長春市の元教師・聶艶さんに懲役2年の不当判決が判明
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 【明慧日本2023年11月15日】長春市の法輪功学習者で定年退職した教師・聶艶さん(64歳女性)は、今年5月31日に衛星路派出所の警官・李晋全などによって連行され、長春市留置場に拘留された。8月8日、聶さんは朝陽区検察庁の検察官・高迪に濡れ衣を着せられ朝陽区裁判所に起訴された。最近、長春市朝陽区裁判所は聶さんに懲役2年の不当判決を言い渡した。主審裁判官は曲棟だった。

 聶さんは延吉市梨花小学校の教師だった。定年退職した後、長春市に住んでいる。法輪功を学ぶ前、聶さんは「薬漬け」で、不眠症、動悸、貧血症、足に力が入らず、出産後に冷たい水を使うことができないなど、多くの病気に悩まされた。法輪功を修煉した後、体質が大幅に改善された聶さんは、健康状態も良くなった。その上、聶さんは道徳を高め、仕事に対しても責任感があり、生徒を怒鳴らず、個別指導の授業を行わず、保護者からの贈り物も受け取らなくなった。生徒たちは「聶先生は一番優しい先生だ」と言っていた。

 1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。その後、聶さんは退職するまでに延吉市で2回連行された。2004年9月21日、聶さんは学校側の協力で延吉市公安局の警官に連行され15日間拘束された。2011年3月末から4月初めにかけて、聶さんは610弁公室と政法委員会および地元の公安関係者らに、何の証明も提示しないまま、勤め先の学校からいわゆる学習班(洗脳班)に連行された。そこで、十数日にわたって聶さんに対する「転向」が行われた。人格に対する侮辱で聶さんは精神的にひどいダメージを受けた。

 今年5月31日、聶さんは長春市の南湖公園付近で法輪功迫害の実態を人々に伝えていたところ、衛星路派出所の警官らに連行された。警官らは聶さんのバッグを奪い、その中に法輪功迫害について書かれた紙幣、家の鍵、車の鍵があったので、聶さんの車も押収した。午後、1人の制服補助警官と2人の私服警官は聶さんの自宅に行き、身分証明書も捜索令状も提示しないで、 聶さんの家を家宅捜索を行い、プリンター、パソコン、携帯電話などの私物を押収した。

 聶さんは衛星路派出所に連行され、長時間手錠をかけられた。その後、長春市留置場に送られ、7日間拘留された。6月8日午前、衛星路派出所の男女4人の警官は、留置場から聶艶さんを車に乗せ、赤信号を無視して走った。同日の夜9時頃になって、聶さんに対する勾留の通告書を下した。

 数日後、聶さんのいわゆる「案件」は朝陽区検察庁に送検された。担当検察官・高迪は、家族が提出した「逮捕をしない申請書」などの法的書類には目をつぶり、家族に「法輪功を学んでいるのか? 供述しに来い」などと脅すようにと警官に指示を出した。

 警察側は聶さんに濡れ衣を着せた「案件ファイル」は7月28日、長春朝陽区検察庁に渡した。担当の検察官、高が受け取って、すぐに起訴状を作り、8月8日に聶さんを朝陽区裁判所に提訴した。

 長春市朝陽区裁判所は、裏で法輪功学習者に対する司法迫害を行う長春市の主要組織である。先日、聶さんは不当に懲役2年の判決を言い渡されたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/12/468136.html)
 
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