【明慧日本2023年10月16日】10月6日と7日、ヨーロッパの天国楽団と数カ国の法輪功学習者(以下、学習者)は、千年の歴史を持つ古都、ギリシャのアテネを訪れ、毎日2回のパレードを行い、法輪大法の素晴らしさを伝え、中国共産党(以下、中共)による24年間も続く学習者への残酷な迫害の停止を市民に呼びかけた。元欧州議会議員のクリソゲロス・ニコス氏も7日、声援のために駆けつけた。
アテネはギリシャの首都で、世界でもっとも古い都市の一つであり、ヨーロッパで8番目に大きい都市であり、ギリシャの経済、金融、産業、政治、および文化の中心地である。古代アテネは強大な都市国家で、3,000年以上の歴史が記録されている世界に名を馳せる文化古城であった。
ソクラテス、ヘロドトスをはじめ、多くの有名な哲学者、政治家、文学者がアテネで生まれ、あるいはアテネに住んでいた。そのため、アテネが「西洋文明発祥の地」、そして民主主義の起源地とも呼ばれている。
西洋文化の象徴、アクロポリスのパルテノン神殿 |
10月6日、天国楽団を先頭とするパレードは、有名なアクロポリスに向かって進行 |
西洋人学習者が金龍の舞を披露 |
天国楽団がシンタグマ広場で演奏、市民が注目 |
アクロポリス博物館付近を進行中のパレード |
ヨーロッパの天国楽団を先頭とするパレードは、「法輪大法は素晴らしい」の横断幕を掲げるチームと、迫害停止を呼びかけるチームによって構成されている。進行ルートはコツィア広場からスタートし、有名なシンタグマ広場、エルムー通り、モナスティラキ広場、ティシオ通りを通過した。
最初のパレードはアクロポリス博物館で終わり、他の3つのパレードはアテネのホロコースト記念館を終点とした。
パレードは各有名な観光地や商業街を巡り、広場に着く度に短時間の停留をした。その際、学習者の代表は、市民や観光客に法輪功を紹介し、中共による法輪功への迫害を伝えた。ドイツ在住の学習者・丁楽斌さんも発言し、今年5月に自分の父親を含む、不当に拘禁された山東省日照市の70人余りの学習者の救出を訴えた。
アテネの各広場は大勢の人で埋め尽くされた。人々は天国楽団と金竜の舞いのパフォーマンスを見て写真を撮り、拍手を送った。また、中共による学習者への迫害の罪悪を知った市民たちは続々と迫害を制止するための署名をした。
憲法広場での天国楽団の演奏が市民の注目を集めた |
法輪功迫害を阻止する活動に支持し、署名する人々 |
人々はパレードを気に入り、写真を撮り、チラシを受け取り、学習者に話しかけたりした |
元欧州議会議員、中共による学習者に対する生体臓器狩りを非難
学習者の反迫害を声援する元欧州議会議員のクリソゲロス・ニコス氏 |
元欧州議会議員のクリソゲロス・ニコス氏は、法輪功に関する多くの報告書を読み、多くのセミナーにも参加してきた。彼は「すべての(法輪功の)活動は平和的で、より良い生活を手に入れるためのものです。信じられないことに、このような平和的な活動は、中国政府の暴力に直面しています」と話した。
ニコス氏は、中共による学習者に対する生体臓器狩りを非難し、「これは、すべての論理を無視した暴力的な臓器狩りです」と述べた。
さらに、彼はこう強調した。「人々はもっと目を覚まさなければなりません。このようなことが21世紀になっても起こっていることを、私たちは受け入れることができないからです。医師の役目は命を救うことであって、命を奪うことではありません。(道義などを)気にせず、ただ金を稼ぎたい人がいますが、他はさておき、彼らは医者という職業が何を意味するのかを知らなければなりません」
最後に、ニコス氏は「努力し続けていけば、我々は必ず、中共による法輪功への迫害を変えることができます」と学習者を励ました。
ギリシャ人:「皆さんの勇気に敬服します」
「皆さんの勇気に敬服します」と、クリストスさんは言う |
クリストスさん夫婦は天国楽団の演奏を見た後、奥さんは「法輪大法は素晴らしい」の横断幕の前にしゃがみ込んで写真を撮り、学習者に「本当に素晴らしいと思います。皆さんの勇気を尊敬します。彼ら(中共)があなたたちにこのような恐ろしいことをしたのに、あなたたちは依然として平和的に、音楽で人々を鼓舞しています。私はあなたたちをとても尊重しています。ありがとうございます」と話した。
奥さんはその後、法輪功の功法について詳しく質問し、学びたいと言い、煉功点の場所をメモしていた。
学習者は夫婦に、「法輪大法の『真・善・忍』の理念には、中国の伝統文化の精髄が含まれています。残念なことに、今の中国では、そのような伝統文化を目にするのは難しいです」と説明した。
「そうです。70年前から消えてしまいました。それ(伝統)がきっと取り戻され、すべての腐敗物は崩壊すると思います。私たちは良いもの、ポジティブなものを探さなければなりません。最後はすべてがよくなります」と、クリストスさんは話した。
ギリシャの警察官:学習者に祝福を送る
アクロポリス博物館付近で勤務していた4人の警察官は、パレードと天国楽団の演奏を見ていた。学習者がチラシや「法輪大法は素晴らしい。真、善、忍は素晴らしい」と書かれた小さな蓮の花を手渡すと、彼らはとても喜んだ。その中の1人が、チラシに書かれた学習者への迫害を読むと、「恐ろしいです! 想像もできません!」と叫んだ。法輪功が100以上の国と地域に広がっていること、そして各地の学習者が、一日も早く迫害が停止されることを願い、パレードを行い真相資料を人々に配布し、平和的な活動を行っていることを知り、警察官は学習者に心から祝福を送った。
迫害の実態を知ったギリシャ人は、真実を広めることを手助けする
天国楽団の演奏を楽しく見ていたイギリスから来た2人の女性は、学習者から手渡されるチラシを受け取り、チラシに載っている学習者の追悼活動の写真を目にした直後、目を赤くして声を詰まらせ、「これは本当ですか? とてもショックです!」と話した。
学習者から、中国本土の学習者は信念のために拷問を受け、さらには生きたまま臓器を摘出され、売買されていることを聞き、その女性は涙を流し、帰宅してからネットで詳しく調べると言い、学習者の迫害停止活動によって迫害が終わることを祈った。
モナスティラキ広場はアテネの名所の一つで、数多くの土産物店や蚤の市が立ち並び、地元住民がさまざまな集会やパフォーマンスを行う場所の一つでもある。
パレードがモナスティラキ広場にやってきたとき、人々は興味をもち写真を撮り始める |
10月7日の正午、法輪功のパレードが広場に到着したとき、別の団体も集会を行っていた。その司会者は法輪功の資料を読んで深く同情を覚え、マイクに向かってその資料を読み上げた。
モナスティラキ広場で働く通信会社の社員、コスタスさんは法輪功の真相資料や小さな蓮の花の配布を手伝っている |
通信会社に勤めているコスタスさんは、モナスティラキ広場で働いていた。天国楽団の演奏を楽しんだ後、彼は学習者から真相資料と小さな蓮の花を受け取り、歩行者に配るのを手伝った。
ギリシャ人がフェイスブックでパレードの行進を生中継した |
ギリシャ人のクリストス・パポウティスさんは、憲法広場で法輪功のパレードを見た。中共の学習者に対する迫害を知った後、彼はより多くの人にパレードを見てもらい、法輪功迫害の実態を広める手助けをしようとして、自らのフェイスブックで6分間のライブ配信を行った。