【明慧日本2023年11月30日】山東省濰坊市の諸城市裁判所は11月2日、5人の法輪功学習者(以下、学習者)に対して不当に実刑判決を下した。鄭志梅さんは懲役3年・執行猶予5年と2万元の罰金が科せられた。李叶淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李洪梅さんにはそれぞれ懲役3年・執行猶予4年と1万5000元の罰金が科せられた。
2022年2月26日、3月2日、3月3日、諸城市公安局の国保警官は、李叶淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李红梅さん、鄭志梅さん、李明霞さんなど学習者を次々に連行した。李明霞さんは2022年3月3日に諸城の国保警官に賃貸住宅から連行され、鄭志梅さんは2022年3月2日午後2時頃に自宅で警官に連行された。李叶淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李洪梅さんは2022年2月26日夜に法輪功迫害の実態を伝えに行く途中に国保警官に追跡され、連行された。
6人の学習者は諸城市の朱解鎮姜家庄洗脳センターに拘禁され、拷問された。諸城市公安局の国保大隊の警官・王首峰、郝曉軍、宋偉、蘇磊、韓軍は、6人の学習者に対する不当拘禁と拷問に直接参与した。
李叶淑さんは警官宋偉、郝曉軍、蘇磊らに竹の棒で頭部と全身を殴打され、足で激しく蹴られた。警官らは細くて四角の電線で李叶淑さんの手を結び付け、その後、スイッチを入れて電流を通した。李叶淑さんは全身を制御できずに跳ね回り、1人の警官は彼女の背骨を足で踏みつけ、李叶淑さんが意識を失うまで続けた。李叶淑さんには面倒を見る必要のある知的障害の子供がいるので、翌日、警官は彼女を家に帰らせた。
李明霞さんは警官の宋偉に耳を殴られ顔は腫れ上がり、口から出血した。彼女は鉄の椅子に閉じ込められ、手錠と足枷で縛られ、食事や夜も外に出されなかった。1回は23日間夜通し連続して拘束され、もう1回は7日間夜通し連続して拘束された。彼女の足と脚は非常に腫れ上がり、足はまるで馒頭(蒸しパンのようなもの)のように腫れた。
鄭志梅さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李洪梅さんは警官に鉄の椅子に閉じ込められ、手錠と足枷で縛られた。
拷問の実演:鉄の椅子 |
2022年4月19日、6名の学習者が保釈され、李叶淑さんを除く他の5人はそれぞれ2万元の保証金の支払いを要求された。
今年3月、6名の学習者は諸城市検察院に告訴された。その内5名の学習者は、国保警察の違法行為を問い詰める「刑事告訴状」および「事例に基づく法的見解の申請書」、「違法な証拠の排除の申請書」、「起訴しないよう希望する申請書」、「保釈の解除、事件の取り消しの申請書」、「再評価の申請書」などの文書を提出した。
8月11日、諸城市検察院の検察官・宋艷梅、朱通は6名の学習者に対して諸城裁判所での裁判実行を要求した。学習者の李明霞さんは、関連する法的文書や手紙、国保警官および担当検察官を告発する「刑事告訴状」、および「審判する前の解釈申請書」、「違法な証拠の排除の申請書」、「訴訟の撤去、事件の撤去に対する意見書」、「再評価の申請書」などを多くの機関に提出した。
10月26日、諸城裁判所の第一審判決が6名の学習者に対して不当に審理した。李明霞さんは開廷する前に再び担当裁判官に提出した「違法な証拠の排除の申請書」、「審判する前の解釈申請書」などに対する回答を要求したが、裁判官・朱躍瑋は開廷した時に既に回答したと嘘をついた。李明霞さんは、朱躍瑋に「刑事告訴状」および「回避の申請書」を手渡し、彼がこの事件に関与しないよう回避するようした。その後、李明霞さんは迫害を避けるために家を出た。李明霞さんが家を出た後、彼女の家族は何度も警官による自宅訪問や電話での嫌がらせを受けた。嫌がらせを加えた者は李明霞さんがオンラインで非法に指名手配されたと嘘をついた。
11月2日、諸城裁判所は鄭志梅さん、李叶淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李洪梅さんに不当に実刑判決を言い渡し、それぞれ5年および3年の執行猶予、総計8万元の罰金を科した。李明霞さんは現場にいないにもかかわらず、裁判所は彼女に対するいわゆる「審理」を終了したと発表した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)