【明慧日本2023年12月27日】アイルランドの法輪功学習者(以下、学習者)は、クリスマスを控えた12月16日に首都ダブリンを訪れ、地元の人々と世界各国からの観光客に法輪功を紹介し、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の実態、学習者を対象とした臓器狩りについて伝えた。
穏やかな功法の実演や、迫害について伝えるパネルが人々の目を引き、迫害の真実を知ろうとする人が後を絶たなかった。多くの人は学習者からの説明を受けて迫害を非難し、反迫害を支持する署名をした。学習者と共に、迫害を止めようと自ら人々に呼びかける人もいた。
反迫害の請願書に署名する人々 |
郡議員 アイルランド当局に反迫害を呼びかけ
学習者のブース前を通りかかったウェックスフォード郡のジム・コッド議員は妻と反迫害を支持し、「私たちは法輪功の人々の境遇に深く同情し、アイルランド当局に学習者が受けた迫害に反対するよう呼びかけます」と表明した。
反迫害を支持するコッド夫妻 |
コッド議員の選挙区であるウェックスフォードでは、アイルランド政府に欧州委員会の『臓器売買禁止条約』を早急に批准し、国境を越えた違法臓器取引を阻止するよう求める決議案が可決された。同議員はこの可決を喜び、同時にアイルランド政府には、中共に学習者を対象とした臓器狩りという犯罪を直ちに停止し、不法に収監された学習者全員を釈放するよう呼びかけるとした。
地元の人々も迫害を非難
スーザンさんとブライアンさん夫妻は反迫害を支持する署名をした後、二人が初めて学習者から法輪功迫害の実態を聞いたのは約20年前だったと語った。「法輪功を迫害するべきではありません」とブライアンさん。妻のスーザンさんも賛同し、中共による学習者への臓器狩りという迫害を説明するパネルを指差しながら「このようなことがあってはなりません」と述べた。
スーザンさん (左) と夫のブライアンさん |
反迫害を支持する署名をした理由についてブレンダさんは「学習者の方々が酷い扱いを受けているからです」と答え、「このような穏やかで、優美な古い功法については、どのような方法であれ、私たちは自分の立場を表明しなければなりません」と語った。
反迫害を支持するブレンダさん |
署名活動を手伝った観光客
反迫害を支持したのは地元市民だけではなく、ヨーロッパやアフリカ等からの観光客も支持した。エジプトから訪れていたメナールさんとザーラさんは、法輪功について初めて聞いたという。彼女たちは、中共が法輪功の迫害を停止するよう願って署名した。2人は、明慧ネットを通じて中国の学習者を「皆さんは一人で耐えているわけではありません」と励ましたいと語った。
エジプト人観光客のメナールさん(左) とザーラさん |
イタリアから訪れていたミランダさんは、学習者のブース前を通り過ぎる際、人々の前で静かに坐禅する学習者を目にした。「私は魅了されました。本当に美しいです」とミランダさん。功法を実演する学習者に近づくと、学習者がエネルギーに浸っているのを感じたという。
ミランダさんは迫害の実態を伝えるパネルを読んだ。そして法輪功を修煉し、真・善・忍の原則を堅持したために中国の学習者が中共から拷問を受け、臓器狩りの対象となることに驚いた。彼女の夫のヘラルドさんも、中共の臓器狩りについて理解した。ミランダさんは、迫害を止めるよう署名した。
ミランダさんと夫のヘラルドさん |
署名後、ミランダさんは自ら隣にいた女性に署名について説明した。そしてこの女性が去った後も、ミランダさんは人々に署名を促した。ミランダさんは、もし人々が本当にこの迫害を知れば、それを止めるよう協力してくれるだろうと考えていた。「人々が自分の内面を見つめ、自分の心を感じることができれば、何が正しいか分かるようになるでしょう。これは、誰もが持つ直感なのです」
反迫害を支持するフランス語教師のマリー・オディールさん |