【明慧日本2023年12月27日】2022年10月、潜江市江漢油田の法輪功学習者(以下、学習者)・朱模成さんが連行された後、彼の家族はずっと朱模成さんの消息が分からなかった。今年8月まで、家族は捜索をする中で、朱模成さんが潜江市の公安、検察庁によって秘密裏に陥れられ、不当に4年間の刑と、1万5.000元(約30万円)の罰金を科され、范家台刑務所に拘禁されていることが分かった。判決状は家族には届いていないという。
善良な人が連行される
朱模成さん(51歳)は、もともと話をするのが得意ではなかったが、法輪功を学んだ後、法輪功の素晴らしさを心から理解できたので、生活、仕事、社会の中で「真・善・忍」の要求に忠実に従って、黙々と実行していた。父親が年を取ると、朱さんは父親の介護をして、やさしく接した。特に父親が病気になった時には心を尽くして面倒を見ていた。
2022年10月、「五七」市場で、朱さんは一般の人々に法輪功迫害の実態についての資料を配布したとして、悪者に密告され、潜江市向陽派出所の警官らに連行された。すぐに、朱さんは不当に家宅捜索を受け、警官によって法輪功の書籍、音楽プレーヤー、身分証明証、銀行カード、携帯電話、バイクなどが押収された。朱さんは不当に潜江留置場に収容された。その後、朱さんの家族には何の通知も届いておらず、潜江市向陽派出所、地元の検察庁と裁判所は秘密裏に朱さんを陥れようとして、その過程全てが違法に行われていた。
優れた息子が連行され、父親は悲しみの中で亡くなる
2022年10月の時点で、朱さんは依然として病気の父親の介護をしていた。朱さんが連行された後、父親は非常に寂しく、そして朱さんに非常に申し訳ないと言っていた。
朱さんの老父は言った。「模成が子供の頃、共産党は無謀なことをし、さまざまな運動を次々と行い、国民は生活に苦しんでいた。我が家の状態は非常に悪く、子供が多かったので、親は毎日金策に走り、子供が親の言うとおりにしないと怒っていた」
朱さんの父親は話を続けた。「今では、自分も年をとり、病気になったが、朱模成は以前のことを気にせず、苦労を厭わずに心を尽くして世話をしてくれた。特に私が衣服やベッドに汚物をつけた時も、彼は一言も不平を言わず、すべてをきれいに片付けてくれた。私は初めて、息子が法輪功を学んだ後、こんなに孝行息子になったことに気づいた」
したがって、病床で横たわる老父は、善良な息子が連行されて行方不明になったことに、心の痛みと寂しさを感じていた。老父は、息子の介護を必要としているが、できないままに、深い後悔を抱えて、この世を去った。
潜江市の公安検察庁は秘密裏に操作し、朱模成さんは冤罪で4年間の刑を言い渡された
今年8月まで、朱さんの家族は向陽派出所に向かい、朱さんの消息を尋ねた。向陽派出所の警官は、朱さんはすでに4年間の(非法な)刑を宣告され、沙洋范家台刑務所に送られたと家族に伝えた。家族は判決書を見せてもらおうとしたが、警察は「判決状は私たちにも届いていない」と言った。
後で、家族は范家台刑務所に急いで行き、朱さんが潜江市裁判所によって不当に懲役4年を言い渡されたことを知った。朱さんは判決を不服とし、仙桃市中級裁判所に控訴したが、却下されて原判を維持され、1万5.000元の罰金を科され、朱さんの銀行口座から直接引き落とされた。
さらに、潜江市の公安、検察庁、裁判所および仙桃市中級裁判所による朱さんへの迫害の全容について、家族は一切何も知らない状況だった。
中共(中国共産党)の各レベルの不法な関係者は、学習者を残酷に迫害し、生命を軽んじ、警察は違法な連行と強盗を行い、検察庁と裁判所は有罪の証拠をでっち上げ、陰謀を企て、多くの学習者と家族に深刻な被害を与えている。そして、これは国家と人民に巨大な災厄をもたらしている。
法輪功の修煉は家庭と社会に幸福をもたらし、合法であるだけでなく、称賛されるべきである。学習者たちが正信を守り、迫害の真実を説明し続けることは、公正な報いを求める被害者としてだけでなく、社会正義を維持し、社会の厳粛な良心を守るためでもあり、憲法と法によって保護されるべきである。将来の法の明るい時代において、学習者を迫害したすべての関係者は、将来、正義の法廷での審判と終身の責任を追われるだろう。