中国法会|市内の40以上の弁護士事務所を訪問して真相を伝えた(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年12月14日】(前文に続く)

 今回彼は同意した

 ある日、私は同修のBさん、Cさんと一緒に、丙区の弁護士事務所を訪ねました。そこで、50歳くらいの男性弁護士が私たちに挨拶しました。私たちが来意を説明した後、Bさんが上訴資料を取り出して「私たちは法輪功を修煉しています。私たちは上訴します。私たちにかけられた罪名は不当です」と言いました。弁護士は「法輪功が起訴された案件は、法律的な問題だけでなく、政治的な問題も絡んでいるので、難しい。すでに『邪教』と決めつけられている」と言いました。私は「誰が決めたのですか? 法律ですか? 個人ですか? 誰も関心を払わず、ただ荒唐無稽に存在しています(訳注:真実が隠蔽され、嘘がまかり通っている)」と言いました。弁護士は笑いました。

 私たちは「あなたは弁護士で、多くの刑事事件を担当してこられましたが、法輪功修煉者が関与した刑事事件はありましたか? ないですよね。いまや中国共産党(以下、中共)の腐敗はとどまるところを知らず、官僚の汚職額が数百億元に上ることはすでに常態になっています。腐敗は、中共が人間を非人間的に変える一つの側面にすぎません。他にも多くの側面があり、中共は人類を滅ぼすために存在しています。中共こそが、真の邪教です」と言いました。その弁護士は立場を表明しませんでしたが、代わりに「天安門焼身自殺事件は本当ですか? 動物を殺さずに肉を食べるにはどうすればいいですか?」と尋ねました。同修のBさんはその弁護士にでっちあげの「天安門焼身自殺事件」の真相と、殺生と肉食の関係について詳しく説明しました。その弁護士はBさんの説明を聞いて、私たちの上訴資料を見るのは後日にしよう、と言いました。私たちは先に弁護士事務所から去りました。

 数日後、私たちはまたその弁護士を訪ねました。彼は私たちを熱烈に迎え入れ、上訴資料を見た、と話し「あなたたちが自分の信仰を守ることは間違っていません。ご存知かもしれませんが、全国人民代表大会常務委員会は権力機関ですが、中共中央委員会に報告する必要があります。これが現実です」と言いました。私は「無力(訳注:何もできないと感じている)のようですね。人が治めないなら天が治めます。今こそ、天は共産党を滅ぼそうとしています。私たちは天意に従って行動しさえすれば、賢明になります。あなたは党員ですか?」と言いました。その弁護士は「部隊(訳注:少年先鋒隊)にいますけど、条件を満たすことができますか?」と言いました。私は「それを脱退して、この疫病から逃れれば、あなたは勝者です!」と言いました。今回はその弁護士は同意しました。弁護士事務所を離れる時、私たちはその弁護士に「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしいを覚えておけば、天から賜る幸福で平安が得られます!」と伝えました。

 父親が中共を脱退したことを小さな赤ちゃんが拍手で喜んだ

 ある日の午後2時半、私はBさんと甲区の弁護士事務所を訪れました。女性弁護士が私たちを座らせた後、すでに来ていた依頼人と事件について話し合っていました。私たち2人は、ソファーの上に数カ月の赤ちゃんが横になっているのを見ました。赤ちゃんは両足を一生懸命に蹴り、小さな頭を傾けて泣いていました。その姿はとても可愛かったのでした。Bさんが赤ちゃんの足首を引っ張り、彼女(訳注:赤ちゃん)をあやすと、彼女は泣き止みました。

 しばらくすると、2階の小部屋から男の人が降りてきました。女性弁護士は私たちを指差して「彼女たちがあなたを訪ねに来ました」と言いました。私たちは、彼らが夫婦であることに気づきました。Bさんは上訴資料を男性弁護士に渡しました。その時、女性弁護士と依頼人は出かけて行きました。男性弁護士は、横になっていた小さな女の子を抱き上げ、椅子に座らせました。女の子はとても素直で、泣きも叫びもしませんでした。そして、椅子に寄りかかって、おとなしくしていました。

