文/台湾の大法弟子
【明慧日本2023年12月5日】劉秉華さん (56歳) は、台湾の損害保険会社の上級管理者です。彼は若い頃、希望に満ち溢れ、頑張っていました。しかし、夢が打ち砕かれ自殺を考えたことがありました。そんな時に、 彼は『轉法輪』の本を手に入れ、それから人生が大きく好転しました。
不幸な子供時代
劉さんは貧しい一人親の家庭で育ちました。「私がまだ幼いころ、母は家族を捨て、近所の人たちから『母のいない家庭』と言うレッテルを貼られました。父は起きている時間を製麺業の経営に費やしており、私の世話をする時間はありませんでした。家の状態は非常に悪く、寝ている間に屋根から雨漏りがして私の顔に当たるほどでした」
運命の岐路に立ったバス
この厳しい現実から逃れるために、劉さんは家に帰らず、気の合わない友人グループと付き合い始めました。
高校3年生のとき、暴力団の青年が劉さんに家を出て一緒に住んでほしいと頼んで来ました。劉さんは荷物をまとめて家を出る準備をしましたが、内心では非常に迷っていました。「もし本当に行ってしまったら、おそらく一生後悔するだろうと思ったからです、不安を抱えながら私はバス停に立たざるを得ませんでしたが、不思議なことに、友人の家に行くバスは現れませんでした。やがて、家に帰るバスが到着したので、乗ることにしました。そして荷物を持って家に帰りました」
おそらく神の意志が働いたのでしょう。彼を家まで送り届けた運命のバスは、彼を不良仲間のグループから引き離しました。その後、劉さんは徐々にグループから離れて行きました。
夢を抱き高校を卒業したが、自殺寸前に追い込まれた
劉さんは高校卒業後、大学受験に失敗しました。義務付けられた兵役を果たしながら、どうすれば良いキャリアを手に入れ、富を得ることができるかを考え続けました。最後に、彼は法科大学院の入学試験を再受験し、立派な弁護士になることを決意しました。
劉さんは時間とエネルギーを勉強に費やし、最終的に福仁天主教大学法学部への入学を獲得しました。「ガールフレンドの家族は、私が弁護士として認められるまで、私たちの結婚には反対しました。卒業後は、夢を実現して大金を稼ぎたいと考え、昼は働き、夜は猛勉強しました。この取り組みを成功させるためには、人生の数年を犠牲にしても構わないと思っていました」
劉さんは希望と努力をすべて注ぎ、司法資格試験の準備をしましたが、試験には合格出来ませんでした。この結果は劉さんを完全に打ち砕き、彼を絶望の淵に陥れました。彼は自分の人生を終わらせ、その前に全財産を贅沢に使うという極端な計画を立てました。
彼が後戻りのできない道を歩み出そうとしたとき、友人が彼に『轉法輪』の本を渡してくれました。それは彼の地獄のような決断を再考させただけではなく、彼の人生におけるさまざまな不幸の背後にある原因も分かったのでした。
『轉法輪』を読んだ後で人生が変わった
「 『轉法輪』を三分の一読んだ後 、鼻水が出始め、40度を超える高熱が出ました。何度も医師の治療を受けましたが、症状は消えませんでした。最後に、友人は私にその本を読み終えるようにとアドバイスしてくれました。私は学法を続け、5セットの煉功をオンラインで煉功しました。体の症状はすぐに消えました。その後、これは李洪志先生(大法の創始者)が私の体を浄化するのを助けて下さったことが分かりました」
公園で坐禅をする劉さん
法輪大法を学んだ後、劉さんは苦労せずに喫煙習慣をやめられました。「私はかつて大量の喫煙をしていました。私はガールフレンドに、決してやめられない習慣が2つあると話していました。一つはタバコを吸うことで、もう一つは麻雀をする事でした。私が大法を学び始めて間もなく、彼女が私に輸入タバコを一箱くれました。まさに師父が『轉法輪』で説かれたとおり、タバコの箱を開けた直後に予期せぬ吐き気に襲われました。さらに数日待ってから再チャレンジしましたが、吐き気は続きました。それ以来、喫煙習慣をやめ、麻雀もやめました」
劉さんは、喫煙、飲酒、ギャンブルなど多くの悪い習慣に浸かっていました。彼の友人たちは、この世の誰も彼を変えることはできないと確信していました。しかし、法輪大法は確かに彼をより良い方向に変え、友人たちもそれには言葉を失いました。
「大法の力のおかげで、私は自分の人生を見直すことができました。法を学ぶことを通して、人生の本当の意味と、なぜ自分がそのように按排されているのかを学びました。私が困難や、苦痛に遭遇するたびに、大法は私に最善の方法で対処するための知恵を与えて下さいます。私が自分を向上させようとするたびに、大法は私の道を受け入れ、導いて下さいます。法輪大法は私の否定的な精神状態と人生観を完全に変えて下さいました」
