中国法会|法に則って修煉することが私の唯一の道(二)
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2023年11月12日】(前文に続く)

 二、婚姻の絶望に直面して、私の変化

 以前の私は、修煉者であるにもかかわらず、人間の感情を放下できず、自分が望む感情を得られないことに悔しく、不満を感じ、時には怨恨を生じました。私と夫はともに大法弟子で、結婚してから8年が経ちました。最初の数年間、私たちは絶えず引っ張り合いました。私は彼からの気遣いや愛情を得たいと思っていましたが、その代わりに口論や冷たい態度が返ってきました。結婚に対する絶望で、私は何でこんなに運が悪く彼に嫁いでしまったのかと感じました。一時は離婚寸前にまで至っていましたが、幸いにも私は自分が法に則って修煉していないことが今日の苦境の原因だと、はっきりと分かっていました。

 私は離婚すべきではなく、逃げることもせず、法に則って修煉することが私の唯一の道ですが、どうやって向上すればいいのかわからなくて苦しんでいました。私たちは闘争心が非常に強く、一度争い始めると夜明けまで争い続け、どちらも降参したり弱音を吐いたりしませんでした。「他のことは一時的に改善できないかもしれませんが、とりあえず自分の口を管理する」と自分に言い聞かせました。どんなに争っても、どれだけ悔しさを感じても、傷ついても、言い返さないことだけは絶対に守らなければなりません。

 ある日、また争いが起こりました。私たちの喧嘩はすでに日常茶飯事になっていました。姑の家から帰宅する途中、車で40分かかりますが、その間に争いが勃発しました。車の中で彼は私を一つ一つ責めたりして、時には大声で怒鳴りました。何度か口答えをしたいと思いましたが、我慢しました。我慢するうちに、涙はポロポロと流れ、手を握りしめて、精一杯抑えました。最終的には一言も言いませんでした。このプロセスは苦痛でしたが、終わった後、心の中で「私は本当にやり遂げた!」と自分自身に拍手を送りました。

 「1回目にクリアできたなら、2回目も同じように我慢しないともったいないのではないか」と考えました。ある日、私たちは遠く離れている場所に真相の手紙を郵送することにしました(地元の郵便ポストには既に多くの真相の手紙を出した)。途中で意見が一致しなかったため、再び口論が始まりました。当時は彼と喧嘩をしたかったのですが、いったん喧嘩すると法を実証することができなくなることを考え直し、我慢しました。

 しかし、今回は彼の気性がより激しく、私に対して罵声を浴びせ、激しい嵐のように私を襲ってきました。私はある種の無力を感じましたが、逆に考えると、「これは良いことだ! 前回もやり遂げたし、今回も我慢すれば、私は更に高められる。もしこの激しい嵐に襲われるような屈辱の中で向上できるなら、私はかなり大きく向上したことになるのではないか」と思いました。そして私は目を閉じ、黙って耐えました。時間が経ちすぎて、当時の具体的な細かいことは忘れてしまいましたが、私たちは真相の手紙を郵送し、最終的には夫婦で仲良く帰宅し、雨上がりの晴れた日のようになりました。

 師父は次のように説かれました。「修煉の道のりにはいかなる偶然なこともなく、話をしている中であなたを刺激したもの、トラブルの原因である利害関係は師父が作ったものかもしれません。相手の話は非常に刺激的かもしれませんが、あなたの痛いところに触れたから、刺激的だと感じたのです。本当に不当な扱いを受けたかもしれませんが、その話は必ずしもその人が言ったのではなく、私が言ったのかもしれません。(皆笑って)そのとき、あなたがどのようにこれらのことに対処するのかを私は見ており、相手に口答えをしたら、実は私に口答えをしたことになります。(笑)(皆笑って、拍手)今日はここまでにしましょう。その物質は私が全部取り除いてあげますが、養われた習慣を皆さんは必ず除去してください。必ず、必ず除去してください。(拍手)」『各地での説法十』「マンハッタン説法」

 これらの関を乗り越えて、私は良くない習慣を取り除くことができ、本当に自分が大きく成長したと感じています。夫は確かに気性が荒いので、その後の日々でもよく腹を立てます。しかし、私はまるで耳に入っていないかのように、それに動じず、心の中で一切の不満や怨みを感じなくなりました。逆に、彼が私に向上の機会を作ってくれたことに本当に感謝しています。何よりも、良くないものを取り除いて下さった師父に感謝いたします。

