【明慧日本2023年10月30日】内モンゴル自治区赤峰市の法輪功学習者・范美玲さん(62)は善良な農婦である。7月27日、覇州市裁判所は範さんに対して不当裁判を行い、8月17日に1年6カ月、罰金5000元(約10万円)の不当判決を言い渡した。範さんは、判決を不服とし廊坊市中級裁判所に控訴したが、同裁判所は10月24日に原判決を維持するとの結果を出した。二審合議廷は弁護人と家族の面会権、書類閲覧権を拒否した。
範さんは内モンゴル自治区赤峰市寧城県三家村在住の普通の農婦で、法輪功を学び続けているため、地元の中国共産党当局の人員に嫌がらせを繰り返された。その迫害から免れるため、5年前、範さんは家を離れて放浪生活を余儀なくされた。ここ数年は河北省の廊坊市に住んでいた。
今年3月2日、範さんは廊坊市安次区の借家から南門外派出所の警官に連行され、廊坊市留置場に送られた。その後、派出所の警官は範さんのいわゆる「案件」を文安県国内安全保衛部門に移した。3月15日、範さんは文安県検察院に逮捕令状を発布された。4月17日、文安県検察院は案件の書類を覇州市検察院に移送した。5月17日、覇州市検察院は範さんを同市裁判所に提訴した。
7月27日、覇州市裁判所は、範さんに対する裁判を行った。裁判所の内外で多数の警察車両と警官が出入りした。法廷で、弁護側は検察官が提出した「証拠」といわゆる法的根拠に対して、一つ一つ反論した。範さんも自己弁護で、法輪功の修煉は無罪であると述べ、釈放を要求した。裁判は正午に終わり、結果は出なかった。
範さんに関する迫害の詳細は明慧ネットの報道を参照。
1人の農婦に対する裁判に、中共当局が秩序を維持するため、裁判所内外に多数の警官を配置した。これは、公権力の乱用であり、法律の実施を破壊する行為である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)