおり、みな修煉のことを疑いなく信じています。こういう環境の中では、彼も影響を受けて信じるようになり、悟性も良くなります」

 私は時折、法を学び、煉功をし、真相を伝える活動にも参加していました。しかし、法輪功に対する理解は表面的なものにとどまっていました。私の悟性は高くありませんでしたが、師父は何度も私を啓発してくださいました。一度、私は夢で師父にお会いしたことがあります。師父は黒いスーツ姿で、椅子に座っておられ、私に向かって「ついてきなさい」とおっしゃいました。私は師父の慈悲を感じ、師父と法輪功に対する信念がより深まりました。

 それからは、何度も身体の浄化を経験した後、以前の執着や観念が薄れていきました。そして、いつの間にか薬を服用しなくなり、さまざまな健康問題は完全になくなったのです。

 魔難を乗り越える

 私は数年間生活に困窮していました。それは私の心身に対する試練だったのです。2016年、夫は別の都市に転勤となり、私は一人で家事と子供の世話をすることになりました。さらに、姑が私を訪ねた際に、脳卒中を発症し、半身不随になってしまったのです。

 また数カ月後には、私の母が心臓病で亡くなりました。兄弟姉妹は悲しみに暮れ、父も抑うつ症状を患って寝たきりになったのです。私は父を迎えて一緒に住むことにしました。父は8カ月後には精神的な傷を癒し、次第に歩けるようになりました。

 そして、父は故郷に戻りました。しかし、試練はまだ終わっておらず、次にさらに厳しいことがやってきました。私の妹が末期の肝硬変と診断され、肝臓移植が必要となりました。そのため、私は家を離れ、妹と妹の子供たちを世話をするために、別の都市に行かなければなりませんでした。私の気分は非常に沈んでしまって、健康状態も悪化しました。数カ月後には、妹は適切なドナーを見つけ、移植手術を受け、その数カ月後に回復しました。

 これらの体験を振り返ると、確かに私にとっては大きな試練でした。その時期、私はネット上での集団学法に参加し、同修と交流していました。私の修煉を助けてもらうことで、私の忍耐力も向上しました。

 ネット上で法輪功を広めて、心性を高める

 2020年3月、私の末息子の試験がすべて終了した後、私は「屋外で法輪功の活動に参加したい」と思いました。しかし、COVID-19(中共ウイルス)によるパンデミックが始まり、ムンバイも都市封鎖が宣言されました。これは私にとって打撃でした。屋外活動に参加することは不可能になってしまいました。

 2020年3月20日、師父の新しい経文『理性』が明慧ネットで発表されました。師父はこう説かれました。「精進していない大法弟子、極端に走る大法弟子は直ちに、自分自身を正し、誠心誠意に法を勉強し、修煉してください。なぜならば、このような弟子は最も危険だからです。本当の大法弟子はエネルギーがあり、業力とウイルスを滅することができ、最後の時期に衆生を救い済度するための使者として、人を救い真相を伝えるとき理性的に行動するのです」[2]

 同修たちと交流後、私は「残りの時間が限られている。私たちはできる限り、多くの人々に大法の真実を知らせる努力をしなければならない」と認識できました。パンデミックのため、人々は自宅に閉じこもり、恐れや失望を感じているのです。同時に心を静め、免疫力を高める方法を探しています。そこで、法輪大法を世の人々に紹介するために、オンライン口座を開設するアイデアが浮かびました。私は技術的には詳しくはありませんでしたが、他の同修が助けてくれました。一人の同修がオンライン通話ができるビデオアプリを使用することを提案しました。また、ほかの数人の同修も功法のデモンストレーションを手伝うことを申し出ました。こうして私たちは、インドで最も広く使用されている言語のヒンディー語と英語でのオンライン講座を開始することになったのです。

 参加者とのインタラクションの中で、私は「世の人々は、この機会を待っていたのだ!」と感じました。多くの人々が、私たちが法輪大法を紹介してくれたことに感謝しました。そして、多くの人々が以前に法輪大法のパンフレットを受け取ったことがあり、「今ではオンラインで学べるようになった」と言いました。

 現在、ヒンディー語と英語に加えて、ベンガル語、カンナダ語など他の言語でも提供しています。また、入門後のクラスや集団学法グループなどを作りました。その反応は非常によかったのです。このプロジェクトを通じて、百万人以上の人々と連絡を取り、その中で、非常に多くの人々がオンライン講座に参加し、法輪大法を理解し、功法を学びました。

 インドは、人口密度が高い大国です。私は、オンライン講座とソーシャルメディアが、数多くの人々に影響を与えるのに重要な役割を果たすと確信しています! オンライン講座のプロジェクトは、広報、紹介、動作の教え、集団学法グループの組織など、参加者全員の共同努力によるものです。この期間中、自分が正念さえ持っていれば、師父が私を助けてくださることを体験しました。

 何回か座禅や発正念をする時、実施可能な新しいアイデアを得たことがあります。また一部の同修から電話がかかってきたり、またほかの方法での助けもありました。「このすべては、師父がしてくださっている」と私は感じ取りました。しかし、修煉を日常業務としてやると、妨害がやってきます。だから、私たちは非常に強い正念を持たなければなりません。

 また、このプロジェクトに参加する中で、他の同修との間で心性の摩擦がありました。インドや海外の同修に称賛された時、私に執着心が生まれました。賞賛されたら嬉しくなり、逆に指摘されたら気落ちしました。しかも、これらの感情が一日中、私の脳裏から離れることはありませんでした。私は、「自分は指摘を受け入れることができる」と思いながらも、妨害される根源を見つけることができませんでした。

 私は、師父に悟らせてくださるようにお願いしました。夜の学法の時、「修煉者として、常人の中で遭遇した一切の苦悩は、みな関を乗り越えることであり、遭遇した一切の褒めたたえは、みな試練なのです」[3]を学びました。私は、直ちに自分のどこが間違っていたかを悟りました。私のすべての悪い考えがなくなりました。師父、感謝いたします。

 今では、似たような状況に遭遇したときには、私は常にこの部分の法を思い出すのです。

 オンラインで、新しい学習者と共に法を学び、功法を練習する過程で、私は定期的に法を学び、煉功することができるようになりました。私の健康状態も改善し、注意力が向上し、すぐ反応できるようになりました。私はリラックスでき、活力に満ち、生活への展望も変わりました。師父に感謝いたします。私には無数の不足がありますが、師父は決して私を手放したりはされなかったのです。

 以上は私個人の限られた理解となります。不適切な点があれば、ご指摘いただければ幸いです。

 師父、ありがとうございます!

 同修のみなさん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の説法:『理性』
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「修める者はおのずとその中にいる」

 (2023年インド第4回法輪大法修煉体験談交流会の発表原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/12/461898.html)
 
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