中国で4.2億人が三退 NYで祝賀パレード
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 【明慧日本2023年10月22日】10月15日の日曜日、約1,000人の法輪功学習者(以下、学習者)がブルックリンでパレードを行い、中国共産党(以下、中共)の関連組織から脱退した中国人が4億2千万人を超えたことを祝した。ブルックリンにはニューヨークで3番目に大きい中国人居住区があり、観客は「法輪功は、このパレードで人類に貢献している」と語った。

图1~11:二零二三年十月十五日,千名中西族裔法轮功学员,在纽约的第三大华人小区—布鲁克林八大道举行大游行,呼吁停止迫害法轮功,声援4.2亿中国人退出中共党团队组织。

ニューヨーク・ブルックリン8番街でのパレード

 パレードは正午にスタートし、8番街の66丁目から42丁目まで行進した。ここには中国人の商店が数多く集まり、日曜日には中国人が家族連れで買い物や食事をしようと好んで訪れる。特に60丁目と50丁目の間は、最も賑やかで人通りが多い。

 パレードの警備は、ニューヨーク市警察第68分署が担当。学習者は、パレードのスタート地点で新任の責任者であるクリステン・シェーファー氏を始めとする警察官に感謝の意を表した。

 パレードが始まると、ブルックリン8番街で太鼓の音が響き渡り、旌旗がはためき、金色の竜が舞い、天国楽団の演奏が鳴り響いた。パレードの観客は交差点を埋め尽くし、楽しそうな笑顔を浮かべていた。

 観客は、次々と携帯電話を取り出して写真や動画を撮影し、中にはSNSでパレードの様子を生中継する人もいた。観客は地元の人々やビジネスマンだけでなく、『大紀元』でパレードの予告を見て訪れた人、そして中国本土からの新しい移住者もいた。

 観客からは様々な声が湧きおこった。「とても立派です!」、「賑やかで、(どの隊列も)きれいです。とてもきれいです!」、「素晴らしいです! 太鼓から竜の舞いまで、どれも素晴らしいです」、「隊列がとても整然としていて、ずいぶん練習を重ねられたような気がします」、「いい雰囲気ですね」、「どれ(隊列)もきれいですが、一番前の太鼓がもっと素敵です」、「中国本土では見られないものばかりです」、「このようなものは中国本土では見たことがありません。中国本土では見られません。これも『真・善・忍』です」、「毎年、何かないかと通りにやってきています。自由な国は、やはりより自由です」 

 中国から渡米したばかりのある観客は、(中共による)ネットワークの封鎖を突破できる「自由門」というソフトのおかげで、中国で多くの人々が真実を知り、精神的に目覚めたと語った。

图12~19:二零二三年十月十五日,千名中西族裔法轮功学员,在纽约的第三大华人小区—布鲁克林八大道举行大游行,呼吁停止迫害法轮功,声援4.2亿中国人退出中共党团队组织。

学習者のパレード

 パレードは、「法輪大法は素晴らしい」の横断幕を掲げるチームと、迫害停止を呼びかけるチーム、そして4.2億の中国人の脱退を祝うチームの三つによって構成されていた。先頭は天国楽団で、『法輪大法は素晴らしい』、『神聖な歌』、『凱旋』、『法輪聖王』などの曲を演奏した。

 続いたのは、回転する巨大な法輪の図形、中国語と英語で書かれた『轉法輪』の巨大な本の模型、色彩が鮮やかで光り輝く「天国の宮殿や仙境」を表現する花車、竜の舞い、旗の隊列、優雅な蓮の踊りのチーム、『共産党についての九つの論評』(以下、『九評』)の巨大な本の模型、「共産党の滅亡が天意である」と予告した中国貴州省平塘県掌布郷桃坡村の「亡共石」の拡大写真などがあった。真実を伝える横断幕の隊列は長く連なり、腰鼓隊は気勢がよく、どれもが迫力満点だった。

 全世界脱党支援センターの易蓉主席はインタビューに応じ、こう語った。「中共は、間もなく崩壊する。中国で中共の関連組織から4.2億人が脱退したことを祝うパレードのメッセージ性が、より多くの中国の人々に伝わり、脱党の潮流に加わって、ともに中共を歴史から一掃することを願っている。そして、より多くの人々がこの情報を中国本土または中国人に広め、私たちと手を携えて、共産党のない美しくて新しい中国を創り上げていくことを願っている」

