2023年10月 法輪功学習者65人の不当判決が判明(二)
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 【明慧日本2023年11月18日】(前文に続く)

 二、60歳以上の学習者18人に不当判決

 明慧ネットの統計によると、10月に60歳以上の年配学習者18人が不当な判決を宣告され、最高齢者は89歳であった。うち80~90歳が3人、70~80歳が7人、60~70歳が8人となっている。

2023年10月、迫害を受けた60歳以上の学習者の判決状況統計表

名前 区県 刑期 罰金 年齢
潘悦蘭 山東省 青島市 黄島区 1年3カ月 8000 89
于慧利 山東省 青島市   情報待ち   85
繆献民 山東省 済寧市 任城区 2年3カ月 4000(未払い) 81
童淑栄 遼寧省 大連市   1年6カ月 1万 79
陳元華 天津市     4年   74
謝明玉 四川省 遂寧市   6カ月   73
黄秀珍 河南省 平頂山市   4年   70
王明義 山東省 臨沂市   4年   70
蒋宗会 湖南省 懐化市   7年 5000 70
于鳳珍 吉林省 長春市 農安県 2年   70
鄒建華 遼寧省 営口市   18カ月 2万 66
裴文海 河北省 滄州市 粛寧県 4年6カ月   65
孔祥銀 山東省 濰坊市 奎文区 2年 5000 65
陳平 四川省 重慶市 沙坪壩区 5年   64
趙李紅 山東省 威海市 栄成市 3年   63
劉朋 河北省 石家荘市   2年6カ月 1万 61
于永琴 吉林省 長春市 農安県 2年   61
蔡葆菊 遼寧省 瀋陽市 渾南新区 5年 1万 60

 一部の迫害実例

 1、青島市89歳の潘悦蘭さんに、懲役1年3カ月の不当判決

 山東省青島市黄島区に在住する年配学習者・潘悦蘭さんは数日後90歳の誕生日を迎えるが、今年8月19日〜20日の間、黄島区裁判所に懲役1年3カ月、罰金8000元(約16万円)の不当な判決を宣告された。潘さんは罰金と健康診断を拒否し、現在の状況は不明である。

 潘さんは2021年10月17日午後、バス停で法輪功の無実を伝えた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、隠珠派出所に身柄を拘束され、自宅にあったほとんどの法輪功の関連書籍および資料も押収された。潘さんは家宅捜索をされた時、警官から『轉法輪』と一部の法輪功書籍を取り返した。

 当日夜、潘さんは帰宅したが、3日後隠珠派出所の4人の警官に自宅から連行され、夜にまた帰された。

 2023年3月18日、潘さんは裁判所からの電話を受け、検察庁から起訴されたことを告げられた。情報筋によると、検察官は黄島区検察庁の孫春芳だという。

 2、大連市の童淑栄さん 不当に懲役1年6カ月

 大連市泡崖住宅団地に住む学習者・童淑栄さん(79)は8月9日、大連市甘井子区裁判所で不当な裁判にかけられた。10月17日、甘井子区裁判所の関係者2人と営城子派出所の警官3人が童さんの自宅に行き、童さんに懲役1年6カ月と罰金1万元を宣告した。その後、童さんは姚家留置場に拘束された。

 童さんは2021年10月17日、営城子近郊で中学生に、疫病から逃れ身の安全を守る方法を教えたが、当局の虚言に惑わされた中学生は童さんのことを通報した。営城子派出所の警官が数回嫌がらせをした後、童さんを6カ月間監視した。2022年5月、営城子派出所の警官3人が再び童さんの自宅に行き、さらに6カ月間住居監視下に置くと告げた。その後、童さんは甘井子検察庁に提訴された。

 3、法輪功迫害の真実を広めた企業家の胡元勤さん 再び不当な判決を受ける

 南京市江寧区の学習者・胡元勤さん(69)は今年1月4日、法輪功の資料を配布したとして、南京市公安局江寧支局と東山派出所の警官に連行され、江寧区留置場に拘禁された。今年10月中旬、胡さんが南京雨花台区裁判所から懲役1年4カ月の実刑判決を宣告されたことがわかった。

 胡さんは南京セメント工場の責任者であった。工場内の粉塵と汚染のため、喘息とめまいがますます深刻になっていたが、1996年12月に法輪功を学び始めてから、すぐに健康になった。胡さんは工場の指導幹部が集まった会議で、「法輪功は病気を治し、健康を維持するだけでなく、人々の道徳を向上させることもできます。私は法輪功を学んでから、酒をやめました。今後の食事のとき私に酒を勧めないでください」と言った。同僚たちは胡さんの変化を見て、法輪功を学び始めた人もいた。

 胡さんの卓越した働きが評価され、1997年に南京双寧グループ(セメント工場、プラスチック工場、工業園、閉鎖寸前の三つの部門)に会長兼総支配人として異動するとき、元の部門の従業員は涙を滲ませながら胡さんを留めようとした。上層部は双寧グループの指導チームを設立した後、胡さんに財務局の副局長を務めさせると約束した。双寧グループは1億元近くの負債を抱えた国営企業で、うち従業員の厚生年金保険料と賃金の未払い額は600万元以上に上っていた。胡さんはどこに行っても債権者が群がり、「お金を返さないなら腕と足をもぎ取るぞ」と脅迫された。その結果、胡さんの頭は叩かれて負傷した。胡さんは修煉者の優しさと冷静さで対応し、人員を削減して、債務関係を修復し、困難を乗り越えた。そのため、指導者や従業員から高く評価された。

 上層部が胡さんを財政局の副局長として異動させる準備をしていた矢先、江沢民集団が法輪功への残酷な迫害を開始した。胡さんは真・善・忍の信念を貫いたとして、すべての役職から解任されたが、当時の指導者は人材を重視し、今ではこのように優れた幹部は珍しいとして、工業園マネージャーの職を保留した。

 胡さんは2010年7月から2015年までの間に、少なくとも7~8回連行され、洗脳班に送られた。 2015年下半期、胡さんは南京江寧区裁判所により懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 4、山東省青島市の于慧利さん 済南刑務所に拘禁される

 2023年10月24日の大陸総合ニュースによると、青島市の年配学習者・于慧利さん(85)は、8月16日に自宅で不当に連行された。そして9月16日に済南刑務所に送られたことが分かった。

 5、山東省済寧市81歳の繆献民さんに不当な判決

 山東省済寧市任城区の学習者・繆献民さん(81歳女性)は2023年8月8日に不当に連行され、翌日済寧留置場に送られた。そして26日に裁判が開かれた。8月27日、繆さんは懲役2年3カ月の不当な判決を宣告された。

 繆さんは小さい頃からひどい気管支炎を患い、毎日ペニシリンを注射しなければならず、鎮咳・痰切りの甘草の錠剤を手放せずにいたが、それでも痰が多く、咳で頭まで痛くなり、特に冬はゆっくり眠れなかった。1996年から法輪功を学び始めると、気管支炎だけではなく、心臓病なども治り、健康を取り戻した。また、心が広くなり、金銭に関しても争わなくなった。

 しかし、1999年7.20以降、中共による法輪功への迫害が始まってから、繆さんは法輪功を学んでいるとして何度も身柄を拘束され、家財を押収されたことがある。

  (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/11/467970.html)
 
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