中国法会|私の同僚は大法が良いことを認めています(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年11月25日】(前文に続く)

   修煉者は自らを修め、慈悲を持たなければならない

 私は2006年にF社の研究所に就職しました。

 師父はこう説かれました。「言い換えれば、どの領域にいても、あなたの技能が向上できれば、それは自分の境地を高めたあとの現れです。見た目では、あなたは良い人を目指しており、心を修めています。人間の角度から言えば、あなたは良い人になり、法を勉強し、内に向けて修煉しているから、行ないがますます良くなり、そのため、 神はあなたに備えるべき智慧とひらめきを与え、勉強の中で多くのことを分からせ、さらに良いものを創造させ、もっとレベルの高い技術を身につけさせ、飛躍があるようにします」(『ロサンゼルス市法会での説法』)

 私は師父の教えに従って、熱心に取り組み、問題が起こるたびに内に向けて探しました。私は毎年会社に数千万の利益をもたらしていたので、上司は私の仕事に非常に満足していました。私はあらゆる機会を利用して、同僚に法輪大法のことを伝えました。彼らのそのうちの一人は共産党組織から脱退しました。しかし、私と最も良い関係を持っていた小紅さんは、私を通報し、さらには国家安全局にも通報しました。数日後、彼女は進行性リンパ腫と診断されたのですが、すぐに亡くなりました。小紅さんに起きた出来事はとても悲しく、法輪大法がいかに神聖なものであるかが分かりました。

 上司が私に話しかけてきたので、私は、中国共産党による法輪大法の迫害について話しました。すると彼は感激しながらこう言いました。「あなたはそのような若さで、中共を暴露する勇気を持っています。あなたを守るために全力を尽くします! しかし、中国共産党は非常に悪いのです。私は単なる起業家であり、中国共産党は私を真剣に受け止めないでしょう。他の会社のリーダーたちは、『法輪大法は本当に素晴らしいですね』と言っています。また、あなたは『堂々と正直な態度で中国共産党を暴露しようとしている』とも言っていましたよ」

 そして上司はこう続けて話しました。「私は学生時代、1989年6月に天安門広場で行われた学生民主運動に参加していました。中国共産党によって残酷に弾圧されました」と。彼は多くのクラスメートが戦車に押しつぶされるのを目撃していました。「彼らは血を流し、瀕死の状態で横たわっていました。これを目撃した後、私は中国共産党への信頼を完全に失いました。中国共産党が権力を握っている限りは、中国に希望はないのです」と話しました。そして、「誰かがそれを打破する能力を持っているなら、私は彼らに私のすべてのお金を喜んで渡します」と彼は力強く話しました。

 そして上司は、「あなたはなんと素晴らしい『革命家』なんでしょう!」と褒めてくれました。しかし、その時彼の言葉から、「自分は何か間違ったことをしていたのではないか」と気づきました。師父は私たちに真実を話して人を救うようにおっしゃっておられるのです。私はどのようにして「革命家」になったのでしょうか? これが私が繰り返し迫害されてきた理由なのでしょうか? 修煉者は静かに修煉し、同時に慈悲の心で衆生を救わなければならないのです。

 その後、国家安全局による度重なる嫌がらせと、私を引き渡すよう命じられたため、上司は私を守るために私の辞任申請を承認しました。彼は、私が監視されていたので、「元の携帯電話を持ち出さないように」と私に念を押しました。

 2007年、私はG社に入社しました。上司は私より学歴が低く、自分の立場に影響が出るのを恐れて私を排除しました。しかし私は「彼を手助けすべきだ」と思いました。私は彼の情報を確認するのを手伝い、彼の代わりに職場での対立を解決しました。しかし、認められることを求めたわけではありませんが、上司の仕事がスムーズになりました。最初は真実を明らかにしようとしても聞く耳を持たなかったのですが、徐々に分かってくれるようになりました。

 1年後、上司は私に「後任の上司になってほしい」と言いましたが、そのころは私たちはすっかり友達のようになっていました。彼が不満を漏らしたときは静かに耳を傾けました。後で聞いたのですが、彼は別の会社の副社長になっていたのでした。

 同僚のさんは法輪大法を修煉していました。ストライキがあったとき、従業員は暴力団を雇い、上司は警察に電話しました。両者は対立し、社内は混乱に陥りました。蓮さんと私は問題を解決する過程で法輪大法について説明し、二人で労使間のやりとりをしました。私たちは従業員に、中国共産党の弾圧下で、「上司が事業を運営することがいかに難しいか」を説明しました。ストライキはすぐに終わったのですが、多くの人が中国の問題と紛争の根本原因は、中国共産党にあると分かったのです。

