瀋陽市の関志勇さんに懲役3年以上を宣告
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 【明慧日本2023年10月30日】(遼寧省=明慧記者)瀋陽市蘇家屯区の法輪功学習者・関志勇さん(以下、学習者)は、今年2月15日に警官により不当に連行され、家宅捜索を受けた後、拘束された。情報筋によると、関さんは瀋陽経済開発区裁判所により懲役3年10カ月の実刑判決を言い渡されたことが分かった。

 今年2月15日、突然3~4台のパトカーが関さん家の玄関前に停まり、多くの人がパトカーから降りて部屋に侵入し、中に入ると「誰も動くな! 話すな! 協力しなければならない」と命令した。関さんは「あなた達は誰ですか? 何をしに来たのですか?」と尋ねると、公安局の警察官だと答えた。関さんは「私は何の罪も犯していないのに、なぜあなたに協力しなければならないのですか?」と聞くと、 彼らは関さんの腕を後ろ手に回し、手錠をかけた。それから警官らは家の中を捜索し始め、現金、通帳、パソコンなど多くの私物を押収した。

 警官らはまた、当時現場にいた蔡葆菊さん、石淑梅さん、柳桂芹さんら学習者に対して身体検査を行い、鍵などを押収し、5人の学習者を営城子派出所に連行した。そこで連行された学習者は別々の部屋に閉じ込められ、尋問、身体検査、写真撮影、指紋採取などを強制された。蔡葆菊さんは身体検査を拒否したため、警官らは蔡葆菊さんを押さえつけ、ハサミでブラジャーも含めた服を切り裂いた。

 その後、警官は学習者5人をそれぞれの自宅に連れて行き、家宅捜索をした。当日夜の11時頃、石淑梅さん(78)と、初さんは解放され帰宅した。33日間拘禁された後の3月18日、蔡葆菊さんと柳桂芹さんは解放されたが、住居監視下に置かれた。

 3月23日、蔡葆菊さんに対する逮捕状が発付された。その後、瀋陽経済開発区裁判所は、蔡葆菊さんに懲役5年の実刑判決と罰金1万元(約20万円)を言い渡した。

 現在、関さんは瀋陽経済開発区裁判所から、懲役3年10カ月の実刑判決を宣告されたことが判明した。

 明慧ネットが報道した情報の統計によると2023年9月、少なくとも104人の中国国内の学習者が不当な判決を受けていることが判明した。不当判決は中国の18の省、自治区、直轄市に分布しており、うち60歳以上の高齢者が35人である。甘粛省白銀市の廖安安さん(87)は懲役6年6カ月と罰金8000元(約16万円)、山東省青島市の楊毓珍さん(87)は懲役1年と罰金5000元(約10万円)を言い渡され、廊坊市の優秀な元戸籍警察官の張憲さんは懲役1年6カ月、元四川「商報」記者の何暁玲さんは懲役1年8カ月、瀋陽市新城子区裁判所の元最高責任者、梁学森さんは懲役8カ月の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/25/467459.html)
 
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