長春市の電波ジャックで懲役11年を下された荘顕坤さん 再度、6年の判決
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 【明慧日本2023年10月16日】長春市の法輪功学習者・荘顕坤さん(49)と妻の韓英麗さんは、今年2月下旬に地元の警官に連行され、葦子溝拘留置場に拘留されたが、先日、荘さんが懲役6年の判決を受けたことが分かった。荘さんは20年前、長春テレビの電波ジャックで法輪功迫害の実態についての映像を放送したことに関与したとして、かつて、当局の裁判所から懲役11年の判決を宣告された。

 荘さん夫婦は、吉林省長春市自動車メーカーの職員だった。法輪功を学び続けているとの理由で荘さん夫婦は、この24年来、中共当局から残酷な迫害を加えられた。荘さんは1999年10~12月、法輪功への迫害停止を求めに北京へ行ったが、15日間拘束された。2000年2月、仕事中の荘さんは長春市公安局錦程分局の警官に連行された。その後、労働教養処分1年を科されたが、朝陽溝労働教養所と奮進労働教養所で残酷な迫害を加えら、さらに拘禁期間を6カ月延長された。

 2002年3月5日、長春ケーブルテレビ局の8つのチャンネルは、「法輪大法が世界に広がる」と「焼身自殺? それともやらせ?」などのドキュメンタリー映画の映像を50分間にわたって放送した。このことは中国国内や海外に大きな衝撃を与え、多くの人がテレビ映像を通じて法輪功が迫害されている真実を知った。しかし、中共の当時の書記・江沢民は激怒し、中南海で「容赦なく殺せ」という密命を下し、事件解決の期限を与えた。2002年3月6日から中共当局は、軍隊、警察、政府高官を出動させ、5千人以上の学習者を連行して、刑務所や強制収容所に入れた。数人の学習者が拷問されて亡くなった。

 電波ジャックに直接参加した18人の学習者の中で、候明凱さんと劉海波さんの2人は自白強要のためにひどい拷問を受けて死亡し、もう1人は行方不明になった。残り15人の学習者・周潤君さん、劉偉明さん、劉成軍さん、梁振興さん、張聞さん、雷明さん、孫長軍さん、李徳海さん、趙健さん、雲慶彬さん、劉東さん、魏修山さん、荘顕坤さん、陳艶梅さん、李曉傑さんは、4~20年の不当な判決をそれぞれに下された。劉成軍さん、梁振興さん、雷明さんは迫害で亡くなった。荘さんは2002年9月、長春市中級裁判所により懲役11年の重刑を下され、吉林省四平石嶺刑務所に拘禁された。 

 今年2月24日朝7時半、緑園区西新派出所の警官は荘さん夫婦を自宅から連行し、九台留置場に送った。3月4日、夫婦は長春市葦子溝留置場に移送されたが、弁護士との面会を許さなかった。

 妻の韓さんは現在も拘禁されているが、詳しい状況がわからない。

 明慧ネットの資料によると、2001年2月、韓さんは法輪功の冤罪を訴えるために北京に行ったが、警官に連行され、北京市公安局留置場に送られた。数カ月後、国家安全局の者だと名乗る人たちが韓さんの勤務先へ行き、韓さんの身辺を調査した。その後、韓さんは懲役5年の判決を受け、吉林省女子刑務所に送られ拘禁された。韓さんが連行されたとき、子供は1歳未満だった。その後、弟が子供の面倒を見なければならなかったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/14/467106.html)
 
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