重慶市北碚区の朱敬容さん(77)が、起訴される
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 【明慧日本2023年12月22日】重慶市北碚(ほくばい)区公安局の警官は今年11月25日、同区に在住の法輪功学習者・朱敬容さんの家に行き、朱さんに濡れ衣を着せた書類にサインを強要した。朱さんは「あなたのために私はサインできません」と言った。警官は「サインしなくても、裁判所はあなたに判決を下すときは下すだろう」と脅迫した。

 朱さん(77)は、重慶市北碚区蔡家崗鎮の灯塔村に住んでいる。朱さんは幼い頃から体にでき物ができていて、黄色い汁がよく出ていた。成人になると心臓病、関節リウマチ、胃病などを患って不眠症になった。

 しかし、1998年12月、朱さんは幸運にも法輪功に出会い、学び始めた。朱さんは、法輪功の教え「真・善・忍」に従って何事も他人を優先に考え、トラブルに遭遇すると、自分の内心に向けて探すようになった。修煉して間もなく、朱さんの病気はすべて治った。

 法輪功を学んで健康になった朱さんは、今年6月5日、人々に法輪功を伝えたとして、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。

 6月7日午後4時、北碚区公安支局の警官6人とコミュニティの人員2人は、朱さんの自宅に行き、何の証明証の提示もないまま、家宅捜索を行った。彼らは、法輪功の関連書籍や法輪功創始者の写真、法輪功の文言が書かれた紙幣などの私財を押収したうえに、朱さんを蔡家派出所に連行し、尋問を行った。

 派出所で朱さんは警官らに法輪功の真実を伝えた。尋問後、警官は朱さんにサイン、拇印を強要したが、朱さんは拒否した。その後、警官は朱さんを北碚区中医病院に連れて行き、血圧測定をさせた。朱さんは血圧が200以上だったが、蔡家派出所に連れ戻され、手錠を一晩かけられ、食事も与えてくれなかった。

 翌日、朱さんは留置場に送られ、血圧が高すぎるとして、入所を断られた。6月8日午後5時、「保釈」で帰宅した。

 7月18日、朱さんは再度、北碚区蔡家派出所の警官に連行された。警官は繰り返し、朱さんに法輪功の資料と紙幣の出所を聞いたが、回答を得られなかった。警官は朱さんの家から押収した法輪功の書籍、紙幣などの写真を撮り、朱さんにサインを強要し、帰宅させた。

 その後、朱さんは起訴された。

 11月24日、警官は朱さんの夫に電話をかけ、朱さんが家にいるかと聞き、夫は、いると答えた。朱さんは電話を取り「何事ですか?」と聞くと、 警官は、案件の書類を裁判所に送るので、サインしに来なさい言った。朱さんは「夫が病気だから、そばを離れられません。家にきてください」と言った。

 翌日、警官らは来て、朱さんにサインを要求した。朱さんは「あなたたちのためにも、このサインはできません」と言って断った。

 しかし、警官はまったく聞く耳を持たず「サインしてもしなくても同じことだ。サインしなくても裁判所は判決を下すときは下すだろう」と言って、去っていったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/30/468787.html)
 
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