【明慧日本2023年12月6日】(前文に続く)
五、師父感謝し、衆生が救われ新たな局面が開く
(年金の件について尋ねた時)私は勤め先の責任者に、教育委員会に行くように言われました。教育委員会の理事や人事担当者いわく、政法委員から「三書」に署名するよう指示され、そうしないと年金がもらえないそうです。私は彼らに大法のことを話しても、聞く耳を持ってくれませんでした。こうなれば、政法委員会に行くしかないと考えました。しかし、そこは最も邪悪な場所で、かなり困難でした。私が政法委員会に行く数日前、地元の同修たちは、邪悪な旧勢力の妨害を取り除くため、長時間発正念をしてくれました。
私が政法委員会に到着すると、私のことを知っていてとても温かく接してくれたスタッフが副書記のオフィスに電話をかけてくれました。接待の人がオフィスに案内してくれました。私はかつてここのすべてのオフィス宛てに手紙を出したことがあります。副書記のオフィスの外で待つこと10分以上、接待の人が出てきて「書記は不在でしたが、あなたの年金は政法委員会の管轄外であると電話で話した」と嘘をつきました。私はそれを聞いて、政法委員会の書記を見つけるのはそれほど難しくないことがわかりました。実は、師父はすでに私のために段取りしてくださり、残りは一歩踏み出すだけです。これは、あらゆる人心を取り除き、心性を向上させる過程でもあります。
各政府部門を訪ねた当初、彼らは私に修煉を放棄させるために「三書」を書かせようとしました。私は「決して書きません。あなたたちに決められることはない」と内心思い、法を繰り返し暗記することで、正念を持ちました。私は師父について、衆生を救い済度するために来ました。誰も私を迫害する資格はなく、誰かが私を迫害すれば罪を犯すことに等しいのです。私は師父にすべてを委ね、いかなる人心も捨てて、ひたすら自らを修め、人を救うのです。慈悲なる心を胸に、私は教育委員会や学校の指導者たちに対し、「なぜ三書に署名しないのか」という内容の手紙、善悪の報いなどの例をいくつか挙げて彼らに渡しました。
私が法において、観念を改め、心を込めて人を救いさえすれば、すべては変わります。かつて「三書」を書かなければならないと言っていた勤め先の幹部の1人が、「深く考えないで、年金は受け取るべきものだ」と私に言いました。
ある日、私は家で法を学んでいる時、突然このように悟りました。政法委員の2人の書記を含め、みんなはもうこの件に関与しないと言いました。つまり、私は師父が段取りした道を歩んだのであり、正しい道を歩んだのではありませんか。 私はすぐに教育委員会に行き、担当者に「今は誰も私のことを構わないと言っており、政法委員も構わないと言っています。政法委員から『三書』を書けと言われたとおっしゃいましたが、誰がそんなことを言ったのか教えてください」と言いました。彼は言葉を詰まらせました。 私は彼に、「私たちは同じ勤め先に所属しているのです。内輪揉めする意味があるのでしょうか」と言いました。彼は「私は党員ですから、自分の役目を果たさなければならない」と言いました。私は「それは私とは関係がありません。私は法を犯していませんし、濡れ衣を着せられたのです。将来大法の無実が証明されるでしょう。他の皆は責任を免れようとしているのに、あなただけ責任を取ろうとしています。将来、あなたが責任を取らされることは本当に見たくありません」と言いました。彼は「私は党委員会にも、規律検査委員会にも行ったのに、誰もかまってくれませんでした」と腹立たしそうに言いました(実際、私は党委員会と規律検査委員会の幹部たちに何通もの手紙を出しています。大法のことを話したことがあります)。彼は続けて、「なぜ私ばかりに尋ねるのか、あなたの勤め先にすでに伝えていますから、後は彼ら次第です」と言いました。私は「あなたがいつも『三書』を書かねばとおっしゃっていたから」というと、彼はすぐに理解したようで、すぐに校長に電話し、保証書など書かなくてもいいことを伝えました。その後、私は校長に会って、年金の全額をがもらえることを約束してもらいました。彼らは手紙を読んで、大法のことを理解し、誰も将来責任を負いたくないのです。
後日、人力資源と社会保障局に行くと、担当者は「学校からは報告済みで、教育委員会のところで検討しています。私たちもできるだけ早く解決したいと思っています。そうすれば、あなたが陳情を続けなくても済むでしょう」と話しました。局は各方面からの圧力を受け、勤め先の報告に同意し、進展が見られました。師父は「今回の迫害の中で、実は最も害されているのは世の人々です」(『大ニューヨーク地区法会での説法』)と説かれました。宇宙の最も邪悪な生命はこの迫害を利用して世の人々の命を絶とうとしており、私はすべての衆生に慈悲の心をもって接し、真実を伝え、彼らを救わなければならないのです。私のたゆまぬ努力の下、すべてに変化が表れました。