 私はもう、夫の私に対する優しさや愛を追い求めることはありません。それは、修煉者が手放すべきものであることを私は知っています。私たちの関係は同修であり、共に成長し、お互いに注意し合うべきです。私たちの結婚が旧勢力によって崩される可能性があるかもしれませんが、師父の教えに従い、トラブルの中で向上することは、師父が私たちに対して要求されていることです。その後、夫も法に則って自分を修め、徐々に性格が変わりました。

 三、真相を伝え、人を救う

 人間は何かを掴もうとすれば、何かを失うことになります。私は悟性が低く、連続して転んで人生の苦難を経てから、ようやく法に則って修煉することが私の唯一の道であることに気づきました。法を正す時期の修煉が終わりの頃、法が人間世界を正す段階に移行する特殊な歴史的な時期において、私は最後の機会を掴んで精進して着実に修煉し、多くの人を救わなければなりません。

 どのように真相を伝えるかは私の弱点の一つでした。以前は友達や同僚にしか真相を話さなかったのです。もっと広い範囲で真相を伝えることは非常に難しいと感じていました。偶然の機会に、ある青年同修と一緒に法を学ぶことになりました。彼女は新しい学習者で、話すことが得意で、真相を伝えたいのですが、どのように話したら良いかが分からず、一緒に外に出て真相を伝えて人を救うことにしました。正直な話、私は真相を伝える経験があまりありませんでした。そのため、私たちは多くの真相資料を読んだりして、文章にして繰り返して暗記しました。このようにして、私たちは不器用に少しずつ模索し、経験をまとめていきました。

 覚えているのは、私たちが初めて真相を伝えに行ったのは海辺でした。海辺で一人で歩いている40歳くらいの女性がいて、私たちは彼女の周りを何度も歩いて、なかなか勇気を出して声をかけることができませんでした。その後、私たちは心を決めて、「大したことはない、彼女が受け入れなくても、メンツを失うだけで、すべてメンツにこだわるせいだ」と思いました。私たちは勇気を奮い立たせ、彼女に法輪功のことを知っているかどうか尋ねました。彼女も私たちとおしゃべりすることを喜んでいました。彼女は日本旅行の際、空港や観光地には法輪功の修煉者が多くいたと語りました。私は「その場で詳しく話を聞きましたか?」と尋ねると、彼女は「興味がありません」と言いました。その後、同修が法輪功を学んだ経験を話し、三退をすれば身の安全を守ることができると伝えました。また、将来人類に大きな災難が訪れ、法輪功が世界中に広がるという多くの予言があることを話し、彼女はすべてを受け入れました。最後に、私たちは彼女に「聡慧」という偽名を与え、三退を勧めました。彼女は同意しました。私たちは非常に喜んでおり、これは師父からの励ましであると感じました。

 その後、私たちは経験を積み、さまざまな人々に真相を理解してもらうことができました。感動的なストーリーもたくさんありますが、ここでは一々挙げず、今後の修煉体験で共有する機会があるかもしれません。

 この過程で、私は生きる真の意義を見つけ、人間での修煉の最後の時間をますます大切にするようになりました。真相を伝える過程で、困難や紆余曲折もありましたが、私たちは決してあきらめず、経験を積み重ねて学びながら、心を修め、恐れる心、メンツにこだわる心、急いで結果を求める心を排除し続けました。修煉の向上とともに、師父は多くの縁のある衆生を私たちのそばに連れて来て下さいました。

 師父が要求されることを行い、師父が按排して下さった道を歩む限り、師父が私たちに用意して下さったものは最も良いものです。私はもう、以前のように良い人生を送ろうとし、生活のために忙しくすることはなくなり、不安や心配もなくなりました。 これからの時間は私が法を実証し、修煉するため、大法弟子としての使命を果たすためであり、法に則って修煉することが私の唯一の道であり、他に道はありません。 よく修煉できなかった場合、これまでの努力はすべて無駄になり、永遠の機縁は失われ、二度とチャンスはありません。 私は師父の要求に従い、人間から抜け出して神に向かって行かなければなりません。そうして初めて私たちは師父の慈悲と苦心なる済度に応えることができ、師父を失望させず、自分の世界の衆生を失望させないことになります。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/5/467814.html)
(English: https://en.minghui.org/html/articles/2023/11/10/212852.html)
 
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