 それ以来、真実を明らかにする環境はより良くなりました。私はあるグループの同僚に法輪大法についての真実を明らかにしました。その後、別のグループがやって来ました。誰かが私に質問したとき、法輪大法についての真実が分かっている人が、「無意味なことを言わないでください」と彼を遮りました。ある日の昼休みに、同僚が私たちに「煉功を教えてほしい」と頼んだので、全員がそれを学びました。

 その後、私は連行されたのですが、上司は私を救出するために全力を尽くしてくれました。その過程で蓮さんは、法輪大法について説明し続けました。私が戻ってくると、同僚たちはとても喜んでくれました。その後私が妊娠したため、数年間仕事を休みました。

 大法弟子は一般社会から切り離されてはならない 

 2015年、私はH工場で会計士として働き、上司の経営を補佐していました。女性労働者たちは噂話が好きで、ある人はこう言いました、「法輪大法を修煉する人は、他にやるべきことはないのでしょうか。彼らは仕事をせず、代わりに人々と話しをしています...」これを聞いたとき、私は非常に不快な気持ちになりました。私は、「どうすれば彼らの誤解を解くことができるか」と考えていたので黙っていました。

 従業員の給料は出来高制だったので、時間のかかる仕事は私が代わりに引き受け、作業効率を向上させました。時々彼らは私を怒鳴りましたが、私はそれを笑い飛ばして彼らを助け続けました。彼らは徐々に私を気に入ってくれるようになり、満場一致で上司に私の給料を増やすように要求しました。彼らは、なぜ私がそんなに良い性格をしているのかと尋ねました。私は「法輪大法を修煉しているので、問題があるたびに自分の欠点を内省しています」と言いました。彼らは「法輪大法を修煉しているのですか?」と驚きました。大法を激しく批判する人たちも、法輪大法が良いものであることを知っていました。彼らは党を離脱しました。中には私に、「煉功を教えてほしい」と頼んだ人もいました。

 ある日、私の向かいに座った上司がつぶやきました。「昔はテレビで聞いたことを信じていましたが、今では法輪大法は本当に良いもののようですね」、その後、上司と妻は党を離脱しました。私は多くの同僚に、三退するように説得しました。修煉者は一般の人たちの社会の一員であるべきなのですが、そうでなければ私たちのことを理解してもらえないことに気づきました。

 師父は説かれました。「皆さんは普通に生活し、普通に修煉すべきであり、同時に大法弟子として行うべき事を行い、今はこのようにすべきです。常人社会で大法弟子が行うべきこと以外、形式上何の区別もないはずです。表面において常人社会と同じですが、あなたは修煉者です。つまりこういうことです。皆さんが今日行った事は未来のために切り開いているのであって、つまりこの道は他でもなくこのように行うべきです。これは最も正しい道であり、未来の修煉者がこれを参照するので、皆さんは如何なる過激なことも行ってはならず、如何なる極端にも走ってはいけません。そのようにすれば、人為的に自分に障碍とトラブルを来たしてしまいます。如何なる極端な考え方も私が皆さんにやってほしいことではなく、それが執着である恐れがあります。そのため、トラブルが起きてしまいます」(『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」)

 私は、一般社会でも仕事が必要だと気づきました。一般社会は大きな染料の壺であり、るつぼなのです。対立は私たちの隠れた執着や日常の人々の観念を暴露し、私たちがそれらを認識して取り除くことができるようにします。私たちの行為が法の上界に同化すれば、人々は心の底から大法と同一化して、救われるのです。

   修煉者に対する通報から法輪大法についての真実が分かるまで

  2019年、私は家族経営の会社I社に勤めていました。上司は私のことを知っていました。彼は最初に「あなたはまだ法輪大法を修煉しているのですか?」と聞きました。私が、「法輪大法は素晴らしいです」と言うと、彼は黙っていました。彼が法輪大法を信じていないことが分かりました。私が法輪大法を修煉しているため、ほとんどの同僚は私に失礼な態度をとりました。しかし私は、「ここにいるすべての人々を救わなければならない」と思いました。

 上司は私を試す為に仕事を割り当てましたが、それは複雑でとても疲れるものでした。上司は一日中私を威圧し、私が間違いを犯すたびに大声でそれを発表しました。そのため、さらに気をつけるようにしました。これにより、多くの執着がなくなり、同僚の私に対する見方も変わりました。

 ある同僚は、「あなたはまるで修煉者の様ですね」と言いました。これは彼の口を通して師父が断言されたものです。彼は私の元同僚でした。彼の通報のせいで私はその会社を解雇されたのでした。再会したとき、彼は私を不思議そうな目で見ていましたが、その時私は、彼は「法輪大法」と深いつながりを持っていることを知りました。