 男性弁護士は、申立書(訳注:上訴資料)を開き、真剣な表情で見つめました。17、8ページにも及ぶ申立書を、その男性弁護士は長い時間かけて読んでいました。読み終わった後、その男性弁護士は私たちに「この案件は、私たちの省では誰も引き受けたがらない。私の家族に法輪功を修煉している親戚がいます。ですから、私は法輪功について知っています。ある信仰が社会や他人に害を及ぼさなければ、それは許されるべきです」と言いました。私は「あなたの認識は理性的です。中国の憲法は、国民に信仰の自由を明確に規定しています」と言いました。その男性弁護士はまた「共産党はそうは考えない。それは、その政権が脅されているかどうかを考えている」と言いました。私は「法輪功は、宇宙の真・善・忍の特性に基づいて修煉者を指導します。法輪功の修煉は、国にも人々にも百利あって一害もありません。これは紛れもない事実です。中共が国家機構(訳注:政府機関、行政組織、法律、軍事力など、国家全体を運営する仕組み)を利用して無力な法輪功修煉者を弾圧することは、天の理に反しています」と言いました。Bさんが続けて「私は法輪功を修煉し、真・善・忍を信じ、真相を人々に伝えたため、中共の裁判所によって冤罪で10年の実刑判決を受けました。私は10年間の牢獄生活を経てようやく帰ってきましたが、私は恨みも後悔もありません。人々は最も深く被害を受けています。なぜなら、彼らは真相を知らず、中共の嘘に惑わされているからです。私は、真・善・忍を修煉する者として、人々が無知のうちに業を作っているのを見ています。私は、人々に真相を伝える責任があり、それが私の使命です。現在、天災や人災が多くあります。特に今の疫病は、共産党員(共青団、少年先鋒隊)を淘汰するものです。善良な修煉者を迫害することは危険です。疫病には目があります。すべての修煉者には人を救う使命があり、身近な人々が危険を乗り越えることを願っています。これが法輪功修煉者の真の願いです」と言いました。

 その男性弁護士は「あなたたちは、挫折すればするほど勇敢に強くなる!」と言いました。Bさんは「真・善・忍は宇宙の真理であり、私たち一人一人が守るべきものです。中共は真・善・忍と敵対していますが、その持続力はどれくらいあるのでしょうか? 現在は天が中共を滅ぼそうとしており、三退すれば平安を保てます。あなたは三退しましたか?」と言いました。弁護士は、共青団と少年先鋒隊しか入っていない、と言いました。同修のBさんは「それでは、共青団と少年先鋒隊を脱退しましょう」と言いました。その男性弁護士は「はい!」と言いました。その男性弁護士が返事をすると、椅子に座っていた小さな女の子が突然拍手を始めました。彼女は、自分の父親が中共の組織から脱退したことを喜んでいました。私たちは皆、とても驚きました。Bさんは「では『雙喜』という仮名で、あなたのために脱退手続きをしましょう。あなたの娘さんも、あなたと一緒に喜んでくれるでしょう!」と言いました。その男性弁護士は喜んで同意しました。

 結び

 私たちは、人を救うことの緊迫さを深く認識していました。今年の初めから、私たち数人の同修は、市内の各区の40以上の事務所を訪問し、50~60人の弁護士と接触しました。私たちが弁護士に真相を伝えたことで、多くの弁護士は法輪功とは何か、そして法輪功修煉者が中共に迫害されている真相を理解するようになりました。さらに、多くの弁護士が「法輪功は中国で常に合法である。中共は法輪功を迫害するために法律にかこつけてきたが、24年間で法的根拠を一つも示すことができなかった」ということを明確に理解しました。同時に、弁護士は私たちとの交流を通じて、法輪功修煉者が善良で、平和的で、理性的な良い人たちであること、また法輪大法はすばらしく、真・善・忍はすばらしいことを認め、そのうち(訳注:弁護士たち)の多くの人が中共の組織から脱退しました。文章の長さに制限があるため、ここではいくつかの例だけを挙げました。

 ここまで書いて「大法弟子よ、皆さんは濁世に輝く金の光であり、世の人々の希望であり、師に手伝う大法徒であり、未来の法王なのです。精進しましょう、世の中の覚者たち、現在のすべては、未来の輝きとなります!」(『精進要旨三』「祝辞」)という師父の説法の一節が頭に浮かびました。今この瞬間、思わず涙があふれてきました。師父が弟子に与えてくださった機会に、心から感謝申し上げます。

 師父、今生に師父の弟子となったことは、私にとって最高の栄誉です! ありがとうございます、師父! 師父にお礼を申し上げます!

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/14/467909.html)
 
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