黒竜江省呼蘭刑務所、李立壮さんに残酷な迫害
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 【明慧日本2023年10月25日】黒竜江省呼蘭刑務所第11監区の警官・孫維新、李連偉、王勇は、今年年7月、法輪功学習者(以下、学習者)・李立壮さん(50歳男性)に対して、残酷な迫害を行った。警官らは、李さんの顔、陰部、肛門に唐辛子水をかけ、口に尿を注ぎ、ひどく殴打し、暴言を吐き、スタンガンで口、鼻、陰部、肛門に電気ショックを与えた。また、強制的に拘束衣を着用させ、「熬鷹」(日本語では「疲弊した鷹」のことをいい、睡眠剥奪の拷問のことをいう)という方法で2日間眠ることを許さず、受刑者らに監視させた。その結果、李さんの顔には明らかな傷がつき、治るのに時間かかったが、ふくらはぎ部分には蹴られた跡が今でもはっきりと残っている。

酷刑演示:电棍电击

拷問の再現:スタンガンで電気ショックを与える

 それ以前に、押収された李さんの法輪功の書籍は返還されていなかった。また学習者・劉浩さんは押収された法輪功の書籍を返してもらうために、刑務所の事務室に行ったとき、警官・孫維新にその場で、ベルトで殴られ、スタンガンで電気ショックを与えられ、脅され、唐辛子水を2回かけられ、書籍は返還されなかった。

 同刑務所では、「転向」しない学習者に対して、信念を放棄するよう強制している。今年7月中旬、信念を放棄しない学習者には親族と面会する権利を剥奪し、毎月家族と電話する権利も取り消した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999以来、中国共産党によって迫害されている。

 ハルビン医科大学第一病院の整形外科医である李さんは、「真・善・忍」に従って自らを律し、懸命に働いていた。医者として患者から「紅包」(患者からの賄賂)を受け取ることもなく、患者を助けることに熱心だった。しかし、2000年12月、法輪功の無実を訴えに北京に行ったため、連行・拘束され、2001年5月に2年間の労働教養処分を受けた。2002年7月、ハルピンの長林子労働教養所で拘禁されている間、さらに4年間の懲役を言い渡され、あらゆる拷問と迫害を受けた。

 2020年4月、李さんは大慶市龍南分局の警官にハルビン市で尾行され連行された。その後、濡れ衣を着せられ、10年8カ月の重刑を言い渡され、2022年2月17日に呼蘭刑務所に送られた。2022年2月から5月までの間、李さんは呼蘭刑務所の「集訓監区」で、多数の警官と受刑者から、罵られ、殴られ、スタンガンで電気ショックを与えられ、唐辛子水をかけられ、針で刺され、24時間睡眠を奪われるなどの拷問を受けた。

 2020年の疫病流行以来、刑務所側は法輪功学習者に対し、一層迫害を強化した。法輪功学習者は手のひらほどのベンチに座らされ、家族との面会を許されなかった。法輪功学習者は「転向」を強制させられ、従わなかった場合、厳重管理隊の独房に入れられた。2022年、学習者・葛振華さんと李民さんが刑務所の迫害で死亡し、もう1人の学習者・戴啓鴻さんは拷問され危篤状態になっている。

 同刑務所はもともと、2年の執行猶予付き死刑、無期懲役、15年以上の懲役を言い渡された犯罪者が収容される刑務所であったが、現在学習者への迫害を行う場所になっている。不完全な統計によると、1999年7.20以来、17人の法輪功学習者がこの刑務所で迫害され死亡したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/22/467367.html)
 
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