私が真相を伝える範囲を広げていく中で、真相がわかった衆生は自ら私に電話をかけてきて、年金の回復を手伝ってくれる人もいました。ある日、私はある部門のリーダーに手紙と資料を送り届けに行った際、彼はちょうど不在でした。私は資料を玄関の隙間から滑り込ませ、帰宅後、彼に電話をかけました。自分の状況を簡単に話した後、 彼は、まず私の資料を見てから考えると言いました。
数日後、私は再び彼に電話しました。電話がうまく繋がらず、私は彼の官職は低くないと予想しました。彼からの折り返しの電話で、私はまだ進展がないことを伝え、「あなたの官職は高いでしょう。どうかお願いします!」と彼に頼み込みました。彼は「あなたが想像しているほど高くないよ。さっき勤め先の上司に電話して聞いた。すでに上の方に報告したらしい。また聞いてあげるよ」と言ってくれました。
数日後、もう一度彼に電話すると、出ませんでした。会議中だから後で連絡するというメッセージが返ってきました。私はやはり直接会って話した方がいいと思い、2回訪ねても彼は不在でした。そこで、私は手紙を書くことにしました。浅いところから深いところまで、師父の経文『なぜ人間は存在するのか』についての私の理解を含め、非常に詳しく書きました。この手紙を出して、メッセージを彼に伝えました。数日後、彼の部下から電話があり、年金の件の進展について聞かれました。彼は「私にどこで立ち止まっているのか、私のところに来て詳細を教えてくれ」と言いました。翌日、彼に会いに行きました。彼の話でわかったのは、私が訪ねた政府部門の幹部間はお互いよく知り合っているそうです。「うちのリーダーが彼らに話をしたら、済む話だ」と言われました。この出来事から、真相を伝えることが万能の鍵であることを実感し、衆生が率先して助けてくれることに感動しました。師父の按排に感謝しています。
衆生は真相がわかれば、自ら大法弟子を守ろうとします。そのうちの一人は課長で「自分の安全のために、もう手紙を書くのをやめたら? 本当にあなたのことが心配で、あなたを助けていることを分かっていますか」と言って来ました。私は「知っています。心配してくれて感謝しています」と言いました。彼女が「あなたの件はずいぶん進展があります」というと、私は「手紙と真相を伝えた結果です」と言いました。彼女は「いいえ、あなたが絶えず請願していて、彼らが恐れたのです」と言いました。真相資料には大きな慈悲なるエネルギーが含まれていて、邪悪を脅かしたのです。
この間、主人はいつも私を心配して、法輪功のことについてあまり書かせてくれませんでした。しかし、私の道がどんどん広がっていき、衆生が自ら電話をかけてきて、私を手伝ってくれたのを見て、彼も喜んで私をサポートしました。
しかし、政府はまだ年金の支給基準を検討しています。彼らに無茶をさせるわけには行かないと思い、同修に相談しました。年金は憲法、社会保障法、労働法、高齢者保護法などの法律に従って全額支給されるべきだ、という意見が出ました。そこで私は、人力資源と社会保障局の局長をはじめ、学校及び教育委員に、法令に従って年金を満額支給すること、年金額の増額分を補償することを手紙で伝えました。
私が年金を取り戻す過程で、衆生たちの態度はまちまちでした。各政府部門や多くの幹部の中には、私のために動いてくれる者もいれば、断るだけでなく悪口を言う者もいれば、真相がわかって三退する者もいます。要するに、最初のうちは大変でしたが、絶えず真相を伝える過程で、次々と扉が開かれ、衆生は自分たちを救ってくれる存在を待っていました。正念を持ち続け、師父のおっしゃる通りに行うべきです。問題に直面しても逃げようとせず、人心をなくさなければなりません。そうしなければ、これらの人心を持っていては何もできません。実際、それは人心をなくす過程で、自宅で修めてから行うことはできません、そのようなものではありません。難しいけれど、前に進まなければなりません。それが私の修煉の道であり、師父がすでに道を切り開いてくださったのですから、あとはやるだけです。
すべてが順風満帆というわけではなく、ポジティブなものであれネガティブなものであれ、私が出会う全ての衆生は私の修煉を助けてくれています。うまくいっていないときは、自我に執着していたり、怨恨心、顕示心、歓喜心などの人心が妨害しているからです。徹底的にそれらを取り除いていきます。「 修は己にありて、功は師にあり」(『轉法輪』)ということを深く悟りました。
師父のご恩に感謝いたします!
(完)