煉功をする劉さん
「真・善・忍」実践して心身を向上させる
職場では、劉さんは「真・善・忍」の原則に従って自分の考えや行動を判断します。かつて、上級管理者全員が出席した重要なプレゼンテーション中に、劉さんは報告書の計算ミスについて公の場で批判されました。この間違いは彼の部下が行ったのです。「以前なら、その後の仕事上のあらゆる問題の責任を部下に押しつけて報復したでしょう」
「大法を修煉した後、たとえそれが私にとってどれほど不利なことであったとしても、私は自分の不足を内省します。私は相手の立場に立って、彼の努力を認めました。この件を聞いた部下が私に相談に来たとき、私は冷静に状況を説明し、二度とこのようなミスが起こらないよう協力するつもりであると伝えました」
別の機会に、劉さんは仕事が終わって車を取りに行ったところ、車のドアがへこんでいて開けられないことに気づきました。彼は車を修理するために多額のお金を費やしました。その後、駐車場の管理者が監視カメラの画像を精査した結果、犯人が特定されたとき、劉さんは、人と人との業力の関係、そして前世からの業を返済するための苦難のプロセスに関する師父の教えを思い出しました。彼はこの問題をこれ以上追及しないことに決めました。
「私は法律を勉強したので、彼を訴えるのは簡単でしょう。しかし、その被害が悪意のない偶然によるものであることも分かっていました。私はこの喪失を軽く見て、法輪大法の修煉者として求められる基準を維持しなければならなかったので、この出来事は私の修煉に対する大きな試練でした」
劉さんは、幼い頃に自分を捨てた母親に怨恨の心を持っていたことを認めました。大法を修煉した後、彼は人にはそれぞれの運命があり、人生のあらゆる出来事には理由があって起こることに気づきました。「法を得てから、私は恨みを捨てて、時間があるときはいつでも母と一緒に食事をするようになりました。私は母の介護に加えて、妻と子供の世話をすることにも力を入れました。
「私の免疫力の低下と重度のアレルギー性鼻炎により、極端な天候の変化や環境内の毒素にさらされると重い病気にかかりました。何年もの間、私は病気、疲労感、不眠症に悩まされてきました。法輪大法は私の体の健康を改善し、見た目も若々しくなりました。私の同僚や友人たちは皆、私の実際の年齢よりもとても若いと言ってくれます」
法輪大法修煉体験交流大会に参加した劉秉華さんと妻子
劉さんは毎日、仕事の後に時間を費やして中国本土の住民に電話をかけ、中国における法輪功迫害の真実を明らかにしている。「感染症の流行期間中、私は中国本土の男性に電話をしました。私はまず彼に現地の状況について尋ねた後、中国共産党の残虐な本性と法輪功迫害の背後にある真実について話しました。最後に、私は彼が中国共産党から脱退することを願いました。私の懇願にもかかわらず、彼は黙っていました。最後に、私がこの電話をかけたのは本当にあなたの為だと伝えました。私は、中国文化は縁を大切にし、何億人もの人々の中から、まったく縁もゆかりも無いあなたの番号を選んで電話したのです、「あなたには何も望んでいません」と私は言いました。「実際のところ、この電話を終えたら二度と話すことは無いので、私の話を信じて自分の命を救ってください、よろしいですか?」、実はこの時点で私は泣いてしまったのですが、私の誠意が伝わり感動したのか、彼は最終的に「脱退することに同意します、ありがとうございます」と答えました。
結論
過去に劉さんは名声と富の両方を手に入れようとしましたが、自殺を考えたほどの挫折を経験しました。しかし、法輪大法は彼の人生観を変え、健康を取り戻しました。劉さんは友人や親戚に「法輪大法は私に第二の人生を与えてくれたのです。大法がなかったら、私は悲惨な最後を迎えていたでしょう。師父への感謝の気持ちは言葉では言い表せません」と話しました。
「古典文学の『西遊記』には、「人身難得、中土難生、正法難遇、(人間の体を得るのは難しい、中国に生まれるのは難しい、そして本物の正法[道]を見つけるのも難しい)」という言葉があります。昔、人々は正しい修煉方法を得るために、多くの苦難を経なければなりませんでした。しかし、法輪功に関する情報は現在、さまざまな手段を通じて入手可能なのです。法輪功はあなたの人生を変え、予期せぬ祝福をもたらすことができます、ぜひ皆さんにも読んで頂ければと願っています」