河北省粛寧県の学習者裴文海さんに、3度目の不当判決
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 【明慧日本2023年11月2日】河北省滄州市粛寧県の法輪功学習者・裴文海さん(65歳男性)は一人暮らしである。2022年10月11日、保定市の蠡県公安局鮑墟鎮派出所の警官に尾行され連行された後、蠡県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の取調室の地下室で1カ月間拘束された。最近になって、裴さんが蠡県公安局に濡れ衣を着せられ、懲役4年6カ月の判決を言い渡されたことがわかった。

 裴さんは滄州市粛寧県付佐郷に在住。法輪大法を学んだ後、裴さんは真・善・忍の基準に従って良い人となり、肉体的にも精神的にも恩恵を受けた。以前は、体が病弱で、力仕事がほとんどできなかった。法輪功を学んでから、元気になった裴さんは、寝たきりで身の回りのことができない母親の面倒を良く見ていて、両親、兄弟、町の人々から親孝行な息子として認められていた。

 しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。そのため、裴さんは労働教養処分1回、実刑判決2回などの迫害を受けた。

 2004年、裴さんは人々に法輪功が迫害されていることと法輪功の素晴らしさを伝えたため、懲役4年の判決を下された。

 2009年9月9日、裴さんは、北ネン頭郷の市場に商品を売りに行ったとき、法輪功迫害の実態を知らない人々にそれを伝えていた時、当局の法輪功への誹謗中傷を信じた人に通報された。北ネン頭郷派出所の警官に連行され、保定市蠡県留置場に拘禁された。その後、2年の労働教養処分を受けた。

 2013年4月18日、粛寧県師素鎮南答村の市場で商売している裴さんは、そこで法輪功迫害の実態を伝えたため、同鎮派出所の警官に連行され、所持していた1000元以上の現金を押収され、粛寧県留置場に送られた。その後、粛寧県公安局の国保、付佐郷派出所の警官と同郷の幹部は、裴さんの家のドアをこじ開けて押し入り、家宅捜索を行い、すべての法輪功書籍と3000元以上の現金を押収した。2014年1月2日、裴さんは粛寧県裁判所から秘密裏に4年の判決を言い渡され、河北省冀東刑務所に送り込まれた。刑務所で、独房での監禁や電気ショックなどの残酷な迫害を受けた。

'酷刑演示:电棍电击'

拷問の再現:スタンガンで電気ショック

 裴さんに対する度重なる迫害で、両親は心配とショックで亡くなり、妻子はプレッシャーで裴さんのもとを去り、友人や親戚も近づかなかった。解放された後、裴さんは一人暮らしになり、体は弱かったが、生計のため、毎日小物を売り、生活費を稼がなければならなかったが、常に地元政府の人員からの嫌がらせを受けていた。2020年12月3日午後、付佐郷政府と付佐村の幹部十数人が裴さんの家に来て、嫌がらせをしたが、裴さんは法律の知識を利用して、彼らに法輪功は合法だと話した。

 2022年10月11日、保定市蠡県鮑墟鎮市場で商品を売っていた裴さんは、法輪功迫害について真実を話したことを通報された。警官は裴さんを連行しようとしたが、裴さんは警官らにも法輪功迫害の実態について話した。市場が終わって、裴さんは商品を持って家に帰ると、裴さんを尾行していた警官に家に押し入られ、家宅捜索され、法輪功書籍などの私物を押収された。

 裴さんは警官に連行されて、濡れ衣を着せられ、4年6カ月の実刑判決を下されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/30/467642.html)
 
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