遼寧省女子刑務所で、隋柏芹さんは残酷な迫害を受ける
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 【明慧日本2023年11月5日】遼寧省灯塔市の法輪功学習者・隋柏芹さん(57)は、遼陽市留置場に2年近く拘禁された後、今年4月に遼寧省第二女子刑務所に送り込まれた。刑務所で隋さんは自分の信念を貫き、「転向」を拒否したため、精神的、肉体的に虐待を受け、家族との面会も許されていない。

 隋さんは遼寧省の灯塔市に在住。2021年9月18日朝、隋さんは警官に連行され、遼陽市留置場に送られた。その後、不当判決(刑期は不明)を受けたという。

 長時間立つ姿勢で作業をさせられる

 刑務所で隋さんは毎日、10時間以上奴隷労働を強いられている。他の人は座って作業をするが、隋さんは椅子を与えられず、朝7時から夜まで一日中立ったまま作業をさせられ、ノルマの生産量をこなさなければならない。夜になって、作業を終えても、隋さんはさらに、2時間以上立つことを強制させられる。そのため、隋さんの足はひどく腫れ上がっている。

 受刑者からの暴行を受ける

 詐欺罪の受刑者の欒玲は、刑務所から部屋のリーダーに指定され、刑務官の教唆により、法輪功学習者に対して非常に敵対的である。彼女はいつも、隋さんを罵倒しながら、蹴ったり殴ったりしている。今年4月、隋さんは何度も欒玲に激しく殴られ、顔、眼窩、口角、顎にひどいあざができ、下半身もあざだらけになり、悲惨な状態だった。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打

 欒玲は自分が行った暴力について、自分は「政府」のために働いており、「政府」にそうするように言われたと言った。欒玲はまた、法輪功学習者の頭を洗面器で殴ったり、コートハンガーで殴ったりした。ある日、隋さんは欒玲に硬い靴ブラシで頭を殴られ、大量に出血し、衣服も血で染められた。

 このような法輪功学習者に対する暴力犯罪は、刑務所の監視カメラにもはっきりと映っているが、刑務官らは、いわゆる「転向」のために、故意に受刑者の犯罪を容認し、加害者に何も対処しない。

 中国北部はとても寒いが、欒玲は隋さんの布団をトイレまで引きずり、わざと床の汚水を染み込ませ、さらに冷水をかけた。隋さんの服もわざと捨てた。隋さんは毎晩冷たい濡れた布団にくるまって寝るしかなかった。

 さまざまな虐待をされる

 刑務所側は隋さんにすべての生活用品の供給源を断たせた。誰も隋さんに生活必需品を貸すことを許さなかった。しかたがなく、隋さんは、食堂やトイレで、他の人が使い捨てた紙を拾わざるを得なかった。

 隋さんは「転向」しなかったため、数カ月間、顔洗いや歯磨きも許されなかった。そのため、隋さんの体からの匂いは周りの人が耐えられないほどになった。

 昼間、作業現場では2食の食事が出るが、隋さんを監視する受刑者らは隋さんに食器を与えず、食事を与えず、その結果、隋さんは2食とも食べることができなかった。毎日10時間以上の激しい作業が続き、昼間の食事抜きで、隋さんは極度に瘦せてしまった。

 刑務官は、法輪功学習者への残酷な虐待を目撃していても、見て見ぬふりをしていた。隋さんは時々食事を与えられないだけでなく、しばしば丸一日食事なしで立たされることもあった。隋さんはいまだに、家族と面会することを許可されていない。

 刑務所側が学習者に対する「転向」の強要

 長年にわたり、遼寧省女子刑務所(および第二女子刑務所)は、法輪功学習者に対して拷問を加え、「転向」させる政策を実施してきた。遼寧省女子刑務所に収容された法輪功学習者は、刑務所に送られた初日から信念の放棄を強いられ、「罪を認める」と「転向する」などの書面を書かされ、法輪功を誹謗中傷する宣伝による洗脳を受けることを強制された。

 「転向」しない法輪功学習者に対して、刑務所側はあらゆる非人道的な手段を使って「罪を認める」書面を書くまで迫害を加え続けた。

 刑務所では、刑務官による戒告、生活必需品の断絶、監視者による殴打、奴隷労働、体罰、虐待、飢餓、凍るような寒さに晒す、刑具による拷問、電気ショック、性的虐待、独房、薬物迫害、家族との面会禁止などの手段を使っている。法輪功学習者に対する迫害は、基本的な生存権と人権を無残に奪うことで、憲法、刑法の関連法に違反しているのである。同刑務所の迫害により、多くの法輪功学習者が負傷、障害を負い、死亡する人もいる。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/29/467594.html)
 
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