中国法会|執着を放下後、家庭の災難は夢のようにおさまった(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年11月29日】(前文に続く)

  4. 正しい位置に置き、家庭環境の中で自分を修める

 夫が退職して家に戻るまでの数年間、私はほぼ一人暮らしをしていました。いつも午前3時10分に煉功を開始し、午前6時10分に発正念を終了します。毎朝、異なる学法グループに参加しています。中にはバスを2回乗り替えて行くグループもあったので、朝は時間に追われていました。正午に12時の発正念をした後、家に帰って食事をします。午後は、対面で真実を伝えたり、三退(中共の党、団、隊組織からの脱退)を説得したり、救援プロジェクトと協力してやるべきことをするために出かけます。夜はグループの学法にも参加し、家に帰るのはだいたい9時過ぎ、同修との交流があるときは10時ごろまで帰れないこともあります。毎日この繰り返しです。

 一人暮らしのときは、食事も家の掃除も簡単でした。しかし、夫が帰ってきたので、2人分の食事はあまり簡単すぎてはいけないため、工夫しながら料理をしました。家は3部屋あり、一人で家にいるときは一部屋だけ掃除すればよいのですが、今はすべての部屋を掃除しなければいけません。家庭環境の中で自分をよく修めることも、法を実証することになります。そのため、1日3食作り、家事もちゃんとやっていますが、時間があまりなく正直きついです。同修が来たり、他に用事があったりすると、家事が後回しになり、グループ学法から帰ってくるとすぐに家事をやりますが、よく疲れを感じました。

 昼間はグループ学法に参加し、帰宅時間も不規則なので、二人で会えないことも多くあります。夫は時々「総理よりも忙しいね、家がもうホテルになっている、一体どんな生活をしているの? なぜ 夜中に家事をするの?(皿洗いが)うるさくて、近所の人に迷惑をかけるじゃないか、もう少し後で行ってもらえないか?  食器洗いの10分か 8分くらいなら遅れてもいいじゃないか、行く回数を1回減らしてほしい! だめなら、行かないで!」と愚痴をこぼすこともあります。「嫌ならあなたがやればいいし、やらないなら何も言わないでください。あなたの食器や箸の使用に影響しないでしょう」と私は言い返しました。言い終えた後、すぐに自分が間違ったと気づき、怨恨心や闘争心、人に言わせたくない心がありました。

 「なぜ行かないとだめなのか? 」、「遅刻もいけないのか? 」などについて夫は分からないので、私がきちんと説明しなければなりません。私は落ち着いて彼に謝り、理由を話しました。私は「ごめんなさい、謝ります。おっしゃる通り、家事を済ませるのが遅くなってしまい、ご近所にも影響を及ぼしてしまうので、今後は時間内に家事を済ませるようにします。しかし、遅刻するわけにはいかない、世界中の大法弟子が同じ時刻に発正念をする時間までに到着しなければならず、遅刻すれば他の人に迷惑をかけます。行かなければいけないのは、特に夜の学法グループには、毎日同修が来るのを楽しみにしている年配の同修がいるためです」と話しました。

 「さらに、年配の同修は皆、異なる病業の状態を持っています。例えば、Aさんは高血圧と心臓病の状態反応があり、半月の間、階下に降りることができなかったのです。Bさんは脳血栓の状態反応があり、歩くと転びます。Cさんは、階下に降りるとき息切れ、咳き込み、時々息ができなくなることがありました。迫害という環境の下で、誰もが憂鬱な気分になります。私は毎晩交代で彼らの家に行き、法を学び、お互いを励まし合い、不足を見つけ、真・善・忍の基準に従って自分を向上させました。10日くらいの期間に、彼らの状態は徐々に良くなり、普通に階下に降り、真相を明らかにするために、出かけることができるようになりました。大法はこんなにも新奇的ですし、それに人を救うのも急いでいます」と説明しました。