 彼は、私の会社での仕事ぶりを観察していたのです。彼は私に対する印象が徐々に変わったようでした。ある日私は、「法輪大法は中国共産党がテレビで言っているようなものだと思いますか?」と尋ねました。すると彼は大声で、「私は法輪大法が悪いとは思いません!」と言いました。「共産党は邪悪です」とも言いました。私は彼に、中国共産党のインターネット封鎖を解くのに役立つソフトウェアを渡しました。しかし、使用中に中国共産党に見つかり、彼は警察署に連行されました。警察は彼に、そのソフトウェアの出所を尋ねました。しかし彼は、「街頭ポスターのネットを見て、自分でダウンロードした」と言いました。彼は私を守ろうとしたのです。彼は中共の組織から脱退しました。彼が私を通報してから法輪大法についての真実が分かるまでに9年かかりました。

 自分自身を修煉し、衆生済度する

 2019年の冬、私は仕事帰りに転倒して右足粉砕骨折を負いました。上司から、入院費を職場に負担してもらうために、会社で怪我をしたと主張するように言われました。私は彼にこう言いました。「私は真・善・忍を修煉しています。嘘はつけません。この怪我の費用を会社に支払ってほしくないのです」と。その後、上司は私に「あなたは素晴らしい」と言いました。私の足はすぐに治ったので、同僚は法輪大法の素晴らしさが分かりました。

 2020年の冬、工場は無駄の多い新しい設備を使い始めました。工場は毎月何億という損失を出していました。上司はとても心配していました。私は彼の情報収集と実験を手伝いました。同僚と一緒に他の地方に出張して調査したりもしました。問題は最終的に解決され、同僚の私に対する嘲笑は賞賛に変わりました。しかし、それは私の能力によるものではないと分かっていました。師父は、私が人々を救うための環境を作るのを手伝ってくださったのです。

 上司は以前、法輪大法の修煉者は気が狂っていると言いましたが、最終的には家族とともに法輪大法についての真実を知り、共産党組織から脱退しました。役員や多くの従業員も脱退しました。その後、私は別の街に引っ越しました。上司は私にメールを送ってきて「もし戻ってきたら、また私のところで働いてくださいね」と書いてありました。

 2022年の夏、私は省都にあるJ社に出勤しました。到着してから数日後、マネージャーは私に頭を下げて「私たちは皆、あなたを頼りにしています」と言いました。省都の同僚は若かったのですが、中国共産党の文化、無神論、現代の概念に大きな影響を受けていました。そのため、彼らに法輪大法について伝えるのは非常に困難でした。初めてここに来たとき、私は心臓病の症状がありました。試用期間中は毎日残業をしなければなりませんでした。私の周りには修煉者は誰もいませんでした。パンデミックによるロックダウンのため家に帰ることができず、故郷で修煉者に会うこともできませんでした。しかし、周りの人々を見て、「彼らを救うまでここに留まらなければならない」と思いました。病気の偽りの症状は徐々に消えていきました。

 昨年パンデミックによるロックダウンが解除されたとき、同僚のほとんどが感染しており、私もいくつかの症状が出ました。「もし私が病気になっているように見えたら、どうすれば人々を救えるだろうか?」と考えました。これは大法の信用を傷つけ、衆生済度を妨害するものです。この妨害を排除するために正念を発したところ、症状は消えました。私は精力的に働き、同僚は法輪大法の威力を目の当たりにしました。法輪大法についての真実を知って党を辞めた人もいました。私は一生懸命働きました、そして上司の補佐は「上司はあなたの仕事をとても気に入っています」と言ってくれました。小さなことでも、少しずつ自分の執着を見つけることが出来ました。

 師父は「大志を懐いだきながら細かいことに配慮し」と説かれました。(『精進要旨』「聖者」)細部がしっかりしていれば、人の心を動かすことができるということが分かりました。

 私の20年以上の修煉の中で、多くの間違いをしてきましたが、その中には大きな間違いもありました。

 師父は説かれました。「私は皆さんが修煉の中でした間違いにこだわったことはなく、皆さんが行なった良いことと成果だけを見ています」(『精進要旨三』「至難の関から抜け出す」)

 「良く行うことが出来れば、それはあなたが証悟した全てであり、それを整理して、悪いものを取り除き、残った精華はあなたの成功の道です」(二〇〇三年元宵節での説法)

 今年の中国法会では、私は職場環境で真相を伝える上でうまくいった部分を話し、それを書き留めました。

 慈悲深い師父、いつも私たちに間違いを補う機会を与えてくださり感謝申し上げます。自分自身をしっかり精進して修め、三つのことをしっかり行います。師父が私のために按排してくださったすべての衆生を救い、師父の深いご恩に報いたいと思います。

  (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/9/467802.html)
 
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