中国法会 | 教えに導かれながら家族の問題に対処する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年12月3日】

 尊敬する師父 こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は、1997年に法輪大法の修煉を始めました。私の病気はすべて消えただけでなく、心身ともに多くの変化を経験し、法輪大法の素晴らしさを実感しました。師父に心から感謝いたします。

 中国共産党(CCP)が法輪大法を迫害し始めたとき、私は自分のビジネスを持っていました。私は法の教えを学び、時には『轉法輪』を3回も読んだりしました。師父の経文を読み、正念の時間も延長しました。私はいつも法を唱え、正念をしながら歩き、衆生を救うために全力を尽くしました。地元の同修が何人も逮捕されて不法判決を受けたのを聞いて、とてもプレッシャーを感じましたが、師父が私を守ってくださると強く信じていました。私は法を正す進展に従って修煉の道を着実に歩み続けていました。

 ところが、孫娘が生まれてからは、状況がすっかり変わってしまいました。私は、嫁と赤ちゃんの世話をするために、彼らと一緒に住んでいたのです。これまでのように、三つのことを行うことができなくなりました。私は使命を持った法輪大法の修煉者であり、心性を修めて衆生を救わなければならないことを思い出しました。毎日短い時間しか、外に出ることができなかったのですが、毎朝市場に食料品を買いに行った時には、道を尋ねてくる人とか、あらゆる機会を利用して、会う人たちに法輪大法についての真実を伝えました。

 孫娘が生まれてしばらくは2時間ごとにミルクを与えなければなりません。息子が夜の前半に赤ちゃんの世話をしていたので、私は真夜中に正念を発し終えた後、孫の世話をしました。私が朝6時の正念中に孫が泣いたりしたら抱っこしなければならず、夜は2時間しか眠れませんでした。

 私は1日3食を作って家の掃除や洗濯をして、産後の嫁には特別な食事を用意しました。毎日がとても忙しくて、10日目くらいになると法を勉強したり、正念を発しても、ついに集中できなくなって、起きていることも困難になりました。このままいくと自分の修煉を妨げることになると思いました。しかし、1カ月が過ぎたころ、「もっと時間を作る方法はないだろうか」と考えるようになりました。

 孫が生後1カ月になったとき、息子は私に「赤ん坊を連れて帰って世話をしてくれないか?」と言いました。その時私は、「旧勢力が私の家族に、情の執着を利用して私を引きずりおろそうとしている」ということに気づきました。孫の世話をしていたら三つのことを行う時間がなくなるのです。これは師父の按排だとは思わなかったので、私は少し感情的になりながら「赤ちゃんには両親が必要です。彼女はまだとても小さいのですよ。良い考えだとは思わない」と言うと、息子は「夜、赤ちゃんの世話を続けてほしい」と言ったので私は同意しました。

 半年後、嫁は仕事に復帰しました。息子は別の都市で繁盛していた事業をたたみ、私たちの都市で事業を始めました。ある日息子は「毎月の出費が多く、この新しいビジネスでは十分な収入が得られないので、もっとお金を稼ぐためにタクシーの運転手をしたい。引っ越して来て赤ちゃんの世話をしてもらいたい」と言いました。今度は私は落ち着いてこう言いました。「私はおじいちゃんのために、毎日お弁当を作らなきゃいけないのよ」

 家族の緊張が高まる

 息子は私の答えに満足しませんでした。息子は「叔父と叔母は息子と暮らしていますよ。1年以上孫の面倒を見ていたのに、なぜできないの? 今は出費が多く、子供の世話をしてくれる人が必要なのです。おじいちゃんにはお弁当を注文したらいいのでは?」と言ったので、「おじいちゃんはお弁当が嫌いですよ。おじいちゃんはレストランで食事をすることも好きではないでしょう」と話しました。

 そして、私は息子にこう話しました。「私は法輪大法を修煉しています。良いお金を稼ぐ前に、善行を行い、徳を積まなければならないという原則を知っています。友達を見てください。それは本当ではありませんか? 非常に有能な人もいますが、彼らは競争したり何事にも優れているのですが、お金を稼ぐことができないようです。しかし、謙虚で親切なのにいつも不当な扱いを受ける人もいます。彼らは親切で徳を積んでいるため、成功し大金を稼いでいます。あなたのおじいちゃんの世話をするのは私の責任です。赤ちゃんの世話の手伝いをすることもできます」と。すると息子は「分かりました」と言いました。

 その夜、息子から電話がありました。「タクシーを運転するつもりはないよ。おじいちゃんの世話をしてあげてね」と言ったのです。翌日、息子は興奮しながら電話で「1000元(約2万円)以上稼いだよ」と言いました。私は笑って「それはあなたが年長者を尊重したからです。あなたは神の福報を受けています」と言いました。息子のビジネスはそれからはずっと繁盛しています。