 私は夫に理由を説明しながら、同時に、彼も法を求めに来た存在であり、まだ大法を修煉していませんが、責任を負っていると思いました。大法弟子の時間は非常に切迫していて貴重なので、その家族が大法弟子の仕事、家事などの一部を分担することができれば、彼ら自身の誓いを果たし、自身を正しい位置に置くことになります。そのため、私は自分を修める一方で、夫に真実を語ることにも注意を払いました。夫は私の同修を一部知っているので、私も安全に気を配りながら、夫が受け入れる状況があれば、私たちの修煉のことをたまには話しています。

 夫は私が何をしているのか、なぜそれをしているのか、そしてどのように協力すべきなのかを徐々に理解できるようになりました。私は学法や、用事をしにどこかに行くとき、大まかな方向と帰宅時間を夫に伝えて、安心してもらいます。これまで家事、買い物、料理など、全部私がやっていたのですが、今は彼がうまくできることなら、できる限りやってくれるので、私の負担が減りました。時々外出するときに夫に「今日はまた遅くなるかも」と言うと、「大丈夫、心配しないで、いつ戻ってきていいよ。ご飯は自分で解決するから、ただ安全には気をつけて」と言ってくれます。時間が余裕あるとき、私も彼のためにおいしい食事を作り、彼の生活に気を遣います。

 私たちが暮らすコミュニティーは、古い建物の改修と屋根のリフォームが進んでいます。我が家の新唐人テレビを受信するアンテナが、最上階の煙突の壁に置かれていたので、夫に「屋根の工事が始まる前に、破損防止でアンテナを下ろしてね」と言いました。ある日の午後、家に帰ると、クレーン車が建物の前で停車していて、アンテナはまだ上にありました。家に入ると、夫に怒鳴り「なぜまだアンテナを外さないの? もう工事が始まっているのに」と言うと今日は工事しないよと夫は言いました。「クレーン車が上に上がっているのに、工事しないの」と話しながら上にあがって、私がアンテナを撤去しました。言葉が口から出た瞬間、自分が間違っていることに気づきました。家に戻ってきてから夫に「私が間違いました。さっきの口調は悪かったです。20年以上修煉しているのに、まだよく修めていないです。相変わらずです」と謝りました。夫は穏やかにこう言いました。「あなたはよく修めていますよ」。私は少し驚きました。いつも夫は怒りに任せた態度に出るのですが、今日はこんなに穏やかな態度になると思いませんでした。夫が心から大法弟子を認めていることが分かりました。

 似たようなことはたくさんありますが、私は一つ一つのことを通して自分を修め続けています。夫は私の変化を見て、彼も大きく変わりました。今では夫が率先して心から協力してくれるようになりました。時々、私に用事があり、学法グループに行けないとき、夫が知らせに行ってくれます。同修に何かを届けたりするのを手伝ってくれることもあります。行ったこともない同修の家や、慣れていない環境のところに行くとき、夫が同行し、たどり着くことを確認してから帰っていきます。

 以前、夫は何かをするのに協力してくれたり、手伝ってくれたり、そこには夫婦の関係がありました。今、私に協力して物事を行っています。夫の心が広くなり、大法が人を済度するために必要なことであれば、誰のことであろうとも心を込めて行います。済度するのに難しい人がいれば、彼は率先して解決する方法を見つけてくれます。夫は、大法弟子は皆善良な人々であり、彼らの行動はすべて師父が法を正し、人を救うことを助けるためであることを心から理解しています。夫はまだ大法修煉には入っていませんが、心身は大法弟子の環境にある程度溶け込んでいます。

 今は大法を実証することに全身全霊を捧げることができ、時間制限もなく、精神的な負担もなく、とてもリラックスしています。私は自分の修煉環境と最後の時間を大切にし、より修煉に精進し、自分をよく修め、三つのことをしっかりと実行し、師父の苦労を少しでも減らし、安心できるようにしたいと思います。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/15/467917.html)
 
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