【明慧日本2023年11月30日】(前文に続く)
二、426人の学習者が嫌がらせを受ける
一部の迫害の実例
1、重慶市の丹龍コミュニティの関係者 趙純富さんに2年間に31回の嫌がらせ
10月12日午後3時、重慶市南岸区南坪花園路街道の丹龍コミュニティの男性3人が、学習者・趙純富さんに嫌がらせをし、「三書」への署名を強要した。今回の嫌がらせはこの2年間で 31回目となる。
2、山東省濰坊諸城市の李明霞さん 放浪生活を余儀なくされる
10月26日午前9時、山東省濰坊諸城市の学習者・李明霞さん、鄭志梅さん、李葉淑さん、羅炳新さん、徐煥翠さん、李紅梅さんの6人が法廷で不当な裁判にかけられた。
法曹部門のいわゆる「手続きの流れ」の中で、李明霞さんは各種の法的文書や手紙を関連部署に提出し、「法輪功は間違っていません。法に違反したのは法曹部門法執行官です。不当な起訴を撤回し、案件を取り下げ、将来、責任を追及されるこれらの歴史的記録を削除して下さい」と事件に関与する法執行官に強く求めた。
李明霞さんは裁判所に対し、「違法証拠の排除を求める申請書」や「裁判前法律の説明申請書」などの書類を提出し、裁判官に書面による回答を求めた。裁判官・朱躍瑋は申請書類を無視し、裁判を行うと主張した。
李明霞さんは、10月26日に諸城市裁判所が自分と他の5人に対して不当な裁判を行ったことを知り、放浪生活を余儀なくされた。
3、山東省青島市の警官 学習者の黒燕さんを連行しようとした
9月19日午前11時30分頃、山東省青島市興隆路の数人の警官が刑事拘留リストを持って、学習者・黒燕さんの自宅にやって来て「警察へ協力しなさい」と命令した。黒燕さんが110番に電話すると、電話に出た男性が、「彼らは強盗ではなく警官だ。公務を執行している」と言い、電話を切った。黒燕さんは 12345 にダイヤルすると、オペレーターは上に報告するようにと言った。
そして黒燕さんは窓から「皆さん、見てください。警官は罪のない人を連行しようとしています。興隆路派出所の警官は悪い人を捕まえるのではなく、善良な人を捕まえます。『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』、私たちの師父の潔白を返して下さい」と叫んだ。すると、2人の警官は階下に行き、もう1人の警官は黒燕さんの叫び声を録音しようとした。その時、階下に大勢の人が集まってきたため、警官らは帰って行った。
三、60歳以上の年配学習者176人が連行、嫌がらせをされる
2023年9~10月、迫害を受けた60歳以上の学習者の年齢層別人数統計 |
一部の迫害の実例
1、山東省泰安市の複数の年配学習者が嫌がらせを受ける
10月16日午後2時30分頃、山東省泰安市岱宗坊派出所の警官4人とコミュニティの関係者らが、学習者・馬俊亭さん(84)、李乃修さん(91)、鹿克勤さん(77)の自宅に行き嫌がらせをし、法輪功創始者の写真と法輪功の書籍を押収した。
馬俊亭さんはかつて、法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして、家宅捜索を受け、懲役4年の実刑判決を宣告された。馬俊亭さんの夫はショックを受けて死亡した。馬俊亭さん本人は泰安市科技大学から除名され、年金も停止された。
李乃修さんは以前胃がんを患い、法輪功を学んで回復した。李乃修さんが法輪功を学んでいることを知った警官らは、家宅捜索を行い、すべての法輪功書籍を押収した。
鹿克勤さんは、法輪功の資料を配布したとして4年間監視をされ、長年年金を停止されていた。
2、北京市の邢玉清さん 警官に連行されたまま未だ帰っていない
明慧ネット2023年10月5日の報道によると、北京市平谷区在住の学習者・邢玉清さん(80)は10月1日、法輪大法の素晴らしさを人々に伝えていたところ、警官に連行されたまま、まだ戻ってきていないという。
邢さんは1997年8月に法輪功を学び始めた。当時、邢さんの健康状態は非常に悪く、低血圧、絶え間ない腹痛、慢性虫垂炎を患った。法輪功を学んだ後、これらの病気はすべて消え、痛みがなくなり、体が軽くなった。当時、53歳の邢さんは何をしていても若者のように元気になった。
2023年10月1日の午後、邢さんは法輪大法の素晴らしさを人々に伝え、災難から避けられることを願って外で活動していた。しかし、警官に連行されて拘禁された。
邢さんの夫は失明しているため、自分の身の回りのことができない。邢さんが連行され、夫の世話をする人がいなくなった。
3、遼寧省瀋陽市の体育教師が不当に連行される
9月20日午前8時から9時20分の間に、瀋陽の南塔靴城に住む学習者、体育の先生であった張さん(80歳前後)が不当に連行された。
張さんを連行した車のナンバーは、「遼A15P2M」と「遼A3675警」である。
4、不当に9年間投獄された北京秦尉さん 再び留置場に拘禁される
9月7日午前11時、北京市海淀区の学習者で画家の秦尉さん(62)は地元の警官により自宅から連行され、海淀留置場に拘禁された。警官らは秦さんのパソコンとその他の私物を押収した。
秦尉さん |
秦さんは中央美術工芸学院装飾絵画学科を卒業し、北京市海淀区八一中学校で美術教師を務めていた。秦さんは誠実で他人を助けることをいとわない優しい人であり、真理を探求する画家でもある。秦さんは法輪功に出会ったとき、『轉法輪』を一気に読み、人生の意義を理解し、修煉の道を歩み始めた。
1999年7月20日に中共が法輪功への迫害を開始した後、秦さんは拘束され、強制労働に送られ、二度の不当な判決を宣告された。
(続く)