 「共産党を滅ぼそう」

 父親が中共の体制側だという男性は、パレードを見ながらこう叫んだ。「共産党を滅ぼそう! 中国はこのままではよくなりません。それ(中共)がテロリズムを支持し、邪悪の枢軸を支持しています。それ自体が邪悪の枢軸なのです!」

 「自由門」でネット封鎖を突破し『九評』を読んで覚醒

 中国から米国に来たばかりの金徳付さんは、こう述べた。「中国本土にいたとき、学習者が開発した『自由門』でネット封鎖を突破して『大紀元』を読みました。共産党は政権を奪って以来、良いことを一つもしませんでした。共産党の殺人の歴史を知って、私は方法を考えて中国を脱出しました」

 金さんが「自由門」というソフトを手に入れたのは、2022年の旧正月だった。「私は共産党に何十年も洗脳されていて、『九評』を読んで共産党に対する認識がひっくり返りました。『九評』は、共産党の真の歴史と殺人を用いる暴政を全面的に暴露しました。中国人はネット封鎖を突破して外部のネットワークをよく見て、『九評』を読んで共産党の真の歴史を知る必要があります」

 また、金さんはネット封鎖を突破してから『轉法輪』を読み、法輪功を学び始めていた。「中国にいた時はこっそりとやっていましたが、アメリカにいる今、いつでもどこでも自由に煉功できます」

 法輪功を学んでからの変化について、金さんはこう語った。「煉功のおかげで、精神状態も健康面も前よりずっと良くなっています。以前の私は他人に腹を立てることが多かったのですが、修煉して心が広くなりました」

 金さんは、法輪功を修煉することの利点を周りの人々に伝え、共産党の内実を暴露し、より多くの中国人が中共を脱退することを願って、この活動に参加したと語った。

 観客の江さんは、「真善忍は素晴らしいものです。中共は中国人を韮のように刈り取っていますが、私たちは中共の専制を望みません。今、なぜこれほど多くの中国人が不法移民になってでも海外に出たがるかというと、共産党の支配から抜け出したいからです。なぜ移民ブームが止まらず、中国人が続々と移民してきているかというと、先に出た人が自由を得て、情報と真実を中国国内に伝えたからです」と話した。

 『大紀元』でパレードを知った観客、その場で三退

 中国から渡米したばかりの程雄鷹さんは、『大紀元』のウェブサイトに掲載されたパレードの予告記事を読んでパレードを見に来たという。パレードが始まる前に学習者から三退を勧められて、即座に加入していた共青団からの脱退に同意した。

 「今日、共青団から脱退しました。文化大革命から今に至るまで、共産党は多くの人を迫害してきました。アメリカに来て私は心まで明るくなり、自由を感じました。このようなパレードは中国本土では不可能です。私が最後に街頭に出てパレードに参加したのは、数十年前の中国での学生運動のときでした」

 屋台で出店の西洋人「中国文化が好き」

 「天国の宮殿や仙境」を表現する花車が通り過ぎるのを見て、8番街で屋台を出店していた西洋人のスティーブさんは、ワクワクしながら花車と一緒に写真を撮った。そして「このパレードが好きです。中国文化も好きです。中国は世界の中心の国です。『中』とは、『中心』という意味でしょう? アメリカは美の国です。そうでしょう?」と語った。

 中国人「法輪功は良いものです」

 中国人の林さんは、友人と一緒にスタート地点でパレードを見ていた。そしてて「見ごたえがあります。法輪功は良いものです。アメリカにはこれほど多くの法輪功(学習者)がいて、共産党が言っているのとまったく違います。中国は法輪功を受け入れるべきです」と語った。

 今年の11月19日は、大紀元が社説シリーズ『九評』を発表した19周年記念日である。『九評』は、世界的に中共からの脱退の波を巻き起こした。全世界脱党支援センターの統計によると、この19年間で、全世界で計4.2億人以上の中国人が中共の関連組織からの離脱を表明した。

 また、2020年に中共ウイルスが世界的に流行すると、全世界脱党支援センターは「中共悪魔を終わらせよう」と呼びかけ、署名活動を行った。今月中旬までに、全世界で390万人以上が署名した。

 「三退すれば平安でいられる」というフレーズは人々の心に深く根付き、「中共悪魔を終わらせよう!」という言葉も、今では多くの西洋人もよく口にし、いつでも口から出てくるようになった。

 パレードの当日は、計337人が中共からの脱退を選択した。うち16人が党・団・隊(中共・共青団・少年先鋒隊)を脱退し、42人が団・隊から脱退し、279人が少先先鋒隊から脱退した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/18/467239.html)
 
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