黒竜江省の王暁翠さんに懲役2年4カ月の不当判決
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 【明慧日本2023年12月6日】黒竜江省双鴨山市(そうおうざんし)の王暁翠さん(別名王麗、55歳女性)は、2022年4月13日、当局に連行され、家宅捜索をされた。2022年末に当局に懲役2年4カ月の不当判決を言い渡された。王さんの家族はなんとか王さんの判決について知ることができたが、王さんの裁判の詳細、拘禁場所などについてはまだ分かっていない。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2022年4月13日午前中、友誼県公安局の副局長・呂東雷は10人以上の警官を率いて王さんの自宅に行った。警察は監視カメラに、2021年12月に王さんが住宅街で法輪功の資料を配布している様子が記録されていたと述べた。

 警官らが警察手帳や捜査令状を提示しなかったため、王さんは門を開けることを拒否した。その後、警官は高さ約2メートルのフェンスをよじ登り、王さんの自宅の中庭に入った。警官は王さんの家の鍵をひったくってドアを開け、王さんの法輪功の書籍、情報資料10部以上、パソコン、プリンター、携帯電話、その他の貴重品を押収した。その後、王さんを友誼鎮派出所に連行した。王さんは取り調べ中に心臓病が発症し、高血圧だったため、警官は王さんを家まで送った。翌日、警官は王さんと夫を派出所に呼び出し、保釈を求める書類に署名させた。

 友誼県検察庁は、王さんを前回の懲役3年を「常習犯」とみなし、2022年9月頃に王さんを起訴した。王さんが2006年8月13日に法輪功の資料を配布したとして連行された後、王さんの父親は、王さんが黒竜江省女子刑務所に拘禁されている間に亡くなった。 王さんの母親は入院し、息子は学校の勉強に集中できなくなった。

 地元の法輪功学習者は、王さんの迫害経緯をやっとの思いで明慧ネットに掲載し、2022年10月11日に記事を発表した。翌日、警察は王さんを再び拘留し、集賢県拘置所に拘禁した。

 王さんは法輪功を学んだとして2度拘禁されたため、80代の姑の面倒を見ることができず、王さんの息子の嫁は今年初めに双子を出産したが、家族はその幸せな出来事を楽しむことができなかった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/3/467790.html)
 
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