湖北省の裁判所 70代農民から5万元を不当押収
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 【明慧日本2023年10月19日】湖北省麻城市に住む法輪功学習者・厳英中さん(70代男性)は2021年11月6日、当局の警官によって自宅から不当に連行された。今年、厳さんは秘密裏に懲役8年の重刑を下され、6月14日に湖北省沙洋刑務所に送られた。その後、厳さんの娘は携帯電話に、「厳英中さんが麻城の銀行に預けていた5万2千元が麻城裁判所によって5万元を強制的に引き出された。理由は、5万元の罰金(法輪功を学んでいるため)」というショットメールを受け取った。

 山間部の貧しい地域に生まれた誠実な農民・厳さんは、生涯懸命に働いて5万2千元を貯めたが、当局の裁判所に一度に5万元を不当に没収され、メールだけで済まされた。1999年7.20以来、麻城の中共の党委員会、政法委員会、610弁公室、国内安全保衛部門、派出所の警官は、鶏、豚、米、小麦粉、穀物、油などの生活必需品から冷蔵庫、テレビに至るまで法輪功学習者の私物を押収したり、罰金を科したり、給料を差し引いたりしてきた。

 黄土崗鎮厳家ハン村の素朴な農民・厳さんは、真・善・忍の理念を目指して法輪功を学んでいるが、中共からの迫害を繰り返し受けた。以前、鎮政府から3000元の罰金を科され、テレビを押収されたことがある。2021年11月6日午前、黄土崗派出所の警官7、8人が厳さんの家に2回押し入り、プリンターなどの私物を押収した。厳さんの妻は、不当な取り調べのために派出所に強制的に連行され、午後に解放された。厳さんは連行された後、麻城市の留置場に送られ拘留された。

 1年以上拘束され、濡れ衣を着せられた厳さんは、今年に秘密裏に懲役8年の判決を言い渡され、湖北省の沙洋刑務所に送られ拘禁された。

 明慧ネットが報告した統計によると、2023年1月から7月までに、中国本土で少なくとも773人の法輪功学習者が不当判決を受けたことが判明した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/29/466452.html)
 
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