【明慧日本2023年10月22日】天津市寧河区在住の法輪功学習者・陳元華さん(74)(以下、学習者)は、2022年1月8日、法輪功迫害の実態を伝えたとして警官らに不当に連行された。寧河区の警察、検察、裁判所などの関係者らは1年以上にわたって共謀し、陳さんに対して秘密裏に裁判を行った。現在、陳さんは懲役4年の刑に服しており、今年5月下旬に天津女子刑務所に移送された。
陳さんは連行された後、1年以上にわたり留置場に拘禁され、体調が非常に悪化し、壁に手をついて歩かなければならないほどで、裁判の際には車椅子に座らざるを得なかった。
陳さんの家には、80歳近い寝たきりの夫がいる。陳さんは前回の解放後、夫の世話ができ、病状は徐々に改善していた。しかし現在、陳さんが再度不当判決を下されたため、夫は非常に心配し、病状が悪化しており、医師の話によれば命の危険が迫っているという。
陳さんは1998年に法輪大法を学びはじめ、心身共に恩恵を受けた。かつて陳さんを苦しめた心臓病、狭心症、不眠症などの病気が治癒した。陳さんは真、善、忍の原則に従い、近隣住民からは健康で善良な人物と賞賛されている。しかし、中国共産党による法輪功への過激な迫害が始まってから24年間、陳さんのほぼ半分の時間は拘留所、洗脳班、再教育キャンプ、刑務所などに拘束され、放浪生活を余儀なくされた。陳さんは何度も拘留され、洗脳班に収容され、2年6カ月にわたる強制労働を強いられ、懲役7年の刑を受けた。
以下は、陳さんが長年にわたって遭遇した迫害の要約である。
1999年10月26日、陳さんは北京へ陳情に行った際、北京の警官に連行されて留置場に入れられ、そこでスタンガンで電撃を浴びた。後に陳さんは寧河県に連行され、最初に1カ月間の拘留、その後、町役場の洗脳施設に1カ月間拘禁され、町役場から家族に1万元(約20万円)の身代金を強要された。
拷問のイメージ図:数本のスタンガンで同時に電撃 |
2001年1月のある日、陳さんは自宅で十数人の警官らに連行され、町役場で7日間拘留され、その後、政府によって洗脳班に転送され、迫害を受けた。陳さんは真・善・忍の教えを堅持したとして、2001年1月21日に洗脳班から板橋女子労働教養所に移送され、2年6カ月にわたる不当な労働教育を受けた。
2006年6月3日朝、陳さんは法輪功迫害の実態を伝えたとして3人の警官に連行され、拘禁された。同年11月7日、陳さんは寧河県裁判所によって不当に懲役3年の刑を宣告され、天津女子刑務所に拘禁されて迫害を受けた。
2015年8月26日の夜、陳さんは田舎で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布していた際、警察に連行され、拘留された。2016年1月26日、寧河区裁判所によって不当に懲役4年を宣告された。陳さんは控訴したが、却下され、同年7月7日に天津女子刑務所に移送されて迫害を受けた。
いま、陳さん(74)は再び寧河区の司法機関による不当な迫害を受け、秘密裏に懲役4年を宣告された。陳さんが受けたすべての迫害は、ただ法輪大法を修煉し、真・善・忍の教えを守り続けているだけなのである。