迫害でほぼ失明状態になった苗淑卿さんに再び判決
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 【明慧日本2023年12月1日】遼寧省撫順市の法輪功学習者・苗淑卿さん(74歳女性)は、今年8月11日、大連市旅順から撫順行きのバスに乗っていた時警官6人によって連行され拘禁された。11月7日、撫順市望花裁判所は撫順(南溝)留置場で苗さんに対して裁判を行った。先日、苗さんは懲役1年、罰金3000元の判決を下されたことが分かった。苗さんは現在、控訴中である。

 苗さんは今年8月11日に家族と一緒に大連に旅行へ行き、観光地でチケットを買うために身分証明書を見せたところ、警報が鳴った。その後、警官は家族の携帯電話の追跡で一家を尾行した。苗さんが旅順でバスに乗って帰宅する際に本渓の警官6人(男4人、女2人)に連行された。その後、撫順古城子派出所の警官が苗さんを撫順留置場に送った。

 2022年8月中旬、苗さんは人に法輪功の真実を伝えたとして、古城子派出所の警官に連行された。その後、いわゆる「裁判待ちの保釈」で帰宅した。

 今年の11月7日午前9時、撫順望花裁判所は撫順(南溝)留置場で苗さんに対して裁判を行った。公訴人・陳広勝が法廷で起訴状を読み上げたが、その場で苗さんはその起訴内容を否定した。

 苗さんはかつて刑務所で迫害され、頭や目を激しく殴られ、両眼の視力が失明寸前になっている。苗さんは法廷で、「法輪功は違法ではなく、法輪功は憲法第35条、36条、37条に規定されています。そして憲法第29条に信仰の自由が規定されています」と主張した。

 法廷で苗さんの娘は「私は母と20年以上同居していますが、母の勤勉さ、誠実さ、優しさがわかります。母は誰も面倒を見たがらない盲目の祖母の面倒をよく見ていましたし、半身不随の義姉の面倒も見ていました。母は以前、多くの病気にかかっていましたが、法輪功を学んでから病気が治りました。法輪功は人に真・善・忍を教えています。良い人の基準がわかった母は、法輪功について自らの認識を周りの人に話しました。それは事実だからです。これは法律を破壊することでも、組織を利用しているとも言えません。社会に害をもたらしてはいません。裁判官にこのことを考慮していただきたいと思いすす」と発言した。

 また、娘は「道徳に背かない母は善良な人です。知っていることを話しただけで老人を罰するのは不合理です。どうか裁判官には道徳的良心に従って、母を無罪にしてください」と話した。

 苗さんは若い頃、薪を取りに山に登り、山から落ちて腰を負傷し、歩く時も、寝る時も寝返りを打つのも困難になった。40歳の時、苗さんは、顔が腫れ、寝る時は枕を3つ使わなければならず、そうしなければ息切れがして、さらに両方のふくらはぎから膝まで腫れ上がり、不正脈、頻脈、全身のかゆみなど多くの病気を患っていた。1996年9月、苗さんは法輪功を学び始めてから、短期間のうちに、体の痒みは緩和され、皮膚は滑らかになり、心臓病も徐々に改善され、健康になって家事もできるようになった。

 1999年7.20、中国共産党が法輪功迫害を開始した後、真・善・忍を信じ続け、法輪功の修煉を放棄しなかったため、苗さんは2度にわたり、合計8年の不当な判決を受けた。刑務所で苗さんは、スタンガンで電気ショックを与えられたり、独房に閉じ込められたり、小さなベンチに座らされ、冷水をかけられる、睡眠剥奪、吊しあげる、虎の椅子に座らされる、爪楊枝で指を刺されるなどの残酷な拷問を受けた。20年以上続いている中国共産党による法輪功への迫害の間、体に深刻なダメージを受けた。左目は完全に失明し、手術後の右目の視力は0.2しかなく、緊張すると失禁状態になる。

 苗さんに対する迫害の事実は明慧ネットの報道をご参照ください。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/27/468690.html)
 
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