法輪大法の迫害が始まった日を回想
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年11月28日】中国共産党は1999年7月20日、全国的に法輪大法への迫害を開始しました。私は法輪大法に対するこれまでの不当な扱いを訴えるため、その日に北京の中央政府敷地近くの府右街に行きました。同じ目的で来た他の多くの学習者はすでにそこに来ていました。

 大勢の警官も来ており、彼らは学習者たちを狭いエリアに閉じ込めようとしました。足の踏み場もない私たちの多くは、府右街近くの別の通りにある小さな店に行きました。すると、数人の叫び声が聞こえました。「急いでものを略奪しなさい! 警官の銃も奪いなさい!」と。 私は、数人がその場面をビデオに撮っているのを見ました。私は本物の法輪大法の学習者は盗みをしないと知っていたので、加害者は法輪大法の学習者を陥れようとしている私服警官である可能性があることに気づきました。すると、1人の学習者が「法輪大法の学習者は全員しゃがみなさい!」と叫んだので私たち全員が一斉にしゃがみ込みました。私服警官は店内に立ったままでした。法輪大法の学習者が関与していないことが明らかだったので私服警官たちは非常に当惑した様子でした。

 暫くして、そこにいた学習者全員を石景山競技場か豊台競技場に連れて行くために、多くのバスが到着しました。私は石景山競技場に連れて行かれましたが、そこには少なくとも学習者が数万人いるように見えました。多くの武装警察が私たちを監視していました。午後2時30分、競技場のスクリーンには、法輪大法を非合法化するという中国共産党のアナウンスが流れ始め、数人の武装警察が学習者らを殴り始めました。武装警察は私たちの名前と住所を記録した後、私たちをそれぞれの地方の警察に引き渡しました。

 その後、私たちは解放されてホテルに戻りました。翌朝、天安門広場に行くと老若男女合わせて10人ほどの学習者がいました。前にいた人たちは座禅して地面に座っていました。後ろの人たちは合掌の姿勢で立っていました。彼らは何も言わずに静かにしていました。私は彼らが学習者であることに気づいたので、駆け寄って一緒に加わることにしました。しかし、私が一瞬躊躇してしまった時、警官がどっと押し寄せてきて、すぐに学習者を取り囲み殴り始めました。数人の学習者が大量に出血しているのが見えました。その時、私は法輪功学習者が天安門広場に集まって中国共産党警察に殴られているのを初めて見たのでした。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/8/462768.html)
 
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