 孫娘が生後10カ月になって、夜あまり授乳する必要がなくなったので「家に帰りたい」と話すと、息子は同意し、息子の仕事が終わった8時には帰らせてくれるようになりました。

 私が家に帰った直後から、息子のビジネスはさらにうまくいき始めました。息子は私に、良い知らせを教えてくれました。そして、私は息子に言いました。「法輪大法の学習者を大切に扱うと、無限に徳が積まれることを知っています。あなたは私を尊重して私を帰らせてくれました。あなたは赤ちゃんの世話を自分でするので、神はあなたにさらに大きなボーナスを与えてくださったのです」と。すると息子は心から微笑みました。

 孫娘が生後14か月になると、息子は昼から孫を私のところに連れてきて、仕事が終わった午後8時ころ迎えに来てくれるようになりました。そうすることで私は法を学ぶ時間が増えました。

 午後6時に発正念をするのは大変でした。家にいるのは孫と私だけだったのですが、孫は泣いたり、一緒に遊ぼうとしました。そのため、果物やおやつ、水、おもちゃなどを用意して一人で遊ばせました。私は孫に言いました。「あなたは大法が作った生命です。『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』を覚えておいてください」と。私は正念を発しました。

 私は通常少なくとも20分間、時には40分間、発正念をしました。孫娘は私の足の上に座って手を握ったり泣いたりしましたが、私は何も動ずることはなく孫を無視しました。すると孫は一人で遊びました。師父が私たちに悟らせてくださった、「表面的には大変そうに見えても心を込めてやれば必ず出来る」ということに気づきました。

 私が孫娘の世話をしていた頃、中国共産党は、修煉者への嫌がらせを目的とした「ゼロ行動」キャンペーンを実行していました。私は、はっきりとしておらず、法を学んでも、正念を発するときも眠ってしまうことがよくありました。警察と公民館の職員は、私を捜したり、息子に頻繁に電話をかけたり、嫌がらせや脅迫をしました。

 迫害に加わることを拒否する

 嫁は政府で働いていました。ある日、彼女はこう言いました。「私はあなたの法輪大法の修煉に反対したことは一度もありません。しかし、マネージャーが私に言いました。政府のこの部門で働く者は、家族に法輪大法を修煉する者を置くことはできないと言いました。そうなると、その人は職を失うことになります。彼は、保証書に署名してくれるなら大丈夫だと言いました。そうでなければ、私は職を失います。私がこの仕事に就くのは簡単ではなかったことはご存知でしょう。今は出費が多く、この仕事が必要なんです。声明書に署名したほうがいいでしょう。家でも修煉できますよ」

 私は落ち着いてこう話しました。「私は法輪大法を20年以上修煉しています。私たちの師は、私たちに『真・善・忍』に従って善良な人間であることを求めておられます。私は善行を行うことが多く、悪いことは決して行いません。私は法輪大法を修煉することで、宇宙の真理を理解しました。もし私が署名したら、法輪大法を裏切ることになります。私たちの家族全員が罰せられるかもしれません。私は法輪大法を修煉して健康になり、あなたの赤ちゃんの世話もできるようになりました。感謝すべきではないでしょうか? 天の御心に従うことによってのみ、私たちは祝福され、困難を避けることができます」と。嫁はそれについて再び言及はしませんでした。

 息子は妻の仕事を守るため、離婚を提案しました。息子は、自分の家が監視されており、私がそこにいたら安全ではないことを知っていました。息子はもう私に赤ちゃんの世話を頼まなくなり、家政婦を雇うと言いました。私服警官は私を監視するために、息子の家の向かいにあるガレージを借りました。そのため、私は迫害を避けるために家を出ました。そして1か月後に戻りました。

 家政婦を雇うとお金がかかることはわかっていたので、家を出るとき、息子に銀行カードを渡し、それを使って家政婦を雇うことを提案しました。

 彼らは3人の家政婦を雇いましたが、孫はどの家政婦も気に入りませんでした。息子は私に「戻って赤ちゃんの世話をしてほしい」と言いました。私は同意しましたが、それには条件がありました。「大法を尊重し、復縁したら子供の面倒をみる」と言うことでした。すると息子は「すでに復縁しているよ」と言いました。彼らは私が法を学び、煉功することを妨げませんでした。

 息子と嫁は、中国共産党の嫌がらせで大変苦しみました。しかし、彼らは今でも私を尊重して良くしてくれます。嫁は、まるで私たちの間で何事もなかったかのように、私に高価な食べ物をよく買ってくれました。

 ある日、息子が「お金は戦って得るものではない」と言いました。そしていくつかの例を挙げました。私はとても安心し、「もっと良い行いをすべきであり、家族が円満であればすべてがうまくいくでしょう」と話しました。

 私は修煉者の皆さんに経済的に可能であれば、新生児の世話のために家政婦を雇うのが最善であると提案したいと思います。そうすれば、私たちは三つのことを行い続けることができ、悪が私たちの抜け穴に入ることを防ぐことができるのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/15/467916.html)
 
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