山東省聊城市の張淑萍さん 懲役7年の不当判決
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 【明慧日本2023年10月23日】山東省聊城市に住む法輪功学習者・張淑萍さん(68歳女性)は、2021年3月上旬に警察に不当連行された。同年7月末、不当に4年の懲役刑を下されたとの情報が入って以降、消息が途絶えていた。最近、張さんは2021年7月に不当に懲役7年(4年ではない)の実刑判決を言い渡され、山東省女子刑務所に拘禁されていることが確認された。

 張淑萍さんは1955年10月生まれ、以前は聊城のオイルポンプ工場で働いていた。現在は東昌府区の東昌東路に住んでおり、1998年3月27日に法輪功の修煉を始めた。

 中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、張さんは真・善・忍の信念を貫いたとして、残酷な迫害を受け、度々嫌がらせ、家宅捜索、連行を受け、労働教育所に3回収容され、1回の刑判を受けた。拘留所、留置場、洗脳施設、労働教育所、刑務所など、さまざまな場所で非常に残酷な拷問を受けた。

 以下は、張さんが受けた主な迫害の事実である。

 2002年6月のある日、法輪功迫害の実態が書かれたパンフレットを配布したとして、地元の警察に連行され、翌日、地元の留置場に不当に監禁された。7、8日後、警官は張さんを刑事室に連れて行き、非人道的な拷問を加えた。脚を重い足かせでかけられ、両腕を暖房パイプに交互に吊り上げられた(数時間ごとに位置を変えないと、障害になる)。この拷問は8日8晩続き、その間に何度か尋問されたが、張さんは断固として自白を拒絶した。この8日8晩の吊るし上げの拷問により、張さんは大きな損傷を受け、両手は上げられず、両足と足の皮膚は腫れ上がり、排便と排尿もできなくなった。

酷刑演示:吊铐

拷問のイメージ図:腕を吊るされる

 2002年7月、張さんは不当に1年6カ月の強制労働教育を受け、山東省第一女子強制労働教育所に拘禁された。刑務官らは、張さんに法輪功を放棄させるため、以下の残酷な拷問を行った。4カ月にわたり、張さんは毎晩わずか2時間しか睡眠を取らせてもらえず、1日20時間近く卑劣で侮辱的に罵られ、髪を掴まれて法輪功を中傷するビデオを見せられ、狭くて低い木の椅子に長時間座らせされた。張さんが「改心」を拒否したため、拘禁期間が数カ月延長され、合計で21カ月にわたる不当な労働教育を受けた。

 2006年6月、張さんは人々に法輪功迫害の実態を伝えたとして警察に連行され、不当に1年間の強制労働教育を受け、同年7月14日に山東省第一女子強制労働教育所に収容された。張さんは信念を放棄しないとして、残酷な拷問受けた。24時間トイレに行くことを禁止されたため、張さんは飲食をやめた。刑務官らは張さんが飲食をやめたのを見て、毎晩12時以降にトイレに1回行くことを許した。張さんは1日に1つの小麦のパンしか食べず、1食に1口しか食べず、水はまったく飲まなかった。数日後、刑務官らは別の拷問方法で張さんを苦しめた。非常に暑い7月、張さんに数十日間も風呂に入れせず、顔も洗わせず、強制的に猛暑の下で長時間日光浴させ、その後冷房で数日間凍えさせた。8月下旬のある日、刑務所で張さんを暴力的に「改心」させようと試みた。看守の王月瑶が張さんの脇腹を掴み、地面に倒した。 張さんは「法輪大法は素晴らしい!」と叫び、「警察は人を殴っている!」と叫んだため、看守は張さんの口に汚れた布を詰め込んで声を封じ、複数の人が張さんの頭、脚、腕を押さえつけた。看守の王月瑶は、張さんの脇腹の皮膚を掴み、激しくこすることで、脇腹の大部分の皮膚が擦り潰された。この拷問は非常に残酷だった。 

 2009年10月中旬、張さんは警察に連行され、11月に労働教養所に不当に収容され、約1年半拘禁された。

 2012年12月3日の朝、張さんは北楊集派出所の警察に連行され、聊城市拘留所に約27日間不当に収容された。

 2020年11月26日の夜、張さんは東昌府区「610」組織のメンバーや国家安全部隊、柳園派出所の警察によって不当に家宅捜索を受けた。ある日、張さんは自分のミニ車を修理屋に依頼した。その時、車に監視機器が装置されていることが発見した。それから、張さんはその車をほとんど使わなくなった。しかし、数日後に再び不当に家宅捜索を受けた。

 2021年3月上旬、張さんは高速道路の交差点で警察に連行され、聊城市留置場に収容された。同年7月末、聊城市東阿県裁判所によって不当に懲役7年の判決を受け、現在、済南市にある山東省女子刑務所に拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/11/466987.html)
 
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